仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2011年07月 ] 記事一覧

会津へ行ってきました

先日テレビを見ていた時、大震災以降の福島県、特に会津地方の観光問題が取り上げられていました。風評被害で観光客が激減してしまい、地元の経済が大打撃を受けているという内容です。会津地方といえば、東北初の国宝仏である勝常寺・薬師如来様がいらっしゃる、まさに仏像ファン憧れの地。このニュースを見た瞬間、私の中で閃いたのでした。「そうだ。会津へ行こう!」思いついたら居ても立っても居られません(笑)。早速、会津...

臼杵磨崖仏(大分)・荘厳な石仏世界(2)

鮮やかな緑の間を抜けて、先へ進みます。山王山石仏が見えてきました。中にいらっしゃったのは平安後期の如来様。指先を失っているため尊名は不明ですが、中尊は釈迦如来もしくは薬師如来ではないかと言われています。中尊の像高は266.7cm。あどけないお顔が実に可愛らしく、通称「かくれ地蔵」と呼ばれているそうです。穏やかで、いかにも地方仏らしい素朴さを持つこの如来様が、数多くの臼杵磨崖仏の中でも一番好きになりまし...

臼杵磨崖仏(大分)・荘厳な石仏世界(1)

大分県臼杵市・臼杵磨崖仏は、日本屈指の規模を誇る磨崖仏であり、九州地方唯一の国宝仏として名を馳せています。そして今回の九州見仏の一番の目的は、数年来憧れ続けてきた、この臼杵磨崖仏を参拝することでした。磨崖仏までは大分市内から車で40〜50分ほど。周辺には豊かな緑が広がっています。朝一番だったため、私の他に参拝者は誰一人としていませんでした。緩やかな坂道を登って行くと…。ホキ石仏第二群が見えてきました。...

両子寺(大分)・石造の仁王像

この日最後のお寺、国東市の両子寺へ。悪天候のため山々には靄がかかっていて、それがとても幻想的な雰囲気を醸し出していました。先へ進むにつれ靄はどんどん濃くなり、やがて数メートル先すら見えないほどに。恐怖の気持ちが湧きあがると同時に、両子山の胎内に入って行くような、不思議な感覚を覚えました。両子寺は六郷満山の中山本寺で、国東の多くの寺院と同じく、養老2年(718年)に仁聞によって開創されたと伝えられていま...

無動寺(大分)・岩壁の寺院

豊後高田市にある無動寺は、養老2年(718年)に仁聞によって創建されたと伝わる古刹です。最盛期には12の末寺を擁し、六郷満山の中山本寺として栄えました。お堂は黒土耶馬と呼ばれる岩壁の前に建っているのですが、その岩壁がとにかく凄い!この写真ではわかりにくいので、ぜひコチラのサイト(⇒)をご覧ください。背後は息を飲むほどの大絶壁なのです。そして本堂には、大分県内でも屈指の数を誇る仏像群が安置されています。そ...

長安寺(大分)・みずらを結った神様

真木大堂を出発し、長安寺へ。こちらのお寺には太郎天という珍しい神様がいらっしゃいます。(写真はコチラ)太郎天とは六郷山の守護神であり、さらには不動明王の化身でもあるとされている、神仏習合の神様。胎内の銘には、1130年に六郷山の僧や宇佐八幡宮神官により造像されたことが記されているそうです。そしてこの神様で特に珍しいのが、みずら(髪を頭の中央から左右に分け、両耳の辺りで先を輪にして緒で結んだもの)を結っ...

真木大堂(大分)・日本最大の大威徳明王

豊後高田市の真木大堂は、六郷満山の本山本寺であった伝乗寺の堂宇の一つとされる古刹です。六郷満山とは国東半島にある寺院群の総称で、六郷は半島が6つの郷からなっていたことに由来しています。さらに半島の寺院群は、学問をする本山、修行をする中山、布教をする末山の3つに分けられ、これらは合わせて満山と呼ばれていました。六郷満山の寺院の多くは仁聞菩薩が養老2年(718)に開いたという縁起を持っており、菩薩は半島に...

熊野磨崖仏(大分)・鬼が造った階段

小武寺を出発し、国東半島内部へ。豊後高田市の田原山にある熊野磨崖仏の入口に辿りつきました。熊野磨崖仏が位置しているのは、今熊野山胎蔵寺近くの熊野神社境内。磨崖仏までは石の階段を登って行きます。階段というより、ゴツゴツした石が無造作に転がっているかのよう。鬼が一夜にして積み上げたという伝説が残っているのだとか。とても面白いですよね。雨で足元が滑るため、慎重に一歩一歩登って行くと…。岩壁に巨大な磨崖仏...

小武寺(大分)・木彫の倶利迦羅竜剣

大分県・国東半島。古よりこの地では、山岳信仰や天台宗、宇佐八幡の八幡信仰などが融合した「六郷満山」と呼ばれる仏教文化が花開いてきました。半島の各地には数多くの寺院や磨崖仏が点在し、長い時間をかけて発展してきた国東地方独自の文化を目にすることが出来ます。その国東半島のちょうど付け根部分に位置する、杵築市の小武寺を参拝しました。山門の前にいらっしゃったのは石の仁王様。後に半島の各所でこのような像を目に...

熱海城(静岡)・仏師 浅野祥雲(2)

せっかくなのでお城の中にも入ってみることにしました。入口に巨大なシャチホコが!これは実際にお城に付けられている本物を模したレプリカだそう。そしてこの熱海城のシャチホコこそ、浅野祥雲が造ったものなのです。何と日本一の大きさなのだとか。流石は浅野氏、スケールが違います。この大黒様も浅野氏の作品。ラブリーですね。奥へ進むと、鎧兜が展示されていました。お城の中はクイズコーナーやらゲームセンターやら、ありと...

熱海城(静岡)・仏師 浅野祥雲(1)

静岡県熱海市にある熱海城に行ってきました。熱海城は昭和34年、熱海市の錦ヶ浦山頂に建てられた観光施設です。天守閣を模した鉄筋コンクリート製の建物内には、ゲームセンターや城郭資料館、仮装写真館などが併設されています。仏像ファンの私が何故お城に…?実はこの熱海城、昭和を代表するコンクリート像作家・浅野祥雲の作品が多数残されているのです。氏の作品はこのブログにも度々登場しているので、記憶に残っている方もい...

左サイドMenu

プロフィール

ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

最新記事

カレンダー

06 | 2011/07 | 08
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

右サイドメニュー

検索フォーム

QRコード

QR