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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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高福寺(埼玉)・鎌倉期の阿弥陀如来 2018-11-17-Sat

高麗神社と聖天院を参拝した後は、茂呂山町にある高福寺へ。

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高福寺は1605年に創建された曹洞宗の古刹で、徳川家光から寺領を下賜され、その後も江戸幕府の庇護を受けて栄えました。

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こちらのお寺には鎌倉期の阿弥陀如来坐像が伝えられています。
檜の寄木造で、像高はおそらく1m前後でしょうか。
目には玉眼がはめ込まれており、溌剌とした面相、力強い体躯などに、鎌倉仏らしい特色がよく出ています。
造像がお寺の創建より古いのは、廃寺となった別のお寺から移された為なのだそうです。

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そしてこちらがご本尊の聖観音坐像。
像高はおそらく30~40cmほどで、南北朝時代の作です。
煌びやかな宝冠を被っておられ、ゆったりした衣が蓮台へと垂れています。

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そして高福寺から車で数分のところにある、毛呂山町歴史民俗資料館にも行ってきました。
こちらの資料館では、毎年春と秋に、桂木寺の如来坐像が特別公開されています。

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(⇒毛呂山町HPより)

像高は70~80cmほどで、カヤの一木造。
10世紀頃の作と推定されており、埼玉県屈指の古仏として知られています。
頭には大粒の螺髪が並んでいますが、後ろ半分はほとんど失われていました。
むっちりとした体躯はバランスがよく、精悍な印象を受けます。

こちらの資料館、なんと入館無料です。
仏像の特別公開以外にも展示が充実していますので、よろしければ是非足を運んでみてください。

2017.11.11

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聖天院(埼玉)・高麗王の菩提寺 2018-11-10-Sat

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高麗神社を参拝した後、車で数分ほどのところにある聖天院へ。
こちらの聖天院の門前にも将軍標がありました。

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聖天院は奈良時代に高麗王若光の菩提寺として創建されたと伝わる古刹です。
高麗王若光は高句麗王族の出身であったとされ、その死後は高麗神社の祭神として崇められました。

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立派な山門には風神・雷神様たちがいらっしゃいました。
正面側に安置されるのは、とても珍しいですね。

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こちらは日高市の文化財に指定されている阿弥陀堂。

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中には来迎印を結ぶ阿弥陀様がいらっしゃいました。
おそらく近世の作ですが、金色に輝くお姿がとても煌びやかです。

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そしてこちらが本堂で、平成12年に京都の神護寺をモデルとして建立されました。

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中央の厨子まで距離があり、残念ながら詳細は分からなかったのですが、中にいらっしゃるのはお不動様のようです。
聖天院という名前から、本尊は聖天様かと思っていたので、少し意外でした。

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少し高台にある本堂からは、周辺の景色が見渡せました。

2017.11.11

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高麗神社(埼玉)・高句麗王族の神社 2018-10-21-Sun

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飯能市から次の目的地である毛呂山町へ車を走らせていると、道路沿いに「高麗神社」という標識があるのを偶然見つけました。
高麗神社といえば、天皇・皇后両陛下が2017年に参拝なさったことで話題になった神社です。

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境内はちょうど紅葉の盛りで、鮮やかな朱色の葉をつけた枝が、まるでトンネルを作るように参道を覆っていました。

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高麗(こま)神社は7世紀の豪族・高麗若光を祀っている神社です。
高麗若光は高句麗王族の出身であったとされ、霊亀2年(716年)に武蔵国へ1799人の高句麗人が移住した際、彼らの首長としてこの地へやってきたと考えられています。

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こちらは本殿。
ちょうど紅葉の時期ということもあり、ひっきりなしに参拝者がお参りをしていました。

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本殿の脇には絵馬がかけられており、そこには不思議な絵が描かれていました。
近寄ってみると、「天下大将軍」「地下女大将軍」と書いてあります。

