仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

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読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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永源寺(山梨)・聖観音御開帳 2012-04-25-Wed



平成24年3月4日、千葉から始発電車に乗って甲府へ向かいました。
毎年3月の第1日曜日は、中央市にある永源寺の御開帳日なのです。
甲府駅でJR身延線に乗り換え、小井川駅で下車。



長閑な田園地帯を眺めながら歩いて20分ほど歩いてゆくと…



永源寺が見えてきました。



永源寺の創建は平安後期にまで遡ると伝えられ、創建当時の作である聖観音像が今もお祀りされています。



憧れの観音様は、こちらのお堂にいらっしゃいました。



像高97cmで桧の寄木造。
丸いお顔が実に可愛らしく、ふっくらとした体躯、わずかに捻った腰が、可憐な雰囲気を漂わせています。
元々は全身が金色に輝いていたのでしょうか、体の一部に残る金箔が、かつての華やかさを彷彿とさせました。

「あなたどこから来たの?」
「千葉からです。始発電車に乗って観音様に会いに来ました」
「そりゃまた遠いところから…!」

観音様の前で、地元の方とのんびりお喋り。
片道4時間(!)もかけた長旅の苦労が吹き飛ぶようでした。



境内で六地蔵の石仏を見つけました。
仲良く並んでとても可愛らしいですね

2011.3.4

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谷根千お寺巡り(東京) 2012-04-20-Fri

先日、東京の下町として有名な谷根千のお寺巡りをしてきました。
まずはJR日暮里駅から歩くことしばし…



路傍でお地蔵様にお会いしました。
綺麗な赤い帽子を被っており、今も大切に守られていることがよくわかります。



こちらは谷中の天王寺。
鎌倉時代の創建と伝わる古刹で、江戸時代には幕府公認の富くじを興行して人気を集めました。



かつて境内には五重塔が建てられていましたが、昭和に入ってから放火により焼失してしまったのだそうです。



大きな露仏のお釈迦様は1690年の造像で、台東区の文化財に指定されています。



境内では色鮮やかな梅の蕾が開きかけていました。



続いてのお寺は長安寺。
明治時代に活躍した画家・狩野芳崖のお墓があることで有名なお寺です。



境内には石仏が点在しており、参拝者の目を楽しませてくれます。



こちらは十六羅漢像でしょうか。
30cmほどの小さな像ですが、なかなか迫力がありますね。





皆さん、木立の間で静かに休んでいらっしゃるみたいです。



谷根千界隈には下町らしいお店や美術館が建ち並んでおり、ぶらりと立ち寄りながら、楽しく散策することができます。



そして最後にお参りしたのは護国院。



歩いて2時間ほどのコースでしたが、お散歩日和の午後、下町の街並みを楽しむ時間は格別でした

2012.3.3

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円融寺(東京)・室町期の仁王像 2012-04-14-Sat



東横線の学芸大学駅から20分ほど歩くと、目黒区の円融寺が見えてきます。
仁寿3年(853)に慈覚大師が創建したと伝えられる古刹で、往時は坊舎18、末寺75か寺を数え、江戸屈指の名刹として知られていました。



そして特に江戸庶民の篤い信仰を集めていたのが、「黒仁王さん」と呼ばれる仁王門の仁王様です。
江戸末期には参道が参拝者で埋め尽くされるほどの爆発的人気を集めました。

 

こちらがその黒仁王様。
1559年に鎌倉扇谷の仏師大蔵法眼によって造られました。
(⇒目黒区のHPの写真はコチラ)

像高は阿形・吽形ともに寄木造で、像高は2m強。
いずれも東京都の文化財に指定されてます。
黒漆塗であることから黒仁王と呼ばれるようになったそうです。
大きな目を見開き、グローブのように大きな手をぐわっと広げる様は、まさに仁王門をくぐる者を威嚇するかのよう…。
筋骨隆々の太い手足には力強さが漲っています。



境内には重要文化財の釈迦堂もありました。
室町時代初期の建立で、なんと23区内で最も古い木造建築なのだそう。
このお寺の格式の高さがよくわかりますね。

2012.2.19

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回向院(東京)・鼠小僧の眠る寺 2012-04-09-Mon



