仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2011年05月 ] 記事一覧

真長寺(岐阜)・丈六の釈迦如来

岐阜市三輪に位置する真長寺。山号は三輪山、寺伝によると大和国の三輪より三輪明神を招請し、その別当寺として栄えてきたとされています。こちらのお寺には、珍しい丈六のお釈迦様がいらっしゃいます。像高なんと283cm。唐草模様を配した丸い光背も造像当時のものだそうです。これだけ大きな像が祀られているということは、かつては巨大なお堂が立ち並ぶ大伽藍が広がっていたに違いありません。地元の豪族が建立したとも言わ...

横蔵寺(岐阜)・美濃の正倉院

岐阜県揖斐川町にある横蔵寺は、数多くの寺宝が残されていることから、美濃の正倉院と呼ばれている古刹です。境内の周囲には立派な石垣が張り巡らされており、まるでお城のよう…。伽藍は1571年に織田信長の兵火によって焼かれたため、現在のお堂は江戸時代になって再建されました。仏像は収蔵庫に安置されており、その多くが重要文化財の指定を受けています。中でも仁王像は、京都・大報恩寺の六観音を造ったことで知られる仏...

ブッダ展に行ってきました

東京国立博物館で行われている「手塚治虫のブッダ展」に行ってきました。(展覧会HPはコチラ)『ブッダ』は、仏教開祖であるお釈迦様の生涯を描いた、手塚治虫さんの名作漫画。私も高校生の時に文庫版を読んで号泣しました。はたして漫画と仏像の共演はいかに…?会場では『ブッダ』のストーリーを紹介しながら、実際の仏像を展示。一番の目玉は何と言っても、東京・深大寺の釈迦如来倚像でしょう。普段お寺ではガラス越しの拝観...

美江寺(岐阜)・十一面観音御開帳

数年来憧れ続けてきた、美江寺の本尊・十一面観音の御開帳へ行ってきました。年にたった1日、4月18日のみに開帳されるという秘仏です。美江寺は岐阜市の市街地に位置しており、すぐそばには岐阜県庁もあります。千年以上昔に造られた尊像が祀られていると聞いていただけに、お寺の周りの都会的な街並みはとても意外でした。期待に胸を膨らませ、お堂の中へ。観音様は本堂奥の収蔵庫にいらっしゃるということで、奥を覗き込んで...

願興寺(岐阜)・民衆が造ったお堂

岐阜県御嵩町にある願興寺を参拝してきました。願興寺は創建が平安時代まで遡ると伝わる古刹で、貴重な寺宝が数多く残されていることでも知られています。仏像はこちらの立派な収蔵庫に安置されていました。足を踏み入れるなり、思わず絶句!収蔵庫の中には何と二十数体もの仏像がずらりと立ち並んでいたのです。しかもそのほとんどが国の重要文化財指定を受けています。中でも四方を守る四天王の迫力には目を見張りました。(写真...

七寺(愛知)・玉眼の菩薩像

名古屋市中区の長福寺は、かつて壮大な七堂伽藍が建立されていたことから、七寺とも呼ばれています。拝観のお願いをして本堂へ。薄暗い奥に観音・勢至菩薩のお姿が浮かび上がっているのが見え、思わず息を呑みました。(県HPの写真はコチラ)両菩薩ともに像高は178cmで、1168年の作。眼には玉眼をはめており、これは京都や奈良を除いては最も早い作例だそうです。バランスの良い体躯、理知的で品のあるお顔。勢至菩薩の光背も...

五色園(愛知)・浅野祥雲作品再生プロジェクト

前回まで五色園の紹介をさせていただきましたが、いよいよ修復活動のことを書きたいと思います。第4回作品再生プロジェクトは4月16日〜17日の2日間にわたって行われました。今回修復されたのは「月見の宴」と「赤山明神貴婦人解逅」の2場面です。こちらは「月見の宴」。ある月見の宴でのこと。2歳の親鸞聖人は、父君の膝の上で月見を楽しんでいらっしゃいました。すると聖人は前へ歩み出され、両手を合せ「南無仏」とお唱...

五色園(愛知)・浅野祥雲ワンダーランド(5)

今回の修復プロジェクトでは、新たな浅野作品と思われる像が発見されました。それがこちら。長年の風雨にさらされて、彩色は剥げ落ち、かなり風化が進んでいるようです。ひょっとして釈迦苦行像か羅漢像でしょうか…?広大な五色園には浅野作品が点在しており、普段人が入らない藪の中には、このような未知の像がまだ眠っている可能性が十分あります。期待に胸が膨らみますね。さあ、広大な五色園をぐるりとまわり、出口へ近づいて...

五色園(愛知)・浅野祥雲ワンダーランド(4)

「川越の名号」の場面が見えてきました。念仏の教えに帰依した小畠左衛門の妻の求めに応じ、「南無阿弥陀仏」の名号を書いて与えた親鸞聖人。その左衛門の妻が名号を抱き、川越しに聖人を見送る感動的な一幕です。なんとコンクリートで一枚の紙を表現するという、画期的で高度な技術。このように斬新な表現方法をかつて見たことがありません。さすが浅野氏です。紙に書かれた「南無阿弥陀仏」は、さながら「勝訴!」の文字のように...

五色園(愛知)・浅野祥雲ワンダーランド(3)

林の中に凛々しい不動明王と二童子がいらっしゃいました。比較的最近塗り直されたのでしょうか、華やかな色彩が岩壁に映えています。こちらは美しい弁財天。水の神様です。五色園の広大な敷地内には、このようなコンクリート像群が十数か所にわたって配されています。なんと像の数は総計百体以上。浅野祥雲研究家である大竹敏之さんに伺ったお話では、これらの像は浅野氏が自宅で造り、五色園まで運んで来たのだそうです。五色園が...

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