宇都宮二荒山神社(栃木)・下野国の一宮

変換~P1050218

レンタサイクルで宇都宮市街地を走っていると、大通り沿いに巨大な鳥居が見えてきました。
下野国一宮である、宇都宮二荒山神社です。

変換~P1050223

鳥居をくぐると長い長い階段が続いています。
息を切らせて登り、ふと後ろを振り返ってみると…

変換~P1050224

鳥居の向うに、パルコなどの商業施設が建ち並ぶ、どこか不思議な光景が広がっていました。
宇都宮は二荒山神社当社の門前町として発展してきた街なのです。

変換~P1050232

祭神である豊城入彦命は武勇に秀でた神として知られることから、歴代の武将たちから篤い信仰を集め、源氏や徳川家からも寄進を受けたと言われています。
現在の社殿は明治10年(1877年)に再建されたものですが、神社の歴史、風格を感じさせる立派な建物でした。

変換~P1050308

この日の旅程を全て終え、駅周辺でひと休み。
そう、宇都宮と言えば、この食べ物ですよね♪

2015.3.14
スポンサーサイト

テーマ : 神社・仏閣巡り - ジャンル : 旅行

一向寺(栃木)・汗かき阿弥陀

大谷寺参拝の後、バスで宇都宮駅へと戻り、駅近くでレンタサイクルを借りました。

変換~P1050149

市街地を走り抜けると、やがて住宅街の多いエリアへ入ってゆきます。

変換~P1050150

こちらは宇都宮市の一向寺。
鎌倉時代の御家人・宇都宮景綱によって創建されたと伝わる、宇都宮屈指の古刹です。

変換~P1050153

こちらのお寺で特に有名なのが、汗かき阿弥陀と呼ばれる阿弥陀様。
普段はこちらの収蔵庫に安置されていますが、土日などのお休みの日だけ特別に公開されます。

変換~P1050157

銅造で像高32.1cm。
1405年造立の銘が残っています。
もとは宇都宮氏の菩提寺であった長楽寺の本尊でしたが、明治期になって一向寺へと移されたそうです。
この阿弥陀様は、国家の危機の際には汗をかいて知らせるという不思議な伝承があり、そのことから「汗かき阿弥陀」と呼ばれて篤い信仰を集めてきました。

変換~P1050208

特に印象的だったのは、体中にびっしりと刻まれた夥しい数の文字でした。
そこには発起人や願主、345人もの結縁者の名前が千文字以上にわたって刻まれているそうです。
多くの人々がこの阿弥陀様に極楽往生の願いをかけていたことがわかります。

変換~P1050181

銅造ながらも螺髪はきめ細かく、お顔立ちも端正で、その優れた像容にとても驚きました。

2015.3.15

テーマ : 神社・仏閣巡り - ジャンル : 旅行

大谷寺(栃木)・岸壁の千手観音

先日、かねてからの念願だった栃木県・宇都宮市のお寺巡りをしてきました。

変換~P1050023

早朝の電車を乗り継ぎ、地元から3時間ほどかけてJR宇都宮駅へ。

変換~P1050028

日本一の餃子の街だけあって、駅前には沢山の餃子店が軒を連ねていました。
宇都宮駅前からバスに乗り換え、大谷方面へと向かいます。

変換~P1050036

30分ほどで大谷観音前のバス停に到着。
しばらく歩いて行くと、赤い仁王門が見えてきました。
坂東三十三箇所第19番札所・大谷寺です。
参拝受付を済ませ、中に足を踏み入れてみると…

変換~P1050067

まるで建物が岩に飲み込まれているようです。
宇都宮市の大谷町付近は、建材として重用される大谷石の採石場として有名で、大谷寺の堂宇も大谷石の岸壁に張り付くようにして建てられています。
そしてこちらの御本尊は磨崖仏の千手観音立像。
中に入ってみると、お堂の奥は岩壁がむき出しになっており、そこに巨大な観音像が浮かび上がっていました。
像高389cm、藤原時代の作と推定されています。
現在はほとんど剥がれ落ちてしまっていますが、かつては全身が金箔で覆われていたそうです。

