仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

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大泰寺(和歌山)・南紀の旅(2) 2017-03-19-Sun

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太地駅に戻った後は、再び紀勢本線に乗って南紀をぐるり。
今度はちょうど良い時間に電車があったので、普通列車に乗ることにしました。

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電車は海岸線沿いに走り、車窓からも時おり美しい海が見えます。

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途中、串本駅で下車。
紀伊半島の最南端に位置する串本町は、紀伊山地と熊野灘に囲まれた自然豊かな土地で、特に海岸部は吉野熊野国立公園地域に指定されています。

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この串本で有名な古刹が無量寺です。
虎関禅師の開山による臨済宗の古刹で、円山応挙や長沢芦雪の作品が残されていることで知られています。

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お寺から歩いて10分ほどのところに串本漁港がありました。
私は港町育ちのため、海を見ると、どこか懐かしいような気分になります。

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串本から再び電車に乗って、この日の最終目的地である白浜駅へ。
ここから高速バスに乗り換え、大阪へと向かいました。

2016.4.30

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大泰寺(和歌山)・南紀の旅(1) 2017-03-17-Fri


熊野から南紀を電車で巡る旅、二日目は紀伊勝浦駅からスタートです。

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前日に宿泊した紀伊勝浦駅から太地駅までは、電車で190円区間と距離は短いのですが、普通電車の運行が2時間に1本のため、なんと特急列車を使うという贅沢をしました(笑)

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熊野古道・大辺路の道しるべ。
大泰寺へ向かう道が熊野古道であることを知り、なんだか嬉しくなります。

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訪れたのは5月上旬、田植えシーズン真っ盛りで、日の光を受けて苗が鮮やかに輝いていました。

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お寺に着いた時、ちょうどご住職が外で掃除をなさっており、本堂に入れていただけることに。

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厨子の中にいらっしゃったのは、堂々とした薬師如来様でした。

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像高105.5cmで、藤原期の作。
ご住職のお話によると、かつては厳重な秘仏であったらしく、衣の金箔が綺麗に残っています。
現在は薬師如来として信仰されていますが、お寺の記録などから、もともとは阿弥陀如来として造像された可能性が高いそうです。
眼差しは涼し気で、口元は引き締まり、いわゆる一般的な定朝様の阿弥陀如来とは違う個性を感じました。

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太地はクジラ漁で知られる町。
太地港はリアス式海岸に囲まれた良港で、古くから捕鯨がおこなわれており、日本の古式捕鯨発祥の地とも言われているそうです。
そのため町のいたるところに、クジラのモニュメントやクジラ料理のお店がありました。

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2016.4.30

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熊野本宮大社(和歌山)・熊野古道を歩く~果無峠越編~(2) 2016-06-02-Thu

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小辺路沿いにはこのような観音像が等間隔に33体並んでおり、巡礼者を楽しませてくれると同時に、大切な道しるべともなっています。

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峠までひたすら急こう配の坂を上り続けるため、苦しさで息が上がり、何度も立ち止まっては呼吸を整えました。
予報では十津川地区は午後から雨天とのことでしたが、天気が安定せず、時折ぱらぱらと雨が降ってきます。
早く峠を越えなくてはならない。
気持ちばかりが急くものの、前日の疲れが残っていることもあり、思うように前へ進めません。

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しばらく行くと、木々の間に小さなお堂が建っていました。
中を覗いたところ…

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三体の石仏が安置されていました。
向かって左は千手観音、右は不動明王のようですが、中尊は摩耗が激しくはっきりとした尊名はわかりません。
それでも仏前にはお供えものが置かれており、これだけの山間の場所にありながら、今も大切に守られていることが伝わってきます。

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陽が昇っていくとともに徐々に気温も上昇。
山の中とはいえ、さほどの標高がないため、容赦なく暑さが襲いかかってきます。
全身から汗が吹き出し、体力が奪われるのを感じました。

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やっとのことで10時前に果無峠へ到着。

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峠を越えたあたりで完全に空は晴れ、日差しは一段と厳しくなり、体力の消耗が急速に激しくなっていきました。
絶対に最後まで歩き切るんだ。
気力だけで少しずつ前へと進みました。
熊野の山の中でたった一人なのだから、自分でなんとかするしかありません。

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すると下方に熊野川が見えてきました。
麓まであともう少し!

