仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Category [静岡 ] 記事一覧

智満寺(静岡)・千手観音御開帳

昨年の7月下旬、島田市にある智満寺の本尊・千手観立像の御開帳に行ってきました。かねてからずっと拝観したいと思い続けていましたが、基本的には60年に一度の開帳だと聞き、半ば諦めかけていました。ところが特別開帳があることを偶然ネットで知って大興奮。期待に胸を膨らませて島田市まで行ってきました。新宿から高速バスで静岡駅へ。そこからは静岡在住のお友達の車に乗せていただき、お寺へと向かいました。千葉山の麓から...

南禅寺(静岡)・伊豆最古の仏像群

数年ぶりに河津町の南禅寺を訪ねました。南禅寺は私が伊豆で最も好きなお寺の一つで、伊豆最古の仏像群が伝えられていることで知られています。事前にお願いをして、堂内を拝観させていただきました(※現在、仏像群は宝物館に安置)。中央が薬師如来坐像、向かって左が地蔵菩薩立像、右が十一面観音立像。中尊の薬師様は像高1.18m、クスの一木造。どっしりとした体躯、翻波式の衣文などから平安前期の作と推定されています。特に...

善光庵(静岡)・一木の十一面観音

南伊豆の河津町は北を天城山、東を相模灘に囲まれた、緑と水の恵み豊かな土地です。街を流れる河津川の流域は河津桜の名所として知られ、見ごろを迎える早春には多くの観光客で賑わいます。善光庵が位置するのは河津川から程近い、下峰という集落にある丘の中腹です。お堂の中には美しい平安期の十一面観音像が今も守り伝えられていました。ほぼ等身大で檜の一木造。平安中期の作と推定されています。少し四角く張った頬、むっちり...

新光明寺(静岡)・快慶の阿弥陀如来

宝台院から歩いて新光明寺別院へ向かいました。静岡駅から数分程のはずですが、なかなか場所がわかりません。電話で道を伺ったところ、なんとお寺はとても近代的なビルの中にありました。寺伝によると、新光明寺は創建を鎌倉時代にまで遡るという古刹です。ご本尊は鎌倉時代の有名な仏師・快慶の作と伝えられている阿弥陀如来。宝台院の阿弥陀様と比べると、男性的で意思の強そうなお顔です。光背は近年になって造られたものだそう...

宝台院・徳川家の阿弥陀如来

静岡県静岡市。かつて駿府城が築かれ、江戸の大都市として繁栄した街です。徳川家康は今川家の人質時代をこの地で過ごし、隠居後に再び戻ってきて、幕府の政治の実権を握っていました。宝台院はJR静岡駅から歩いて10分ほどのところにあります。1940年の大火で焼失してしまったため、現在のお堂はコンクリート製の近代的な建物です。拝観のお願いをしてお堂へ入れていただくと…。美しい阿弥陀様がいらっしゃいました。像高99.5c...

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