本尊の脇にある壁面には、阿弥陀三尊、釈迦三尊なども彫られていました。
それぞれ造像年代は少しずつ異なり、藤原時代から鎌倉時代にかけて徐々に彫られていったと考えられています。

変換~P1050087

参拝を終えた後は、お寺の周りをぶらりと散策。
採石場跡に、大きな大きな大谷石の観音様がいらっしゃいました。
その名も大谷平和観音、像高はなんと26.93mもあります。
昭和23年(1948年)から6年かけて彫られたそうです。

bMniY3SOMsXPQUA1427720750_1427720815.png

こちらは大谷石をくり抜いて彫られた車庫です。
その他にも、岸壁には民家の倉庫なども造られており、大谷石と共に歩んできたこの土地の人々の文化を感じました。

2015.3.14

テーマ : 神社・仏閣巡り - ジャンル : 旅行

中禅寺(栃木)・湖のほとりの立木観音

日光から路線バスを使って中禅寺へ。
道が渋滞していたため、一時間ほどかかって中禅寺湖へ着き、そこからさらにバスを乗り換えて中禅寺へ向かいました。



湖の向こうに堂々とそびえるのは男体山。
山頂を雲が覆っていますが、それでも雄大な美しさが十分伝わります。



やがて中禅寺の山門が見えてきました。
中禅寺の創建は平安時代まで遡り、元々は二荒山神社の神宮寺として繁栄を極めていたそうです。
坂東三十三観音霊場の第18番札所でもあり、本尊の千手観音は、立木観音と呼ばれて名を馳せています。



立木観音。
その言葉を知って以来、ずっとその不思議な響きに魅せられてきました。
立木観音とは、根を張った立木に彫って造られた観音像、もしくはそのような伝承をもつ観音像のことです。
立木に彫ることで、木の霊性がよりいっそう像に宿ると信じられていたのでしょう。

高まる期待に胸を膨らませて堂内に足を踏み入れると…。

大きな大きな千手観音様がそこにはいらっしゃいました。
(坂東三十三観音HPに写真が載っています)
像高535cmで藤原時代の作。
お顔はおっとりとして、体躯には抑揚がなく、まさに一本の巨木がここで根を下ろしているかのようです。
自然そのもののような大らかさを持つ観音様。
しばらくの間ぼうっと佇みながら、この素晴らしい尊像と同じ空間にいられる喜びをじっくり味わっていました。



数百年前は今よりもっと山深く、住む人もまばらであったろうこの土地に、霊験あらたかな観音像が祀られ、篤い信仰を集めてきた…。
そのことがひしひしと感じられ、なんとも言えない思いに包まれました。
男体山の雄大な美しさにも重ね合わせられるような立木観音。
この観音様を拝すると、木や自然というものに、昔の人々がいかに深い崇敬の念を抱いていたかが実感できます。



境内にあった可愛らしい灯籠。
鬼が灯りを一生懸命支えています。
見ていると微笑ましくなりました。

2010.8.22

日光東照宮(栃木)・日光のシンボル

そしてかの有名な日光東照宮へ向かいました。



今までに幾度となくテレビや雑誌で見てきた光景。
陽明門です。
やはり写真で見るのと実際に見るのとでは迫力が全く違います。



こちらは重要文化財の神厩舎、いわゆる馬小屋です。
ちゃんと本物のお馬さんも中にいらっしゃいました。



おお!
見ざる言わざる聞かざるの三猿です。
眠り猫と並ぶ日光屈指の有名人(?)。
こんなところにいらっしゃったんですね。
なんでも猿は馬を守護するという言い伝えがあるため、馬小屋に猿が彫られているのだそうです。



とにかく想像以上の絢爛豪華さに目を見張るばかり。
徳川家が威信をかけて造立したことが実感できます。

そして奥社入口へ。
こちらにはかの有名な眠り猫があるということで、期待に胸を膨らませながら進んでみると…。

あれ?



ち、小さい!
予想以上の小ささに拍子抜け…。
こんなに小さくて可愛らしい猫が東照宮屈指の有名人(猫?)だなんて。
なんだかとても不思議な気分でした。

2010.8.22