仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

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慶覚院(神奈川)・玉眼の地蔵菩薩 2012-05-30-Wed

朝日観音堂から再びバスに乗って、終点の大雄山駅で下車。



なんと金太郎がお出迎えしてくれました(笑)



ここからは伊豆箱根鉄道大雄山線に乗車します。



なかなかオシャレな車内です
ローカル線には色々と個性があり、それを味わうのも鉄道旅の醍醐味のひとつ。
小田原でJR東海道線に乗り換え、大磯駅から約25分ほど歩いてゆくと…。



慶覚院が見えてきました。
こちらのお寺には鎌倉期の地蔵菩薩坐像が安置されているということで、事前にお願いをして拝観させていだくことに。



お目当てのお地蔵様は本堂の左端にいらっしゃいました。
建治4(1278)年の銘がある鎌倉後期の作で、県の文化財に指定されています。
像高は150cmほどですが、体躯は非常に量感があり、実際の像高よりもずっと大きく見えました。



玉眼の涼しげな眼差し、きっちりと結ばれた唇に、鎌倉仏らしい力強さを感じます。
全体的に洗練された像容であることから、中央に近い仏師の作であったのかもしれません。

龍峰寺をスタートとした、神奈川県西部のお寺巡りもこれで終わり。
親切にしてくださった地元やお寺の皆様、本当にありがとうございました

2012.3.17

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朝日観音堂(神奈川)・一木の聖観音 2012-05-25-Fri



龍峰寺参拝の後、電車で新松田駅へ向かい、そこからバスに乗り換えました。
朝日観音堂入口で下車し、10分ほど歩いてゆくと…。



実に趣あるお堂が見えてきました。
南足柄市の朝日観音堂です。
かつてお堂は現在の位置から西に数百メートル行った斜面に建てられており、そこが朝日がよく当たる場所であったことから、「朝日観音堂」と名づけられたと伝えられています。



事前にお願いをして、収蔵庫に安置されている仏像を拝観させていただきました。



中央にいらっしゃっるのが本尊の聖観音様。
その両脇で二体の兜跋毘沙門天が観音様をお守りしています。



聖観音様の像高は130cmほど。
後補の彩色が激しいものの、造像は平安後期頃と推定されているそうです。



ぽっちゃりとしたお顔が実に愛くるしく、その可憐なお姿は、まるで小さな子供のようにも見えます。



こちらは地天女の上に立つ兜跋毘沙門天。
丸くて大きな目がユニークですね。



関東のお寺でこれほど古い時代の兜跋毘沙門天を拝することは滅多にありません。
ましてや一つのお寺で二体もお祀りされている場所は、ここ以外にはないのではないでしょうか。
(もしあれば是非参拝してみたい!)
毘沙門天は北方守護の神様として信仰されてきたため、都と東国を分ける足柄峠を越えたこの地で祀られるようになった、そう考えられているそうです。



開き始めた桜の蕾。
お堂の近くで春の訪れを感じました。

2012.3.17

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龍峰寺(神奈川)・千手観音御開帳 2012-05-20-Sun

先日、海老名市の龍峰寺の御開帳に行ってきました。



朝早いうえ、小雨が降っていたこともあり、境内を訪れる人の数はまばらでした。



軒下で雨宿りしながら、じっと御開帳を待ちます。



法要は10時に開始。
読経の声が境内に響き渡る頃、ぽつぽつと参拝者が集まってきました。



いよいよ、収蔵庫に安置されている本尊の御開帳です。



中には金色に輝く千手観音様がいらっしゃいました。
像高192cmで、鎌倉時代の作。
まず目に付くのは、頭上で組まれた二本の長くて細い腕です。
有名な京都・清水寺の像を模したもので、このような像は一般的に「清水寺形千手観音」と呼ばれています。



端正なお顔立ちながらも、眼差しは凛としていて、鎌倉仏らしい力強さも併せ持っています。
過去に様々なお寺で清水寺型千手観音を拝しましたが、その中でも特に素晴らしい像だと感じました。



余談ですが、海老名駅の近くで七重塔を発見!
かつて相模国分寺に存在したという七重塔を、実物の三分の一の大きさで復元したモニュメントなのだそう。
ショッピングモールの中に建っていると存在感抜群ですね

2012.3.17

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東光寺(山梨)・鎌倉期の薬師如来 2012-05-15-Tue



清らかな小川を眺めながら歩き、甲斐善光寺から数分ほどのところにある東光寺へ。



東光寺の創建は平安時代にまで遡り、後の鎌倉時代に渡来僧の蘭渓道隆が禅宗寺院として再興したと伝えられています。
戦国武将・武田信玄は東光寺を甲府五山のひとつに定めて庇護し、お寺は長きに渡って高い寺格を誇ってきました。



ところが残念なことに、第二次世界大戦中に本堂や庫裡が焼失、奇跡的に火災を免れた仏殿は、国の重要文化財に指定されています。
そしてこの仏殿に安置されているのが、本尊の薬師如来様です。
(⇒お寺のHPに写真が載っています)



