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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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禅林寺(愛知)・藤原期の薬師如来 2018-04-01-Sun

先日、久しぶりに東海地方のお寺巡りをしてきました。

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まず最初に参拝したのは、一宮市にある禅林寺です。
天禄元年(970年)に創建された古刹で、藤原実頼の追悼のために薬師如来を勧進し、小野院極楽寺と号したのが始まりと伝えられています。
その後、大永5年(1525年)に曹洞宗へと改宗、天保5年(1648年)に寺名を仙境山禅林寺と改めました。

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そしてこちらがお寺に伝わる薬師如来様。
像高129cm、檜の寄木造。
平安後期の作と推定されています。
膝裏上にある銘文に、明応6年(1497年)に修理されたという記述があるため、少なくともそれ以前の作であることは間違いありません。

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藤原仏らしい柔和なお顔立ち、流麗な衣文など、非常に洗練された像容であることから、中央仏師の作である可能性が高いと思われます。

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薬師如来様の脇には日光・月光菩薩、さらにその両側には十二神将が安置されていました。
こちらはおそらくご本尊より後の時代の作ですが、ずらりと堂内に並び立つ様子はとても煌びやかでした。

2017.3.8

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法華寺(愛知)・藤原期の薬師如来 2015-12-26-Sat

成願寺参拝の後は、再び稲沢市へ。

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法花寺町にある法華寺を参拝しました。

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奈良時代、聖武天皇の国分寺建立の詔により、各国に建立された国分寺と国分尼寺。
寺伝によると法華寺はこの国分尼寺を前身とする古刹で、戦火などにより荒廃や再興を繰り返しながらも、千年以上もの間その法灯を守り伝えてきました。

008.jpg (⇒稲沢市のHPはこちら)

本尊は藤原期の薬師如来坐像で、像高146.4cm。桧の寄木造。
穏やかなお顔立ちと、彫りの浅い流麗な衣文が、藤原仏らしい優美さを生み出しています。

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参拝を終えて近くを散策していると、小さな祠を見つけました。

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中にいらっしゃったのは石仏の役行者です。
役行者像を住宅地で見かけることは滅多にないため、とても驚きました。
何だか親しみやすくて可愛らしいですね。

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2015.4.4

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成願寺(愛知)・平安期の十一面観音 2015-12-20-Sun

稲沢市を一度離れて再び名古屋市内へ。

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北区にある成願寺を参拝しました。

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階段を上ってビックリ!
目の前に現れたのはガラス張りの仁王門です。

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なかにはどっしりした体つきの仁王様たちがいらっしゃいました。
これまでに数えきれないくらいのお寺を参拝してきましたが、これほどまでにモダンな仁王門を見たことがありません。

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門をくぐって中に入ると、同じくガラスが全面に張られた本堂が建っていました。
寺伝によると成願寺は、この地を支配していた安食・山田一族の菩提寺として、天平17年(745年)に創建されたと言われています。
現在の建物は、2009年(平成21年)に中興開山800年を記念して改築されたそうです。

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そしてこちらがご本尊の十一面観音様。
一木造で、像高は165cm。
翻波式の衣文など古様な表現が見られますが、温和な面相、ほっそりした体躯などから、造像は藤原時代と推定されています。

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ふっくらとしたお顔に、小さく結ばれた唇。
体の所々に彩色が残っており、かつては白い肌に艶やかな衣を纏っておられたことがわかります。
またお寺の方にはとても親切にしていただき、素晴らしき参拝となりました。
改めて心より御礼申し上げます。

2015.4.4

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尾張国分寺(愛知)・鎌倉期の釈迦如来 2015-12-14-Mon

安楽寺から10分ほど歩いてゆくと、同じく稲沢市にある尾張国分寺が見えてきます。

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現在の国分寺は、明治19(1886)年に円興寺というお寺が改称した寺院で、かつての国分寺跡からは約900メートル北に位置しているそうです。
円興寺は江戸時代に旧国分寺の本尊であった薬師如来像を招来し、お寺に安置したと伝えられています。

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寺宝の多くはこちらの立派な収蔵庫に安置されているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。

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中央の釈迦如来を中心に、向かって右は同じく釈迦如来坐像、左側は覚山和尚坐像です。

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中央の釈迦如来坐像の像高は103cmで檜の寄木造。

変換~P1050802

なで肩の体躯に大ぶりに刻まれた衣文を纏っておられることから、鎌倉末期から南北朝頃の作と推定されています。
美しい透かし彫りの光背も見事です。

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特に印象的だったのは、熱田大宮司夫妻坐像と伝わる、二体の肖像でした。
いずれも像高は60cmほどで、檜の寄木造。
宮司像とされていますが、衲衣に袈裟をかけており、僧侶のようにも見えます。
神仏習合の影響を強く受けているのでしょう。

2015.4.4

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安楽寺(愛知)・藤原期の如来像 2015-12-06-Sun

熱田神宮を参拝した後は、名古屋市の北西に位置する稲沢市へ。

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しばらく車を走らせていると、川沿いに満開の桜並木が見えてきました。

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稲沢市域は奈良時代に尾張国分寺や国分尼寺、国府が置かれた場所で、古くから尾張地方の政治や文化の中心として発展してきました。
現在、稲沢市には重要文化財の仏像を安置する二つの安楽寺がありますが、今回私が参拝したのは、稲沢市船橋地区にある安楽寺です。
拝観をお願いした時間より少し早く着いたものの、既にお寺の方が待っていてくださいました。

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阿弥陀如来坐像

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釈迦如来坐像

(⇒稲沢市のHPはこちら)

秘仏である十一面観音立像が安置されている厨子の脇には、いずれも平安後期の作と推定される二体の如来様たちがいらっしゃいました。
像高はほぼ同じで140~145cmほどですが、近くで拝すると、お顔立ちや螺髪の形などが異なっているため、おそらく別の仏師の作であろうかと思われます。
全体的に優美な雰囲気の阿弥陀様に対し、お釈迦様は素朴で、親しみやすい感じがしました。

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収蔵庫の前にはまっすぐに道が伸び、満開の桜が咲き誇って、歩いているとまるで薄紅色のトンネルをくぐっているかのようでした。

変換~P1050765

2015.4.4

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