仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Category [大分 ] 記事一覧

永興寺(大分)・水のまちの観音像

大分自動車道をさらに進み、日田市へ向かいました。日田は周囲を山に囲まれた盆地であり、多くの河川が流れ込んで水郷を形成している、水の恵み豊かな土地。かつてこのあたりには、日田大蔵氏の居城、鷹城があったそうです。日田郡司職に代々就いた日田大蔵氏は、11世紀末から室町期までの約360年間にわたり、日田の支配者として君臨した土豪でした。永興寺は、その日田大蔵氏の氏寺であったと伝えられる古刹です。仏像はこちらの...

瑞巌寺磨崖仏(大分)・焼け残った不動明王

大分市内から大分自動車道を通って日田方面へ。途中の九重ICで降り、九重町にある瑞巌寺磨崖仏を参拝しました。雨が降りしきり、遠くの山々が靄でかすんで見えます。磨崖仏の周りは屋根で覆われており、綺麗な花が飾られていました。今も大切に守られているのですね。岩壁には不動明王を中心に、二童子、増長天、多聞天が彫られています。制作年代は鎌倉時代とも室町時代とも推定されていますが、はっきりしたことはわかっていま...

大山寺(大分)・最古の普賢延命菩薩

金剛宝戒寺を出発し、同じ大分市内にある大山寺へ。こちらのお寺には平安時代の普賢菩薩坐像が安置されているということで、拝観のお願いをして収蔵庫に入れていただきました。像高87.7cmで10世紀頃の作。かつては豊後国一宮である柞原八幡宮境内普賢堂の本尊でしたが、明治時代の神仏分離の際、この大山寺で祀られるようになりました。正式な尊名を普賢延命菩薩といい、除災、長寿などを祈念する修法「普賢延命法」の本尊として...

金剛宝戒寺(大分)・丈六の大日如来

大分県大分市は、古くから豊後国の中心として栄え、中世には大友氏の城下町として発展した町です。その大分市にある金剛宝戒寺を参拝してきました。こちらの大日堂には、九州最大クラスの大きさを誇る大日如来坐像が安置されています。像高なんと303.8cm。珍しい胎蔵界の大日様です。1318年に大仏師・康俊によって造られました。若々しく張りのある体躯、意思の強そうなお顔。首が痛くなるほど見上げながら、その堂々としたお姿を...

天念寺(大分)・川中不動

この日のラストは豊後高田市の天念寺。他の六郷満山の寺院と同じく、718年に仁聞菩薩によって創建されたと伝えられる古刹です。川沿いにお堂があり、その中にいらっしゃったのは…。素朴で優しげな御仏たちでした。お堂は綺麗に整理されていて、今も地元の方に大切に守られているということがよく伝わってきます。堂内に入ると自動的にテープレコーダーが動き出す仕組みになっており、お寺や仏像の説明を聞きながら、しばらく座りこ...

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