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不思議に思っていると、駐車場の近くに大きな石の碑を見つけました。
さきほど絵馬に書かれていた絵とそっくり!
後で調べたところ、これらは「将軍標」と呼ばれるもので、朝鮮半島で信仰されている魔除けのための境界標なのだそうです。

2017.11.11

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鳥居観音(埼玉)・壮大すぎる仏ワールド(2) 2018-10-05-Fri

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ここまで来たら、救世大観音像まではあと少し。
朱色の落ち葉が敷きつめられた山道をぐいぐい登っていきます。

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着いたーーーっ!!!
山門から歩くこと約40分、ついに観音像へ辿り着きました。
こちらの救世大観音像、像高はなんと23mもあるそうです。

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下から見上げると、宝冠や装飾具等がとても緻密に造られていることがわかります。
これだけの規模の伽藍や仏像を、たった一代で作り上げた平沼彌太郎氏の苦労は、並々ならぬものだったに違いありません。

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中には極彩色のお不動様、両脇に二童子が安置されていました。

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その向かいにいらっしゃったのは吉祥天様。
おそらく有名な奈良・浄瑠璃寺の尊像がモデルになっているのでしょう。
お寺の方のお話によると、これらの仏像は平沼彌太郎氏が自ら造像にあたったとのこと。
見事な腕前ですね。

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下山時は少し近道をして、アスファルトで舗装されたルートを通りました。
こちらも見事な紅葉でしたが、個人的にはやはり、色々なお堂や仏像を拝観できる山道でのルートがおススメです。

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参拝時間を含め、往復で約1時間半。
想像以上に盛りだくさんで、思い出深い参拝となりました。

2017.11.18

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鳥居観音(埼玉)・壮大すぎる仏ワールド(1) 2018-09-15-Sat

先日、埼玉県のお寺巡りをしてきました。
まず最初に向かったのは飯能市の鳥居観音です。

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カーナビでお寺まで向かっていると、小高い丘の上に巨大な観音像が建っているのが見えてきました。

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山門に辿り着いてビックリ!
看板の案内によると、ここから巨大仏までは車で5分、徒歩だと何と40分もかかるとのこと。

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(⇒鳥居観音HPより)

どうやら小高い丘まるごとがお寺の境内になっているようです。
当初、拝観に1時間くらいを見積もっていたのですが、これでは到底足りません。
せっかくここまで来たのだからと、その後の予定を変更して徒歩で参拝することにしました。

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まずは本堂でお参りです。

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中には極彩色の観音像がずらりと並んでいました。
お寺の方のお話によると、なんとこれらの像は創建者の平沼彌太郎氏が自ら造像にあたったそうです。
平沼氏は埼玉銀行頭取として活躍した名士で、参議院議員を務めた政治家でもありました。

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鳥居観音には県の文化財に指定されている阿弥陀如来像が安置されており、当初の主な目的はその如来像を拝観することにあったのですが、残念ながらこのときは宝物館が閉館していたため、拝観は叶いませんでした。
がっかりしたものの、ちょうど境内は紅葉の盛りを迎えていたため、美しい景色を楽しみながら歩きました。

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しばらく歩くと仁王門が見えてきました。

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中にいらっしゃったのは迫力ある仁王様たちです。
なぜか吽形にだけガラスがはめ込まれています。
もともと阿形にもガラス板があったのが壊れてしまっただけかもしれません。
正直、巨大仏メインの珍スポットなんでしょ?と最初は思っていたのですが、建物も仏像も本格的で、創建した平沼氏の財力や情熱がひしひしと伝わってきました。

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入口から20~30分歩いたところで、平和観音像に辿り着きました。
なんと地球の上に観音様がすくっと立っておられます。

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階段を登って周囲を見渡してみると、紅葉で赤く色づいた山のあちこちに、観音像や塔が点在していました。
まさに御仏のおわす浄土がこの奥武蔵の地に現出したかのような壮大さです。

(つづく)

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