願成寺(熊本)・鎌倉期の阿弥陀如来

湯前町からレンタカーで南下すること約40分。

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人吉市の願成寺を訪ねました。
鎌倉時代に相良家によって創建された、熊本県屈指の古刹です。

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相良家は古くから人吉地方を支配してきた名家で、鎌倉時代に当地の地頭に任ぜられた後に戦国大名へと成長し、江戸時代に入っても領主として君臨し続けました。
願成寺はその歴代相良家の菩提寺だったため、境内には数多くの貴重な文化財が残されています。
本尊の阿弥陀如来坐像は国指定の重要文化財の指定を受けており、事前にお願いをして拝観させていただきました。

願成寺 (⇒人吉市のHPに写真有)

像高108cmでヒノキの寄木造、鎌倉時代の作。
上品下生の印を結ぶ優美な阿弥陀様で、きめ細かい螺髪、流麗な衣文などに、仏師の並々ならぬ技量がよく発揮されています。
もとは別のお寺に安置されていましたが、江戸期に入ってから願成寺へと移されたそうです。

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参拝のあと境内を歩いていると、奥に古めかしい石段が続いているのが見えました。
上ったその先には…

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歴代相良家の墓所がありました。
なんと五輪塔の数は250基にも及ぶとのこと。
数百年もの間、この地で強い権力を握っていた名家の繁栄ぶりが伝わってくるようです。

2013.10.14
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城泉寺(熊本)・萱ぶき屋根の阿弥陀堂

少し前のことになりますが、昨年の10月に鹿児島・熊本旅行へ行ってきました。
これからしばらくの間、その時の参拝記を書こうと思います。

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まず最初に参拝したのは熊本県湯前町の城泉寺。
のどかな田園地帯の脇道を歩いてゆくと…

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萱ぶき屋根の阿弥陀堂が目の前に現れました。
まるで大きな帽子をかぶっているようで、とても可愛らしいですね。

鎌倉時代に建立されたお堂は、この地方を支配していた豪族が自らの極楽往生を願って建てたと伝えられており、熊本県内で最古の木造建築物として、国の重要文化財に指定されています。
元々お寺の名前は「城心寺」といいましたが、大正4年の仏像国宝指定の際に誤記されたことから「城泉寺」と呼ばれるようになったそうです。

拝観をお願いした時間より少し早く到着したものの、既に地元の方がお堂を開けて待ってくださっていました。

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中にいらっしゃったのは、鎌倉期の阿弥陀三尊です。

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中尊の阿弥陀様の像高は87.3cm、脇侍の両菩薩はそれぞれ105cmほど。
いずれも檜の寄木造です。
観音像の台座銘文から1229年に造像されたことが判明しました。
阿弥陀様の眼差しは凛として、体躯も引き締まり、鎌倉仏らしい力強さを感じます。
複雑に彫られた衣文、両菩薩の高い宝髻などに宋風絵画の強い影響が指摘されており、その作風から慶派仏師の作と推定されています。

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可愛らしいお堂に美しい仏様。
地元の方にお話を伺いながら、古の人々が思い描いた浄土の世界に浸っていました。

2013.10.14

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