仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Category [青森 ] 記事一覧

大円寺(青森)・丈六の阿弥陀如来

東北旅行の最後に参拝したのは、大鰐町の大円寺です。 鮮やかな朱塗りの仁王門には、個性的な仁王様たちがいらっしゃいました。生き生きした表情をなさっていますね。寺伝によると大円寺の創建は奈良時代に遡り、聖武天皇の国分寺建立に際し、大日如来を阿闍羅山の大安国寺に安置したことに始まります。やがてその大安国寺は荒廃してしまい、鎌倉時代に本尊は高伯寺へと移されました。ところが明治期に神仏分離令が発布されたため...

長勝寺(青森)・神仏習合の三尊仏

弘前市にある長勝寺は、弘前城を築城した津軽家最初の菩提寺で、重要文化財の本堂をはじめ、数多くの文化財が伝えられていることで知られています。津軽家の祖・大浦光信の死後、その子である盛信が亡き父のため享禄元年(1528年)にお寺を創建し、弘前藩二代目藩主となった津軽信枚が弘前城の築城とともに現在の地へ移転しました。本堂の向かいには小さなお堂があり、県の文化財に指定されている三尊仏及びその厨子堂が安置されて...

西福寺(青森)・二体の円空仏

袋宮寺を参拝した後は、同じ新寺町にある西福寺へ。西福寺には江戸時代の僧・円空が彫った仏像が伝えられているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。向かって左が地蔵菩薩立像、右が十一面観音立像。寛文7年(1667年)に円空が弘前を訪れた際に造像したと推定されています。像高はおおよそ150~160cmくらいでしょうか。青森県内に円空仏は17体現存していますが、2体を安置するのは恐山菩提寺とこちらのお寺だけなのだ...

袋宮寺(青森)・津軽最大の近世彫刻

東北旅行の二日目は鳥海山に登る予定でしたが、あいにくの雨天となったため、急きょ青森県のお寺巡りをすることにしました。まず最初に向かったのは、青森県で三番目の人口を有する弘前市です。弘前は江戸期に弘前藩の城下町として発展した街で、お城から少し離れた場所に形成された寺町には、現在も数多くの寺院が建ち並んでいます。その新寺町の一画にあるのが、こちらの袋宮寺。早朝ということもあり、境内はひっそりと静まり返...

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