木喰五智館(宮崎)・日本最大の木喰仏

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西都市にある木喰五智館は、日向国分寺址に建てられた施設で、江戸時代に仏師として活躍した僧・木喰が造った五智如来像が安置されています。
全国を遊行して仏像を造り続けた木喰は、1788年から1797年までの9年間、日向国分寺の住職として滞在しました。
ところが住職となって3年後の1791年、お寺は火災に遭い、舎殿や五智如来像が焼失してしまいました。
木喰は翌年から伽藍の再興に着手し、新たに五智如来像を造像、それが木喰五智館に伝わっている尊像なのだそうです。

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中に入ると、五体の如来様たちがずらり。
想像以上の大きさに息を飲みます。

IMGP3231.jpg 大日如来坐像

像高は多少ばらつきがありますが、台座を含めると2.6~3.1メートル程。
木喰作の仏像では日本最大なのだとか。
国分寺復興にかけた木喰の情熱が伝わってきます。

IMGP3218.jpg 釈迦如来坐像

造像当時はいずれも赤・黒・紫・緑などの彩色が施されていたそうですが、現在では頭髪などにわずかに色が残っているのを確認できるのみです。

IMGP3241.jpg 薬師如来坐像

如来様たちは個性的で親しみやすいお顔立ちで、木喰仏らしい、大らかな魅力にあふれています。

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木喰五智館のまわりは国分寺址として広場になっており、ちょうど夕方ということもあって、楽しそうに遊ぶ子供たちで賑わっていました。

2016.7.28
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天野岩戸神社(宮崎)・神話の岩窟

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高千穂峡からレンタカーを走らせていると、美しい田園風景が見えてきました。
真夏の日差しを受け、鮮やかな緑の稲が輝いています。

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高千穂町の天野岩戸神社は、天岩戸と伝わる岩窟をご神体とする神社です。

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天岩戸は、日本神話に登場する天照大神が引き篭ったという洞窟。
こちらの西本宮では、その天岩戸とされる洞窟を遥拝することができます。
遥拝所から洞窟までは数百メートルあり、詳細はわかりませんでしたが、宮司の方から教えていただいた方向を拝すると、おぼろげながら洞窟の場所を確認できました。
洞窟の付近は特別な神域とされているため、滅多に人が近寄ることはないそうです。

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西本宮から10分ほど歩き、天安河原へ。

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河原のすぐ横には大きな洞窟があり、小さな鳥居が建てられていました。
天照大神が天岩戸へお籠りになった際、八百万の神々が集まり、この場所で相談したのだと伝えられています。

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2016.7.29

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高千穂神社(宮崎)・日本神話の舞台

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龍泉寺参拝の後は、同じ高千穂町にある高千穂神社へ。
高千穂神社は垂仁天皇の御代に創建されたと伝わる古社で、高千穂十八郷八十八社の総社として広く信仰を集めてきました。

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1778年に建立された本殿は、国の重要文化財に指定されています。
建物の前には、鮮やかな緑色をした、大きな茅の輪が置かれていました。

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こちらは神社から車で10分ほどのところにある高千穂峡です。

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左側に写っているのが、日本の滝百選の一つにも選ばれている真名井の滝。
天孫降臨の際、この地には水がなかったため、天村雲命という神様が「天真名井」と呼ばれる水種をお移しになりました。
その天真名井から湧き出る水が、こうして滝となって流れ落ちているのだと伝えられています。

2016.7.28

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龍泉寺(宮崎)・平安期の地蔵菩薩

去年の夏、宮崎県の寺社仏閣巡りをしてきました。

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まず最初に参拝したのは高千穂町の龍泉寺です。

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龍泉寺は平安時代の創建とされる古刹で、戦火等により堂宇は何度も焼失してしまいましたが、貴重な寺宝のいくつかは現在まで大切に守り伝えられています。

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こちらは千手観音坐像。
像高57.5cmで檜の寄木造。
宋風様式が顕著ですが、衣文の表現などに形式化が見られることから、造像は南北朝期頃と推定されているそうです。
その作風から京仏師の院派によって造像された可能性も指摘されています。

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お寺から少し離れたところに地蔵堂があると教えていただき、そちらもお参りすることに。
周辺には長閑な田園風景が広がっていました。
かつて龍泉寺は七堂伽藍を有する大寺院であったといいますから、おそらくこの辺り一帯がお寺の境内だったのでしょう。

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やがて見事な巨木の横にお堂が建っているのが見えてきました。
このアカマツの木はなんと高さが25mもあり、樹齢は200年と推定されているそうです。

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お堂の中には大きなお地蔵様がいらっしゃいました。

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像高153.5cm、檜の一木造。
平安末期の作ですが、後世の鮮やかな彩色が施されています。
衣文の彫り方等に地方色が強いことから、大分県宇佐・国東地方の仏師によって造像されたと考えられているそうです。
長い弧を描く眉、はっきりとした目鼻立ちが個性的な、おおらかで親しみやすいお地蔵様です。
お堂の外からお地蔵様をじっと見つめていると、強烈な真夏の日差しが照りつけてきました。
慌ててアカマツの大木の木陰に入り、周辺の田園風景を眺めながら一休み。
穏やかで、とても贅沢な時間でした。

2016.7.28

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珪素神宮(千葉)・不思議なお魚の神社

千葉県銚子市にとてもユニークな神社があると聞き、はるばる犬吠埼まで行ってきました。

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犬吠埼灯台から程近い、小高い丘を車でうねうねと登って行くと、やがて鬱蒼と茂る木々の間に赤い鳥居が見えてきました。

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車を停め、歩いて奥へと進むと…

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巨大なお魚が鳥居の上にっ!!

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なんと鳥居の笠木や貫が、サンマやイワシ、鯛になっているではありませんか。
日本有数の漁獲高を誇る漁港がある、銚子ならではの神社と言えましょう。
しかも瞳がめちゃラブリー
ちょうどこの日は晴天、鮮やかな赤い鳥居と青空のコントラストが美しく、非常にフォトジェニックな光景でした。

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少し離れた場所には黄金の鳥居が建っており、陽の光を受けてキラキラ輝いています。
記憶にある限りでは、黄金の鳥居を見たのは初めてかも?

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高台にある神社からは、雄大な太平洋が一望できました。

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珪素神宮の珪素とはシリコンのことのようなのですが、なぜこの名前がついたのか、はっきりした理由はわかりませんでした。
境内にあった看板によると、この神社は地元の名士によって建てられたもので、現在も増築を続けているようです。
なんと日本のサグラダ・ファミリアを目指しているとのこと。
今後も目が離せません。

2016.6.26

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