両国にある回向院を数年ぶりに参拝してきました。



回向院へはJR両国駅から歩いて5分ほど。
お寺の創建は江戸初期まで遡り、明暦3年(1657)に起こった明暦の大火の焼死者を、将軍の命により万人塚に葬ったのが始まりと伝えられています。



本尊の阿弥陀様は、こちらの近代的な本堂の中にお祀りされていました。
(⇒お寺のHPの写真はコチラ)
1705年の作で、像高は約2m。
都の文化財にも指定されている、実に堂々とした阿弥陀様です。



境内には塩地蔵と呼ばれるお地蔵様もいらっしゃいました。
火災で焼かれてしまったのでしょうか、像の表面が溶けています。
全体に傷みが激しいものの、仏前には塩がお供えされており、今も篤い信仰を集めていることがよくわかりました。



そしてこの回向院で特に有名なのがこちら。
鼠小僧のお墓です。

鼠小僧は言わずと知れた江戸時代の大泥棒。
金に困った貧しい者に、大名や悪徳商家から盗んだ金銭を分け与えたと伝えられ、庶民から絶大な人気を集めてきました。
現在、お墓の前にはお前立ちの石があり、削って持ち帰れるようになっています。
義賊として人気の高い鼠小僧に相応しいお墓ですね

2012.2.5

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日光寺(千葉)・一木の聖観音(2) 2012-04-04-Wed



拝観をお願いしていた時間より10分ほど早くお堂へ着くと、既に地元の方が待ってくださっていました。
緊張しながら収蔵庫へ足を踏み入れると…



中には見事な一木の聖観音様がいらっしゃったのでした。

まさに一本の巨木そのもののような、圧倒的な存在感。
私の写真ではその迫力を十分に伝えきれないのが残念です。

身の丈はなんと3.32m。
仏像としては珍しい、桜の一木造です。
体のあちこちは傷んで補修されており、そのお姿こそが、この観音様が過ごしてきた長い年月の重みを感じさせてくれました。
相当な巨木であったであろうことから、かつてはご神木として信仰されていたのかもしれません。



造像は10世紀後半頃と推定されており、これは千葉県内でも最も古い時期の作例なのだそうです。



背後にまわってみると、大きく内刳りが施されているのが見えました。



まず最初に圧倒されるのはその途方もない大きさですが、じっくりお姿を拝していると、瓔珞(胸飾り)や臂釧(上腕部に巻いた装飾)が美しく彫られていることがわかります。
ウエストはキュッとくびれ、スタイル抜群で、すらりと伸びる細い腕が、不思議なバランスと美しさを生みだしていました。

お堂を開けてくださった地元の方にお礼を申し上げると、何と近くの神社まで車で送っていただけることに!
その節は本当にありがとうございました



神社での参拝を終え、再び光風台駅へ。
長閑な田畑を眺めながら歩いて行きます。

地元の方のご親切に触れたからでしょうか。
行きにも通り過ぎたはずの風景が、温かく、より一層色鮮やかなものに感じられたのでした。


2012.2.18

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日光寺(千葉)・一木の聖観音(1) 2012-04-01-Sun

今回は小湊鉄道に乗って、ローカル線と仏像のコラボ旅をしてきました



小湊鉄道は市原市の五井駅から大多喜町の上総中野駅間を走る私鉄で、数多くのCMやドラマにも登場している、人気ローカル線です。



JR五井駅から小湊鉄道へ行く通路の間で、おはぎや駅弁を売っていました。
もちろん私も、おはぎをゲット!
ほんのりした甘さで美味でした



切符は車内で車掌さんから購入します。



なんともレトロな切符!
思わずほっこり気分になりますね



五井駅から20分弱ほど乗って、光風台駅で下車。



駅の横に真っ直ぐ伸びる、田んぼの間の道を進んで行きます。



あたり一帯に広がる田んぼ。
遮るものが全く無いせいか、冷たい風が容赦なく吹きつけ、寒さで身が縮まるようでした。



緩やかな坂道を上り…



お地蔵様にご挨拶。



さらに杉林の間を抜けて行きます。



やがて日光寺へと続く石段が見えてきました。

(つづく)

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