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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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鳥居観音(埼玉)・壮大すぎる仏ワールド(2)

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ここまで来たら、救世大観音像まではあと少し。
朱色の落ち葉が敷きつめられた山道をぐいぐい登っていきます。

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着いたーーーっ!!!
山門から歩くこと約40分、ついに観音像へ辿り着きました。
こちらの救世大観音像、像高はなんと23mもあるそうです。

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下から見上げると、宝冠や装飾具等がとても緻密に造られていることがわかります。
これだけの規模の伽藍や仏像を、たった一代で作り上げた平沼彌太郎氏の苦労は、並々ならぬものだったに違いありません。

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中には極彩色のお不動様、両脇に二童子が安置されていました。

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その向かいにいらっしゃったのは吉祥天様。
おそらく有名な奈良・浄瑠璃寺の尊像がモデルになっているのでしょう。
お寺の方のお話によると、これらの仏像は平沼彌太郎氏が自ら造像にあたったとのこと。
見事な腕前ですね。

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下山時は少し近道をして、アスファルトで舗装されたルートを通りました。
こちらも見事な紅葉でしたが、個人的にはやはり、色々なお堂や仏像を拝観できる山道でのルートがおススメです。

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参拝時間を含め、往復で約1時間半。
想像以上に盛りだくさんで、思い出深い参拝となりました。

2017.11.18
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鳥居観音(埼玉)・壮大すぎる仏ワールド(1)

先日、埼玉県のお寺巡りをしてきました。
まず最初に向かったのは飯能市の鳥居観音です。

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カーナビでお寺まで向かっていると、小高い丘の上に巨大な観音像が建っているのが見えてきました。

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山門に辿り着いてビックリ!
看板の案内によると、ここから巨大仏までは車で5分、徒歩だと何と40分もかかるとのこと。

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(⇒鳥居観音HPより)

どうやら小高い丘まるごとがお寺の境内になっているようです。
当初、拝観に1時間くらいを見積もっていたのですが、これでは到底足りません。
せっかくここまで来たのだからと、その後の予定を変更して徒歩で参拝することにしました。

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まずは本堂でお参りです。

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中には極彩色の観音像がずらりと並んでいました。
お寺の方のお話によると、なんとこれらの像は創建者の平沼彌太郎氏が自ら造像にあたったそうです。
平沼氏は埼玉銀行頭取として活躍した名士で、参議院議員を務めた政治家でもありました。

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鳥居観音には県の文化財に指定されている阿弥陀如来像が安置されており、当初の主な目的はその如来像を拝観することにあったのですが、残念ながらこのときは宝物館が閉館していたため、拝観は叶いませんでした。
がっかりしたものの、ちょうど境内は紅葉の盛りを迎えていたため、美しい景色を楽しみながら歩きました。

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しばらく歩くと仁王門が見えてきました。

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中にいらっしゃったのは迫力ある仁王様たちです。
なぜか吽形にだけガラスがはめ込まれています。
もともと阿形にもガラス板があったのが壊れてしまっただけかもしれません。
正直、巨大仏メインの珍スポットなんでしょ?と最初は思っていたのですが、建物も仏像も本格的で、創建した平沼氏の財力や情熱がひしひしと伝わってきました。

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入口から20~30分歩いたところで、平和観音像に辿り着きました。
なんと地球の上に観音様がすくっと立っておられます。

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階段を登って周囲を見渡してみると、紅葉で赤く色づいた山のあちこちに、観音像や塔が点在していました。
まさに御仏のおわす浄土がこの奥武蔵の地に現出したかのような壮大さです。

(つづく)
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長谷寺(群馬)・鎌倉期の十一面観音

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坂東三十三箇所の第15番札所として有名な、高崎市の長谷寺に参拝しました。

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長谷寺の創建について詳しい記録は残っていませんが、古くから修験道のお寺として信仰を集めていたそうです。
お寺の山号が白岩山ということからも、修験道とのつながりがわかります。

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本尊は十一面観音立像で、平安時代の作。
秘仏のため厨子が閉じられていますが、同じく県の文化財に指定されている前立像は普段から拝観することができます。

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前立像の像高は185cmで、寄木造。
鎌倉期の作と推定されています。
きりりとした表情と、バランスの良い体躯がとても美しい観音様です。

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堂内の端には、白い岩に坐った役行者の像が安置されていました。
前鬼・後鬼がこんなに高い位置に坐っているのは珍しいですよね。
なんだかとても仲が良さそうです。

2017.11.5

満行寺(群馬)・鎌倉期の神像群

妙義神社を参拝した後は、安中市の満行寺へ向かいました。

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満行寺は榛名神社の別当寺として栄えたお寺で、鎌倉期の仏像や神像が多数伝えられていることで知られています。
事前にお願いをして、本堂を拝観させていただきました。

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お堂の中央に安置されていたのが、こちらのお地蔵様。
一木造で、像高はおそらく1m強くらいでしょうか。
古様な印象を受けますが、藤原期の手法で鎌倉期に造像されたと考えられているそうです。

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体のあちこちに金箔が残っているため、造像当初は全身が金箔で覆われていたのでしょう。
お顔はふっくらとして、穏やかな表情をなさっています。

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そしてご本尊の横に安置されていたのが、こちらの神像群です。

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像高は40cm~70cmくらいで、いずれも一木造。
造像はご本尊とほぼ同じ、鎌倉期頃と推定されています。

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珍しい童形立像です。
記憶にある限りでは、このような幼い子供の神像を拝観したのは初めてのように思います。

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お寺の方のお話によると、かつて神像群はすぐそばにあるこちらの榛名神社で祀られていたそうです。

2017.11.5
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妙義神社(群馬)・山岳信仰の聖地

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赤城山、榛名山と共に、上毛三山のひとつに数えられる妙義山。
不思議な形状の岩が点在していることから日本三大奇景のひとつとしても知られ、国の名勝に指定されています。

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妙義神社はその妙義山の麓に位置する古社で、創建は宣化天皇2年(537年)と伝えられており、山岳信仰の聖地として篤い信仰を集めてきました。

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鳥居をくぐると、まるで妙義山の懐に入っていくように、長くて急な石段が続きます。
ちょうど紅葉の時期だけあって、境内は沢山の参拝者や登山者で賑わっていました。

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やがて朱色の門が見えてきました。

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中にいらっしゃったのは、真っ赤な仁王様たちでした。
おそらくかつての神仏習合の名残りなのでしょう。

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奥へ進むにしたがって石段はより急勾配になり、想像以上のきつさに息が上がりました。

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やっとのことで階段を上りきったところには、極彩色の壮麗な社殿が建っていました。

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こちらは18世紀に建てられた本殿で、国の重要文化財に指定されています。

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随所に精緻な彫刻が施されており、まるで日光東照宮の社殿のようです。
これらの建物は江戸から招かれた大工や彫物師によって、当時最高峰の技術の粋を集めて造立され、宝暦六年(1756)に完成しました。

2017.11.5

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Author:ちー
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