仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

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読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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定福寺(高知)・笑うお地蔵様 2013-05-08-Wed

土佐国分寺参拝の後、レンタカーで北上し、四国の内陸部へと向かいました。

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山々の間を流れる清流。
あたりには靄がかかり、収穫の近づいた田畑の緑をしっとりと濡らしていました。

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こちらは大豊町の定福寺。
とても不思議なお地蔵様がいらっしゃることで有名なお寺です。
そのお地蔵様たちというのが…

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「お地蔵様ー!」

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「はーい♪」

何ということでしょう。
アイドルのようにニッコリと笑いながらこちらを向いてくださるではありませんか(笑)
庶民に絶大な人気を誇ってきた地蔵菩薩。
中でもこのお地蔵様たちの愛くるしさ、人懐っこさと言ったら…!

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それぞれのお地蔵様に個性があり、お姿を拝していると、思わず笑みがこぼれます。
この空間にいるだけで、ほっこりとした、幸せな気分になれるのです。

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拝観を終え、お堂の外へ。
優しい笑顔の余韻に浸りながら、川べりを歩いてゆきました。

2013.9.15

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土佐国分寺(高知)・土佐日記の舞台 2013-05-04-Sat

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皆さんが土佐という言葉を聞いて思い浮かぶもののひとつに、平安時代の日記文学の最高峰『土佐日記』があるのではないでしょうか。

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南国市の土佐国分寺周辺は古代から中世まで土佐国の中心として栄え、『土佐日記』の作者・紀貫之も国司として4年間当地に滞在したそうです。
お寺はたびたび兵火に遭い焼失しましたが、永禄元年(1558年)に長宗我部氏が金堂を再建、さらに明暦元年(1655年)に土佐藩2代藩主山内忠義が山門を寄進して再興しました。

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拝観の時間より少し早く着いたため、お寺の周辺を散策することに。

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遍路道を指し示す、小さな道しるべが立っていました。
その矢印の先を見上げると…

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田畑の間に伸びる長い長い一本道。
容赦なく降り注ぐ日差し、吹きつける風雨に耐え、何百年もの間、数えきれないほど沢山のお遍路さんたちがこの道をただひたむきに歩いてきた、その様子が胸に浮かんできて、圧倒されながらしばらくの間立ちつくしていました。

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拝観のお願いをした時間になり、本堂の中へと入れていただきました。
中にいらっしゃったのは、二体の薬師如来様たちでした。
(⇒土佐国分寺のHPはコチラ)

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拝観の後、お寺の方から道を教えていただき、土佐国司館跡へと向かいました。

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こちらが紀貫之邸跡です。
かつては国の中心として繁栄を極めていたであろうこの場所も、今は長閑な田園地帯となっており、長い時の流れを実感させてくれました。

2012.9.15

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竹林寺(高知)・五台山の古刹 2013-04-29-Mon

吸江寺参拝のあと、五台山と呼ばれる小高い丘をレンタカーで登ってゆきました。

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辿り着いたのは、四国八十八箇所霊場第三十一番札所・竹林寺です。
この五台山という山号、お寺の建つ地形が中国の五台山に似ている事から命名されたのだそうです。
本家の中国・五台山が文殊菩薩の聖地であることから、この竹林寺も文殊菩薩が本尊(秘仏)として祀られています。

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境内にはとても珍しい五智如来の石像が安置されていました。
赤い帽子、胸当てがまるでお地蔵様みたいで可愛らしいですね。

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竹林寺は四国屈指の文化財の宝庫として知られており、こちらの収蔵庫にその貴重な仏像群が安置されています。
建物に入ってみると、近代的な収蔵庫のなかには十数体の尊像がずらりと並んでおり、その迫力に思わず息をのみました。
(⇒お寺のHPの写真はコチラ)

残念ながら本尊の文殊菩薩様は秘仏のため拝観できませんでしたが、収蔵庫内には鎌倉期の大日如来、藤原期の阿弥陀如来など、いずれも国の重文指定を受けている尊像が安置されており、時間を忘れて見入っていました。

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拝観の後は、五台山の展望台へ。
高知市内が一望でき、まさに絶景でした。

2013.9.15

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吸江寺(高知)・パゴタの地蔵菩薩 2013-04-21-Sun

高知港から程近い、五台山という小高い丘のふもとに、臨済宗の古刹・吸江寺があります。

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歴史を感じさせる石段を登ってゆくと…

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大きなパゴタが見えてきました。
臨済宗のお寺にパゴタ?
不思議に思い、お寺の方にお話を伺ったところ、太平洋戦争のビルマ戦死者を慰霊するために建てられたのだそうです。
そしてこのパゴタのなかには…

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実に堂々としたお地蔵様がいらっしゃいました。
像高86.0cm。
室町時代の作と推定されています。
吸江寺を創建した夢窓国師が、足利尊氏の守本尊をこちらへ移したと伝えられているそうです。

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玉眼の瞳は凛々しく、意志の強そうなお顔立ち。
武将の信仰を集めたという話もなるほどと頷けます。
所々に残る極彩色を見ていると、かつての華やかなお姿が目に浮かんでくるようでした。

2013.9.15

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禅師峰寺(高知)・鎌倉期の仁王像 2013-04-15-Mon

雪蹊寺参拝の後、南国市にある禅師峰寺を目指しました。
ところがカーナビが示す方向を行こうとすると、道路工事中で先へ進めません。
どちらへ行ってよいのか分からず、何度も同じ所を行ったり来たり。
困り果てて地元の方に道を伺ったところ、なんと車で誘導していただけることに。
見知らぬ土地での人のご親切が胸に染みました。



やっとの思いで辿り着いた山門です。



禅師峰寺は聖武天皇の勅命により行基が創建したと伝わる古刹で、四国八十八箇所霊場の第三十二番札所として篤い信仰を集めてきました。
御本尊は「船魂の観音」と呼ばれており、漁師や船乗りはもちろんのこと、土佐藩政時代には参勤交代などで浦戸湾から出航する歴代の藩主たちも、この観音様に航海の無事を祈ったそうです。



そして私が特に楽しみにしていたのがこちらの収蔵庫に安置されている仁王様です。
事前にお願いをして拝観させていただきました。



阿形・吽形ともに像高は140~145cmほど。
吽形像内に、正応4年(1291年)に定明によって造られたという銘が発見されたそうです。

 

ギョロリと前方を睨みつける玉眼の瞳、筋骨隆々の体躯に、鎌倉仏らしい力強さが漲っています。
おそらく中央の仏師の手によるものでしょう。
ぐいと捻った腰、風を受けてはためく裳には動きがあり、仏師の並々ならぬ力量を感じます。



境内からは美しい土佐の海が一望できました。
何百年もの歴史のなか、たくさんの人々がこの景色を眺め、大海原へと旅立って行ったのでしょうね。

2013.9.15

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