事前に拝観のお願いをして堂内に入れていただきました。
薬師様の像高は51.5cm、檜の寄木造です。
非常に品のあるお顔立ちで、洗練された衣文や螺髪の表現などに、中央仏師の作である可能性を感じました。

周囲を守る十二神将は勇壮そのもので、十二の数にちなみ、それぞれ頭に十二支を乗せています。
私も自分の干支を見つけて合掌しました。
本尊・十二神将とともに鎌倉時代の作と推定され、山梨県の文化財指定を受けています。



境内の片隅で大量のお地蔵様に遭遇!
元々別の場所に置かれていたものが集められたのでしょうか、ズラリと並ぶ様子は実に圧巻です。
地獄における救済の仏として篤く信仰されてきたお地蔵様の人気がよくわかりますよね。

2012.3.4

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甲斐善光寺(山梨)・戒壇巡り 2012-05-10-Thu



満願寺参拝の後、再び甲府駅へ戻ってJR身延線に乗車しました。



善光寺駅で下車し、15分ほど歩いて行くと…



甲斐善光寺が見えてきました。
永禄元年(1558年)に戦国武将・武田信玄が創建したという、山梨屈指の名刹です。



信玄は川中島の戦いの際、信濃善光寺から甲斐へ阿弥陀三尊像を移し、このお寺を創建しました。
現在の本尊である阿弥陀三尊は、かつてはお前立像でしたが、元々の本尊が信濃善光寺に再度移されるにあたり、新しく本尊として祀られるようになったそうです。
本尊は秘仏のため普段は拝することが出来ないものの、その他の仏像等の宝物は境内の宝物館に安置されており、お願いをすれば拝観させていただけます。

そして甲斐善光寺で特に有名なのが戒壇廻り。
戒壇廻りとは、仏堂内陣の縁の下にあたる暗闇を手探りで歩き、どこかに置かれている錠前を探して触れることで、本尊との結縁を願うというもの。
信州善光寺のものが有名ですが、同じような戒壇廻りが各地の善光寺でも行われています。

数年前に甲斐善光寺を参拝した時は、数人の仏友たちと一緒でしたが、今回は一人で挑戦。
真っ暗闇の中を手さぐりで進むのですが、とにかく怖い!
何とか無事に錠前を探り当て、外の光を浴びた時は、心の底からホッとしました。



境内で石仏のお地蔵様を見つけました。
素朴でとても可愛らしいですね。



2012.3.4

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満願寺(山梨)・一木の十一面観音 2012-05-05-Sat



永源寺参拝の後、再びJR身延線に乗って甲府方面へ。



無人駅が多いからでしょうか、何とバスのように整理券を取って、下車時に清算するというシステムになっていました。
とてもユニークですよね



甲府駅でJR中央本線に乗り換え、石和温泉駅で下車。
駅でレンタサイクルを借り、笛吹川を眺めながら疾走します。



ぶどう畑の間を走り抜け、やがて見えてきたのは…



笛吹市の満願寺です。
あらかじめ拝観のお願いをして、地元の方にお堂を開けていただくことに。



中にいらっしゃったのは、見事な十一面観音様でした。
像高170cm前後で、欅の一木造。
むっちりした腰つきが、いかにも一木造らしい重厚感にあふれています。
頭の化仏は取れてしまっており、後補の彩色が激しいものの、造像は平安時代と推定されているそうです。



ウエストはキュッとくびれ、腰の位置が高く、長い右手は膝のあたりまですらりと下ろされています。
まさにモデルのようにスタイル抜群の観音様です。
左手は軽く握られており、かつては蓮華を握っていたことが窺えました。



参拝の後、レンタサイクルで再び駅へ。
度々自転車を停めては、緑豊かな山々や笛吹川の流れを眺めていました。
時には爽やかな風を感じつつ、のんびり巡る旅も良いものですね。

2012.3.4

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京都・三重へ行ってきました 2012-05-01-Tue

平成24年4月28日〜30日の3日間、京都と三重のお寺巡りをしてきました。

まず京都では、春季の特別公開を中心とした、洛中・洛南のお寺巡り。
そして今回が初めての旅行となる三重県では、伊勢や鈴鹿などのお寺を巡ってきました。



中でも特に三重の仏様たちとの出会いは鮮烈で、伊勢湾の美しさと共に、強く胸に刻まれています。
少し先になってしまうかもしれませんが、必ずブログにアップしますので、よろしければ是非お付き合いくださいね

なお参拝したお寺は次の通りです。

*4月28日(京都)
 六道珍皇寺→法性寺→大善寺→萬福寺→西導寺→橋寺→平等院

*4月29日(三重)
太江寺→普賢寺→近長谷寺→朝田地蔵→伊勢神宮(外宮・内宮)

*4月30日(三重)
石山観音公園→長隆寺→宝厳寺→新大仏寺→蓮光院→神宮寺→伊那冨神社→妙福寺

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