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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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永寿寺(佐賀)・藤原期の不動明王 2018-03-18-Sun

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九州旅行の最後に、嬉野市にある永寿寺を参拝しました。

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永寿寺は慶弔9年(1614年)に創建された曹洞宗のお寺で、平安時代の不動明王坐像が伝えられています。

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収蔵庫に安置されていたのは、真っ赤な火焔光背を背負った不動明王と二童子です。
三尊ともに藤原期の作。
お寺の創建よりも造像が古いのは、廃寺となった別のお寺から移されたためと考えられています。

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中尊の像高は87cm。
むっちりとした体躯で、ジロリと前方を睨み、非常に貫禄があります。

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こちらは制多迦童子。
真っ白な歯をのぞかせ、やんちゃな雰囲気です。

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そしてこちらが矜羯羅童子。
あどけない表情で、従順な性格が伝わってきます。
童子たちの像高はいずれも100cm前後。
それぞれに個性がよく表現されており、仏師の力量を感じます。

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参拝を終えた後は、長閑な田園地帯を眺めながら、ゆっくりと散策しました。

2017.2.4

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蓮厳院(佐賀)・三体の如来像 2018-03-10-Sat

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鹿島市にある蓮厳院は、奈良時代の創建と伝わる真言宗の古刹です。
こちらのお寺に三体の如来像が安置されているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。

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中央と、向かって左側の尊像が阿弥陀如来坐像で、一番右は薬師如来坐像。
同じ尊名の像が二体あること、いずれも非常に立派な像容であることから、おそらくかつては、それぞれ別のお堂の本尊だったと思われます。
仏様たちは桧の寄木造で、平安後期の作。体部には内刳りが施されています。

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中央の阿弥陀様は、像高140.3cm。
上品下生の来迎印を結び、力強い、キリリとした眼差しです。

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そしてこちらはもう一体の阿弥陀様。
像高85.1 ㎝で、上品上生の定印を結んでおられます。
中尊と比べると、ややほっそりとしていて、柔和な雰囲気を漂わせていました。

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向かって右隣りの薬師様は、像高84.8 ㎝。
興味深いのは、中央の阿弥陀如来像と同じく、お腹のところで腹帯のような紐が結ばれており、衣のかかり方もよく似ている点です。
同じ流れを組む仏師の作なのか、もしくは、どちらかの像を参考にして造られたのかもしれません。

2017.2.4

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常福寺(佐賀)・藤原期の薬師如来 2018-02-24-Sat

三岳寺を参拝した後は、同じく小城市にある常福寺へ。

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急こう配の細い坂道を上っていくと、瓦屋根のお堂が見えてきました。

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藤原期の薬師如来坐像は、現在こちらの収蔵庫に安置されています。
事前にお願いをして拝観させていただきました。

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像高は82.7cm。
頭と体幹部は桧の一材から彫られていますが、腕は寄木で、体部には内刳りが施されています。

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螺髪はきめ細かく彫りこまれ、お顔立ちも整っており、非常に洗練された作風です。
おそらくかつては全身が金色に輝いていたのでしょうが、今は木肌が露わになり、美しい木目がきっちりと合っているのがよくわかります。
いかにも藤原仏らしい、上品な雰囲気を漂わせた薬師様です。

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拝観を終えてお礼を申し上げると、お土産をいただけることに。

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なんとお寺の名前入りお菓子でした。
お寺の方にはとても親切にしていただき、素晴らしい参拝となりました。
改めて心より御礼申し上げます。

2017.2.4

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三岳寺(佐賀)・三体の鎌倉仏 2018-02-17-Sat

唐津市からレンタカーで40分ほど南下し、小城市の三岳寺へ。

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鎌倉期に大智和尚が創建したと伝わる古刹で、かつては三津寺と称していましたが、戦国大名・鍋島氏によって医王山三岳寺と改名され、現在に至っています。

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こちらのお寺には鎌倉後期の仏像が伝えられているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。

IMGP6577.jpg 薬師如来坐像

IMGP6619.jpg 大日如来坐像

IMGP6647.jpg 十一面観音坐像

三体ともに楠の寄木造で、目には玉眼がはめ込まれています。
いずれの仏様も、かつては全身が金色に輝いていたことでしょう。
三尊は構造や彫口がよく似ていることから、同じ仏師によって造像されたと考えられているようです。

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特に印象的だったのは、大日如来坐像に彫り込まれた、独特な衣文の表現でした。
衣の端が盛り上がり、うねうねと複雑な波模様を描いています。
記憶にある限りでは、このような衣文をこれまでに見たことがありません。
この近辺で活躍した仏師の作なのでしょうか。
だとしたら、これほど大きくて優れた像容の仏像を三体も造った力量は相当なものです。
あれこれ想像してみると興味は尽きませんでした。

2017.2.4

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立石観音(佐賀)・藤原期の磨崖仏 2018-02-12-Mon

鵜殿石仏を拝観した後は、同じ唐津市にある立石観音へ向かいました。
ところがカーナビが指し示す近くまでは辿り着いたものの、どうしても場所がわかりません。

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何度も車で行ったり来たりを繰り返し、やっとのことで入口を見つけて一安心。
そこからは歩いて石仏まで向かいました。

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竹林に囲まれた細い道を抜けると、少し場所が開け、そこに磨崖仏が彫られていました。

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写真の手前から薬師如来、阿弥陀如来、観世音菩薩。
いずれも藤原期頃の作と考えられており、この前に拝観した鵜殿石仏群よりも時代はずっと遡ります。
比較的良い状態で残されているのは、少し窪んだ岸壁に彫られているため、風雨を避けやすかったのかもしれません。

IMGP6524.jpg 薬師如来

IMGP6519.jpg 阿弥陀如来

IMGP6502.jpg 観世音菩薩

看板の説明によると、阿弥陀如来像と観世音菩薩像は同時期の作、薬師如来像はそれより少し後の時代の作と考えられているそうです。

2017.2.3

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