仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2011年12月 ] 記事一覧

那谷寺(石川)・奇岩の庭園

温泉寺を出発し、小松市の那谷寺(なたでら)へ向かいました。白山信仰の寺である那谷寺は、養老元年(717年)に泰澄神融禅師が創建したと伝えられている古刹です。後の986年に花山法皇がこの地に御幸した折、西国三十三所霊場の一番・那智山と三十三番・谷汲山の各一字をとって、寺の名を那谷寺と改めました。そしてこの那谷寺で特に有名なのが、奇岩遊仙境と呼ばれる庭園です。太古の噴火の跡が長年の風雨にさらされた結果、現在...

温泉寺(石川)・温泉の街の観音像

北陸で最大規模の温泉街のひとつである山代温泉。数多くの観光旅館が建ち並ぶこの温泉街の歴史は、奈良時代に行基菩薩が白山へ向かう途中、霊鳥の指授により温泉を発見したのが始まりと伝えられています。薬王院温泉寺は、山代温泉守護のために行基菩薩が創建したという伝説が残る古刹で、平安時代には明覚上人により七堂伽藍が建立され、長きにわたって温泉街の中核として繁栄を極めてきました。私が温泉寺を訪ねたのは、このお寺...

日石寺(富山)・岩壁の不動明王

立山を中心とする立山連峰の一帯は、古より山岳信仰の霊場として繁栄してきました。日石寺はその立山連峰の中の剱岳山麓に位置しており、行基が巨岩に不動明王を刻んで開いたと伝えられている、富山屈指の古刹です。常楽寺から田園地帯を通り抜け、日石寺へと向かいました。豊かに実った稲穂が頭を垂れています。今年は豊作のようですねお寺に到着したのが夕方間際になってしまったため、大急ぎで本堂へ。拝観のお願いをしたところ...

常楽寺(富山)・二体の観音像

高岡を出発し、富山市の常楽寺を訪ねました。この常楽寺には富山県で最古級の観音像が祀られているため、事前にお願いをして拝観させていただくことに。中にいらっしゃったのは、見事な一木造の観音様たちでした。こちらは本尊の十一面観音様。像高185cm、藤原前期の作です。愛くるしいお顔、ぽっこりと出たお腹は、どことなく小さな子供を思わせます。杉の一木から彫り出されているためか、太い年輪がはっきりと出ていて、それ...

瑞龍寺(富山)・トイレの仏様

高岡大仏を出発し、同じ高岡市内の瑞龍寺へ。瑞龍寺は、江戸時代に加賀藩主・前田利常によって創建された、曹洞宗の名刹です。山門、仏殿、法堂が一直線に並び、左右に僧堂と大庫裏を置いて回廊をめぐらすという伽藍配置は、中国のお寺にならったものだそう。入口の看板の説明がかなりユニークですね(笑)そしてその山門、仏殿、法堂は、1997年に富山県初の国宝に指定されました。境内の芝は緑鮮やかで、綺麗に刈り込まれており、重...

「中房総の古社寺」展

千葉県立中央博物館大多喜城分館で行われた、「中房総の古社寺」展に行ってきました。私が住む千葉市内から大多喜までは、電車だと2時間程かかるため、ちょっとしたプチ旅行の気分です。まずはJR外房線に乗ること1時間強、大原駅で「いすみ鉄道」に乗り換えました。券売機が食券を買う機械みたいでユニークですね一両編成の電車に乗って、いざ大多喜へ!車内はクリスマス仕様に飾り付けられており、ほんわか気分になります大多...

大佛寺(富山)・高岡大仏

少し前のことになりますが、9月に北陸のお寺を巡ってきました。台風が本州へ接近しつつある不穏な空の下、小松空港に降り立ち、レンタカーで富山方面へ。旅のスタートに、高岡市の大佛寺をお参りしました。まず目に飛び込んできたのは、高岡大仏と呼ばれる、巨大な阿弥陀様。なんと像高7m43cm。台座も含めると、全体の大きさは15m85cmにもなります。奈良の大仏、鎌倉の大仏と並んで、日本三大仏と呼ばれているとのことで(諸説あ...

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