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やっとのことで公道へ。
険しい果無峠をなんとか越えられた安心感で、その場に座りこんでしまいました。

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ここからしばらくは熊野川の流れに沿って公道を歩いていきます。
途中、道の駅でソフトクリームを食べて一休み。
そこから公道をそれて、再び熊野古道へと入ります。
ここからは中辺路との合流になるため、周囲に少しずつ人が増えてきました。
そしてついに…

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着いたーーー!!!
宿を出発してから約9時間、ついに熊野本宮大社まで辿りつきました。

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前日の疲れ、真夏の日差しでバテてしまったこともあり、標準タイムの8時間より大幅に遅れてしまいましたが、なにはともあれ無事に着いて本当に良かった!
トレッキングポールを握りしめて境内で休んでいると、
「あの人、まさか山の中を歩いてきたのかしら」
と参拝の方が仰っているのが聞こえてきました。
ふふふ、そのまさかなのですよ(笑)
完全に自己満足でしかありませんが、それでも数百年もの間受け継がれてきた巡礼の道を辿ることで、古の人々の気持ちを私もほんの少しだけ味わうことができたように感じられたのでした。

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なおこの日歩いたルートはこちら。

2015.8.8

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熊野本宮大社(和歌山)・熊野古道を歩く~果無峠越編~(1) 2016-05-29-Sun

地元の方のご厚意で無事に下山し、関西旅行二日目の夜は十津川温泉の旅館で一泊しました。
翌日は徒歩で熊野古道を一日かけて歩き、和歌山県の熊野本宮大社を参拝する予定でした。
ところが夕ご飯を食べていた時、雷の音が突然鳴り轟いて、激しい雨が降り出したのです。
次第に雨音は小さくなったものの、天気予報を見ると翌日も午後からは雨とのこと。
せっかくここまで来たのに歩けないなんて!
一気に疲労感が押し寄せてきました。
でも出来る限りのことはしたい。
迷いはあったものの、早朝に宿を出発して、昼過ぎには峠を越えて和歌山県側に入る計画を立てました。

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翌日は日の出とともに出発。
昨晩激しく降った雨の影響か、十津川は深緑色に濁り、あちこちに靄がかかっていました。

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橋を渡り、更に歩いて行くと、熊野古道小辺路・果無峠越の入口を見つけました。
まずは最初の目的地である果無集落を目指します。

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少し歩いただけで、がらりと雰囲気は変わり、風情ある杉並木の古道が現れました。
早朝ということもあり、周囲には誰もいません。

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20~30分歩いたところで少し開けた場所に出ました。
眼下には靄に包まれた十津川村の集落が見えます。
素晴らしい景色に心を奪われながらも、出来る限り早く峠越えをしなくてはならないため、泣く泣く先を急ぐことに。

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登山道入り口から1時間ほど歩いたところでしょうか、小高い丘の中腹に民家が見えてきました。
最初の目的地である果無集落です。

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どうやら熊野古道は民家の間を通っているらしく、すぐ横で農作業をしている女性がいらっしゃいました。
周辺には田畑が広がり、緑鮮やかな稲が朝露を受けて輝いています。
現代のような重機もない時代、これだけの丘陵地に農地を切り開いた昔の人の苦労はいかほどであったことでしょう。

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坂を上って後ろを振り返ってみると、かつて見たことがない、不思議な光景がそこには広がっていました。
丘の斜面に張り付くように家が建ち、畑や田んぼが奥へと続いています。
さながら天空に浮かぶ村のようでした。
この果無集落は十津川村でも非常に有名らしく、熊野古道の観光ポスターを撮影する場所にも選ばれたのだとか。
さすがの絶景です。
ここからはひたすら峠を登って行くため、民家も公道もなく、何があろうとも絶対に峠を下りるまで突き進まねばなりません。
気合いを入れなおして前へと進みます。

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道はいよいよ急こう配になってきました。
峠を越え、和歌山県側を目指します。

(つづく)

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金剛峯寺(和歌山)・弘法大師坐像御開帳 2016-02-06-Sat

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2015年は高野山開創1200年の年だったため、高野山真言宗総本山である金剛峯寺で、本尊・弘法大師坐像が16年ぶりに公開されました。
金剛峯寺の寺号は弘法大師自身が名付けたと伝えられており、かつては高野山全体を指していましたが、明治期に青巖寺と興山寺が合併されて総本山寺院となったことから、高野山真言宗の管長が住むこの寺院のことを特に指すようになったそうです。

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御本尊は主殿の持仏の間に安置されていましたが、周囲が少し暗かったため、詳細はよくわかりませんでした。
像高はおおよそ50cmくらいでしょうか。
1680年に造像されたという記録が残っているそうです。

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参拝を終えて、境内を歩いていると沢山の人が集まっています。
何が始まるのか全くわからないまま私も様子を窺っていたところ、法事を終えられた御坊様たちが列を作って歩いて行かれるではありませんか。
皆様、鮮やかな法衣を着ておられます。

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そして最後にお堂から出てこられたのは、いかにも高僧らしき御方。
袈裟も一段と華やかで、陽の光を受けて輝いています。

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そして高野山と言えば、やっぱり(?)ゆるきゃらの「こうやくん」ですよね。
何度かイベントでお会いしましたが、とーっても可愛い!

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高野山内のあちこちに、こうやくんを発見!
そのたびにテンションが上がってしまいました(笑)

2015.4.17

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