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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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長谷寺(群馬)・鎌倉期の十一面観音 2018-09-10-Mon

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坂東三十三箇所の第15番札所として有名な、高崎市の長谷寺に参拝しました。

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長谷寺の創建について詳しい記録は残っていませんが、古くから修験道のお寺として信仰を集めていたそうです。
お寺の山号が白岩山ということからも、修験道とのつながりがわかります。

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本尊は十一面観音立像で、平安時代の作。
秘仏のため厨子が閉じられていますが、同じく県の文化財に指定されている前立像は普段から拝観することができます。

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前立像の像高は185cmで、寄木造。
鎌倉期の作と推定されています。
きりりとした表情と、バランスの良い体躯がとても美しい観音様です。

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堂内の端には、白い岩に坐った役行者の像が安置されていました。
前鬼・後鬼がこんなに高い位置に坐っているのは珍しいですよね。
なんだかとても仲が良さそうです。

2017.11.5

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満行寺(群馬)・鎌倉期の神像群 2018-09-02-Sun

妙義神社を参拝した後は、安中市の満行寺へ向かいました。

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満行寺は榛名神社の別当寺として栄えたお寺で、鎌倉期の仏像や神像が多数伝えられていることで知られています。
事前にお願いをして、本堂を拝観させていただきました。

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お堂の中央に安置されていたのが、こちらのお地蔵様。
一木造で、像高はおそらく1m強くらいでしょうか。
古様な印象を受けますが、藤原期の手法で鎌倉期に造像されたと考えられているそうです。

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体のあちこちに金箔が残っているため、造像当初は全身が金箔で覆われていたのでしょう。
お顔はふっくらとして、穏やかな表情をなさっています。

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そしてご本尊の横に安置されていたのが、こちらの神像群です。

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像高は40cm~70cmくらいで、いずれも一木造。
造像はご本尊とほぼ同じ、鎌倉期頃と推定されています。

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珍しい童形立像です。
記憶にある限りでは、このような幼い子供の神像を拝観したのは初めてのように思います。

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お寺の方のお話によると、かつて神像群はすぐそばにあるこちらの榛名神社で祀られていたそうです。

2017.11.5

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妙義神社(群馬)・山岳信仰の聖地 2018-08-19-Sun

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赤城山、榛名山と共に、上毛三山のひとつに数えられる妙義山。
不思議な形状の岩が点在していることから日本三大奇景のひとつとしても知られ、国の名勝に指定されています。

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妙義神社はその妙義山の麓に位置する古社で、創建は宣化天皇2年(537年)と伝えられており、山岳信仰の聖地として篤い信仰を集めてきました。

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鳥居をくぐると、まるで妙義山の懐に入っていくように、長くて急な石段が続きます。
ちょうど紅葉の時期だけあって、境内は沢山の参拝者や登山者で賑わっていました。

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やがて朱色の門が見えてきました。

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中にいらっしゃったのは、真っ赤な仁王様たちでした。
おそらくかつての神仏習合の名残りなのでしょう。

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奥へ進むにしたがって石段はより急勾配になり、想像以上のきつさに息が上がりました。

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やっとのことで階段を上りきったところには、極彩色の壮麗な社殿が建っていました。

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こちらは18世紀に建てられた本殿で、国の重要文化財に指定されています。

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随所に精緻な彫刻が施されており、まるで日光東照宮の社殿のようです。
これらの建物は江戸から招かれた大工や彫物師によって、当時最高峰の技術の粋を集めて造立され、宝暦六年(1756)に完成しました。

2017.11.5

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慈眼院(群馬)・高崎白衣大観音 2018-06-10-Sun

以前から気になっていた、高崎市の高崎観音を参拝してきました。

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高崎駅から車で約15分、観音山と呼ばれる小高い丘を登っていくと…

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おおお!!!
木々の向こうに、大きな大きな観音様がいらっしゃるではありませんか。

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事前にある程度の情報はあったものの、やはり目の前で拝すると、その堂々たる姿に圧倒されます。
鉄筋コンクリート製で、なんと像高41.8m、重さは5985tもあるそうです。

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観音像がある慈眼院は、もともと高野山金剛峯寺の塔頭のひとつでしたが、昭和16年(1941年)に現在地へと移転しました。
創建は鎌倉期まで遡り、執権・北条義時の三男である相州極楽寺入道重時が建立したと伝えられてます。

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この観音様は、昭和11(1936)年に高崎の実業家・井上保三郎によって建立され、造像当時は世界最大の観音像だったそうです。
近寄ってみると、装飾具などがとても細かく造られており、端正なお顔立ちをなさっていることがわかります。
原型は伊勢崎市出身の彫刻家・森村酉三によって造られたそうです。
驚くべきは、この観音様は昭和期に造られたコンクリート製でありながら、国の登録有形文化財に指定されているということ。
おそらくこのようなコンクリ像は全国的にも珍しいのではないでしょうか。
正直、意外なほど参拝者が沢山いました。

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観音像の内部は胎内巡りができるようになっています。
せっかくなので階段を上ってみることに。

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観音像内には146段の階段が9層に分かれて並んでおり、そこに20体の仏像が安置されているそうです。

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階段を上りきると、丸窓から周辺の景色を見ることができました。

2017.6.24

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崇禅寺(群馬)・鎌倉期の阿弥陀如来 2015-09-28-Mon

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西方寺参拝の後は再び桐生の市街地を通り、次の目的地である崇禅寺へ向かいました。

変換~P1040740

しばらくすると大きな川が見えてきました。
利根川の支流・渡良瀬川です。
支流とはいえ、れっきとした一級河川で、流域面積は利根川の支流の中でも最も大きいそうです。
そのあまりの美しさに、つい自転車を停め、しばらくの間じっと見惚れていました。

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再び自転車を走らせること約10分、崇禅寺の山門が見えてきました。

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崇禅寺は元久2年(1205)に創建された古刹で、薗田太郎成家なる武士が上洛した際、法然の教えに触れて出家し、帰郷後に庵室をつくったのが始まりと伝えられています。
本尊である阿弥陀如来立像は、創建の際に成家によって京都から招来されました。

0.jpg (⇒桐生市のHPはコチラ) 

現在、ご本尊は収蔵庫に安置されており、事前にお願いをして拝観させていただきました。
像高130cmで檜の寄木造。
鎌倉末期の作と推定されています。
間近に拝し、実際の像高よりもずっと大きく見えることに驚きました。
非常に洗練された作風であることから、寺伝にあるように、京で造られて運ばれた可能性が高いと思われます。
台座や光背は後補とのことですが、全く違和感はなく、その煌びやかな装飾が尊像の美しさをより一層際立たせていました。

2015.1.11

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