仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2011年06月 ] 記事一覧

新光明寺(静岡)・快慶の阿弥陀如来

宝台院から歩いて新光明寺別院へ向かいました。静岡駅から数分程のはずですが、なかなか場所がわかりません。電話で道を伺ったところ、なんとお寺はとても近代的なビルの中にありました。寺伝によると、新光明寺は創建を鎌倉時代にまで遡るという古刹です。ご本尊は鎌倉時代の有名な仏師・快慶の作と伝えられている阿弥陀如来。宝台院の阿弥陀様と比べると、男性的で意思の強そうなお顔です。光背は近年になって造られたものだそう...

宝台院・徳川家の阿弥陀如来

静岡県静岡市。かつて駿府城が築かれ、江戸の大都市として繁栄した街です。徳川家康は今川家の人質時代をこの地で過ごし、隠居後に再び戻ってきて、幕府の政治の実権を握っていました。宝台院はJR静岡駅から歩いて10分ほどのところにあります。1940年の大火で焼失してしまったため、現在のお堂はコンクリート製の近代的な建物です。拝観のお願いをしてお堂へ入れていただくと…。美しい阿弥陀様がいらっしゃいました。像高99.5c...

摩訶耶寺(静岡)・遠江の平安仏

遠江は静岡県西部に広がる一帯。古くは遠淡海と記されており、これは浜名湖に由来していると言われています。早朝の浜名湖を訪れました。湖面は遥か彼方まで広がり、まさに海のよう…。この遠江きっての古刹が摩訶耶寺です。創建は平安初期にまで遡るとされ、数多くの寺宝が残されています。宝物館には三体の仏像が安置されており、阿弥陀如来(平安後期)、不動明王(鎌倉時代)、千手観音(平安中期)の三尊が並ぶ様子はまさに圧...

北条寺(静岡)・遊戯坐の観音像

静岡県・伊豆の国市。かつてこの辺りは鎌倉幕府執権を担った北条氏の本拠地であったそうです。その伊豆の国市にある北条寺を参拝してきました。拝観のお願いをして本堂へ。鎌倉時代の阿弥陀様。慶派仏師によって造られたと伝えられており、写実的で洗練されたお姿です。そしてその隣にはご本尊である観音様がいらっしゃいました。こちらは南北朝時代の作。椅子に座り左足を下ろす遊戯坐と呼ばれる坐り方をなさっていて、これは宋代...

修善寺(静岡)・温泉のまちの如来像

伊豆市修善寺は、言わずと知れた伊豆半島きっての温泉街です。この修善寺温泉の名が、街の中心にあるお寺・修善寺に由来していることは、意外と知られていません。街中に足湯を楽しめる場所がありました。温泉の街らしい、長閑な光景ですね。修善寺。寺伝によると、平安時代に空海によって創建されたとされています。鎌倉幕府2代将軍の源頼家が幽閉され、後にこの地で殺害されたことでも有名です。本尊は実慶作の大日如来坐像です...

金龍院(静岡)・二体の平安仏

瑞林寺を参拝した後、伊豆半島へ。GW初日だったため道は大渋滞!修善寺方面から狩野川の流れを眺めながら進んでゆくと、やがて金龍院に辿り着きました。こちらのお寺には二体の平安仏が安置されています。千手観音です。平安後期の檜材一木造。脇手は真っすぐ放射状に広がっています。斜めに付いた化仏が珍しく、まるでシャンプーハットを被っているかのよう。素朴なお顔と相まって、実に可愛らしい印象です。その隣には不動明王...

瑞林寺(静岡)・玉眼の地蔵菩薩

先日、約1年ぶりに静岡へ行ってきました。旅のスタートは、静岡県・富士市にある瑞林寺。平安末期から鎌倉初期にかけて活躍した仏師、康慶が造った地蔵菩薩像が安置されていることで有名なお寺です。康慶はかの有名な東大寺南大門・金剛力士像を造った運慶の父であり、自身も興福寺・南円堂の諸仏の造像にあたった、才能溢れる仏師でした。憧れのお地蔵様はこちらの収蔵庫にいらっしゃいます。平安時代末期の寄木造。胎内の銘には...

桃太郎神社(愛知)・浅野祥雲 meets 桃太郎伝説 (2)

ぺったん、ぱったん。階段を上ったところでお爺さんとお婆さんがキビ団子を作っていました。「ワン!」「キーッ!」「クエーッ!」さあ、犬・猿・キジを連れて、いざ鬼ヶ島へ!!「ギャーッ!参ったぁ!」赤鬼が降参しています。もちろん退治したのは、勇敢な桃太郎。何だか隣の犬が普通に飼い犬っぽいのが少し気になりますが…(笑)よっ!日本一っ!!財宝を携え、故郷へ凱旋です。あらあら。青鬼が泣いてしまっています。境内の...

桃太郎神社(愛知)・浅野祥雲 meets 桃太郎伝説 (1)

愛知県・犬山市にある桃太郎神社へ行ってきました。有名な桃太郎伝説の残るこの神社の境内には、桃太郎の世界を再現したコンクリート像が多数配されています。そしてそのコンクリート像の作者こそ、このブログにも度々登場している、昭和を代表するコンクリート像作家・浅野祥雲なのです。憧れの神社への参拝に、思わず力が入ります。「いらっしゃ〜い」いきなりユーモラスな赤鬼がお出迎えしてくれました。鎧を身に着けた雉と犬。...

乙津寺(岐阜)・甲冑を纏った韋駄天

岐阜市にある乙津寺は、地元の人々から鏡島弘法と呼ばれて親しまれているお寺です。昔々、嵯峨天皇の勅命を受けた空海は、乙津島という孤島へ赴きました。空海が龍神に鏡をかざしたところ、あたり一面の蒼海が桑田に変わったため、この地は鏡島と名付けられたと伝えられています。拝観のお願いをしてお堂の中へ。堂内の中央には本尊の千手観音、両脇に毘沙門天、韋駄天が安置されていました。いずれも国の重要文化財の指定を受けて...

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