仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2011年01月 ] 記事一覧

源覚寺(東京)・こんにゃく閻魔

都内の大好きな仏像のひとつに源覚寺(文京区)の閻魔像があります。その名もこんにゃく閻魔。実はこの閻魔様には次のような不思議な伝説が残されているのです…。昔々、目を患ったお婆さんが、大好きなこんにゃくを断って源覚寺の閻魔様に21日間の日参をすることにしました。すると夢の中に閻魔様が現れ、次のように仰ったのです。「願掛けが満願したら、私の目をひとつお前にやろう」満願の日、お婆さんの目は本当に治っていま...

蟹満寺(京都)・蟹の恩返し

京都府南部の南山城は木津川流域に広がる一帯で、この地には数多くの古刹が点在しています。木津川市の蟹満寺もそのうちの一つ。国宝の釈迦如来坐像と不思議な蟹伝説で有名なお寺です。つい最近に再建された本堂は真新しく、五色の布がかけられていました。実はこの蟹満寺を参拝するのは今回で2回目。1〜2年ほど前に訪れた時は、本堂建設中のため、ご本尊を拝することは出来なかったのです…。今回はリベンジということで、自ずと期...

常灯寺(千葉)・薬師如来御開帳

全国屈指の漁港として知られる千葉県銚子市。北は利根川、東と南は太平洋に面している、水の恵み豊かな土地です。その銚子市にある常灯寺は、古くから常世田薬師と呼ばれて親しまれているお寺。本尊の薬師如来は、年に一度、1月8日の午前中のみ開帳されるという秘仏です。期待に胸膨らませて常灯寺へ。境内は予想以上の参拝客で賑わっています。収蔵庫には列ができていました。緊張しながら順番を待つことしばし…。中には金色に...

峰定寺(京都)・大悲山の秘仏(3)

峰定寺の本堂は、岩壁の上にせり出して建つ懸造の建物でした。秘仏の千手観音は、収蔵庫に安置されるまで、この本堂で祀られていたといいます。靴を脱ぎ、廊下を一周すると、お堂の上からは周辺の景色が一望できました。眼前に広がるのは、見渡す限り連なる山々。所々に紅葉を見せています。澄んだ空気を深く吸い込み、深呼吸をしました。この雄大な自然の前に、ただただ圧倒されるばかり…。さて下山して、次はその観音様にお会い...

峰定寺(京都)・大悲山の秘仏(2)

大悲山峰定寺。山号の大悲山は、寺が位置している山の地名にもなっています。この「大悲」は、千手観音の別称「大悲観音」に由来しているそうです。「大悲」は大いなる慈悲の心。つまりこの名は、観音の大いなる慈悲の山、という意味を持っているのです。木々の間を流れる清流。優しげな光が差し込み、水面が輝いています。大いなる慈悲の山と呼ぶにふさわしい、心が震えるほど美しい光景が広がっていました。いよいよ寺務所で入山...

峰定寺(京都)・大悲山の秘仏(1)

数年前に仏像の本を眺めていた時、とても美しい観音様に出会いました。京都市左京区・峰定寺の千手観音。年に数日しか公開されないという、壇像様の秘仏です。神秘的なお顔立ちと繊細な脇手が印象的で、一目見るなりその魅力に惹きつけられました。しかしこの峰定寺は、京都中心部から車で1時間30分はかかる山中に位置しており、冬季は積雪のため閉門されるという、かなりの難所。そのうえ観光目的や団体の参拝を禁止。貴重品以外...

宝城坊(神奈川)・鉈彫りの薬師三尊

今年の初詣は、日向薬師の名で親しまれいる宝城坊(伊勢原市)へ行ってきました。その創建は平安時代まで遡り、鎌倉武士の深い崇拝を受けていたことが『吾妻鏡』に記されているという、関東屈指の古刹です。宝城坊までは小田急線伊勢原駅からバスで20分ほど。バスを降り、急な坂道を登ってお寺へ向かいました。本堂でお参りをして収蔵庫へ。お目当ては、年に数日しか公開されないという秘仏、本尊の薬師三尊です。収蔵庫に足を踏み...

若狭国分寺(福井)・若狭大仏

天平時代、聖武天皇が各国に建立を命じた国分寺。多くは廃寺となりましたが、いくつかの寺院は宗派や形態を変えながら存続してきました。小浜市にある若狭国分寺もそのうちの一つです。拝観のお願いをして、まずは釈迦堂へ。「わあっ!」中にいらっしゃったのは、圧倒されるほど大きなお釈迦様。像高なんと318cm。面長のお顔が印象的です。体躯は鎌倉時代の作ですが、頭部は江戸時代の後補とのこと。福井県最大であるこのお釈迦...

若狭神宮寺(福井)・神仏習合の寺

小浜市の若狭神宮寺は、奈良時代に若狭国一の宮の神宮寺として建立されたと伝えられている古刹です。(※神宮寺とは神仏習合思想に基づき、神社に附属して建てられたお寺のこと)重要文化財の本堂にはしめ縄がかけられており、いかにも神仏習合のお寺らしい、独特の雰囲気が漂っていました。お堂の中に入るなり、思わず絶句。そこには想像を超える摩訶不思議な世界が広がっていたのです。内陣は大きく3つに区切られており、左側に...

多田寺(福井)・若狭の古仏

妙楽寺を出発し、同じ小浜市内にある多田寺へ。若狭屈指の古仏が祀られていることで知られているお寺です。拝観のお願いをしてお堂に入れていただきました。本尊の薬師様は像高192.5cmで平安前期の作。いかにも一木造らしい重厚な体躯で、非常に面長なのが印象的です。手には薬壺を持っていません。この薬師様は眼病に効験あらたかとされ、「多田の薬師」と呼ばれて親しまれているそうです。その両脇には日光・月光菩薩が祀られ...

妙楽寺(福井)・千の手を持つ観音

明通寺参拝の後、同じ小浜市の妙楽寺を訪れました。本堂は鎌倉時代の建物で、若狭における最古の建築物のひとつとされています。お堂に足を踏み入れた瞬間、思わず息を呑みました。中にいらっしゃったのは金色に輝く見事な千手観音様。かつては秘仏であり、33年に一度のみ開帳されていたそうです。千手観音の手は省略して造られることが多いのですが、こちらの観音様には、実際に千近くの手があります。脇手は直角に曲げられてび...

2011年見仏計画

あけましておめでとうございます。目指すは今年も見仏の年!どうぞよろしくお願いします今年の目標としては?春の九州見仏?夏の東北見仏?秋の関西見仏を三大柱(お金さえ都合が付けばもっと行っちゃうかも?)に、近場をちょくちょく絡めながら日本各地を駆け巡りたいと思っています。それから1月から横浜の金沢文庫で開催される運慶展も見逃せません。(運慶展HPはコチラ)最近は仏像展が増えているので、まだまだ魅力的な特別...

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