功山寺(山口)・国宝の仏殿

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山口旅行の最後に参拝したのは、下関市の功山寺です。
功山寺は嘉暦2年(1327年)に北条時仲が創建した古刹で、歴代の天皇や有力武士たちの篤い帰依を受けて繁栄してきました。

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そしてお寺で特に有名なのがこちらの仏殿。
鎌倉期における禅宗様の貴重な建築物として、国宝に指定されています。
柱の墨書により、元応2年(1320年)に建立されたことが判明しているそうです。

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ちょうど私が参拝したとき、境内の一画にある長府毛利家墓所が特別公開されており、市の職員の方から詳しく解説していただきました。

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参拝を終え、門前の通りをぶらりと散策。

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下関の名物でもあるクジラを使ったコロッケをいただきました♪

2015.11.14
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瑠璃光寺(山口)・国宝 五重塔

山口旅行、二日目は山口市の瑠璃光寺からスタートです。

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かつての広大な境内は公園として整備されており、ちょうど紅葉の盛りを迎えていました。

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瑠璃光寺は戦国大名・大内義弘が創建した香積寺を前身とする古刹で、数々の貴重な文化財が伝えられています。

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こちらは国宝・五重塔。
嘉吉2年(1442年)頃に落慶し、大内文化の象徴として名を馳せてきました。
全国に現存する五重塔のうちで10番目に古く、日本三名塔の一つに数えられることもあるのだとか。
すっきりとした立ち姿は、それも頷ける美しさです。

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境内を歩いていると、石の羅漢さんたちがずらりと並んだ、細くて急な上り坂がありました。

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皆さん、可愛らしいニット帽をかぶっておられます。
ついつい引き込まれながら、奥へ奥へと上っていくと…

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小高い丘の中腹に出ると、一気に視界は開け、周辺の景色が一望できました。

2015.11.14

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西長寺(山口)・日見の大仏

阿弥陀寺参拝の後は東へ向かい、瀬戸内海に浮かぶ島・周防大島へ。

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島へは柳井市から周防大橋が伸びており、車で往来が出来るようになっています。

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そしてお目当てがこちらの西長寺。
日見の大仏と呼ばれる阿弥陀様がいらっしゃることで有名なお寺です。

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阿弥陀様はこちらのお堂に安置されており、事前にお願いをすれば拝観することができます。

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(⇒周防大島町のHPはこちら)

お堂に入ると、想像以上の大きさに息を飲みました。
像高284cm、檜の寄木造。
浅い衣文、膝の張りに対して厚みがないことなどから、平安後期の作と推定されています。
光背、台座も造像当時のものだそうです。
おそらく京都や奈良などの中央で造られ、船で運ばれてきたのでしょう。
この小さな島に、これだけの素晴らしい尊像が伝えられていることを知り、驚きと深い感動を覚えずにはいられませんでした。

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夕方になると雨が降り出し、強風が吹き付け、立っていられないほどの悪天候になりました。
仕方がないので、雨がおさまるのを車の中で待つことに。
嵐が過ぎ、海が穏やかさを取り戻すとともに、島は夜の帳に包まれてゆき、昼とは違った美しさを見せてくれました。

2015.11.13

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阿弥陀寺(山口)・鎌倉期の肖像彫刻

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防府市の阿弥陀寺は、1187年に重源上人が東大寺の周防別所として創建した古刹で、近年ではアジサイの名所としても人気を集めています。

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かつては多くの堂宇が建ち並んでいたという境内には、今も古い石段が残っており、長い歴史の重みを感じさせてくれます。

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重源上人ゆかりの寺であることから、阿弥陀寺には多くの貴重な文化材が伝えられているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。

012.jpg (⇒防府市HPはこちら)

まずこちらが重源上人坐像です。
像高88.2cm、檜の一木造。
その写実的な作風から、慶派仏師の作と推定されており、国の重要文化財の指定を受けています。
かつては海を越え、大英博物館で展示されたこともあるそうです。

016 (1) (⇒防府市HPはこちら)

そして仁王門が修復中であったため、通常はそちらに安置されている仁王様たちも収蔵庫で拝観しました。
像高はいずれも271cmほどで、檜の寄木造。
均整のとれた見事な像容で、重源上人像と同じく、慶派仏師の作と推定されています。

045.jpg (⇒防府市HPはこちら)

そして特に印象的だったのが国宝の鉄宝塔。
総高301.3cmで1197年に鋳造されました。
非常に精緻な造りで、鉄で造られたとは思えないほどです。
記憶にある限りでは、これほどの大きさ、しかも鉄で造られた宝塔を拝したことがないため、おそらく全国的にも珍しいのではないかと思います。

2015.11.13

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周防国分寺(山口)・壮麗な仏像群

正護寺参拝の後は、防府市の周防国分寺へ。

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周防国分寺は聖武天皇により建立が命じられた国分寺のひとつです。
創建の詳細な年代はわかっていないものの、続日本紀に記録が残っていることから、天平勝宝8歳(756年)頃には伽藍が完成していたと考えられています。
現在の金堂は1421年に再建されたものですが、近年の発掘調査の際、お堂は創建当初の金堂の上に再建されていることが判明したそうです。
金堂内には平安期から室町期にかけての貴重な仏像群が安置されており、事前にお願いをして拝観させていただきました。

yakushi.jpg (⇒お寺のHPはこちら)

お堂の中央に安置されているのは、本尊の薬師如来坐像です。
像高218cm、檜の寄木造。
なで肩の上半身や衣文の彫り方など、宋風様式が顕著な像で、1421年に造像されたという記録が残されています。
なんとこのお薬師様の薬壺には五穀・丁子・菖蒲根・朝鮮人参など、実際に薬が入っていたそうです。

wakiji.jpg (⇒お寺のHPはこちら)

脇侍の日光・月光菩薩は平安期の作で、像高はいずれも180cmほど。
本尊よりも造像年代が古いのは、かつての本尊は火災により焼失してしまったのかもしれません。
そしてその周りを勇ましい四天王(平安期の作)が囲み、三尊をお守りしています。
これだけ古い時代の、優れた仏像が数多く伝えられているお寺は、京都や奈良以外では全国的にも数少ないのではないでしょうか。

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2015.11.13

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