仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2012年06月 ] 記事一覧

西導寺(京都)・藤原期の薬師如来

黄檗の萬福寺から20分ほど歩いて行くと、西導寺が見えてきます。西導寺は創建を1436年にまで遡るという古刹ですが、お寺の創建よりさらに古い、藤原時代の仏像が伝えられています。収蔵庫の中央にいらっしゃったのは、端正で美しい薬師様でした。像高83.3cmで、藤原時代の作。繊細な指先、わずかに伏せた眼差しは気品に溢れ、相当な力量を持った仏師の作であることがよくわかります。こちらは凛々しい毘沙門天。像高160.6cmで...

萬福寺(京都)・笑う布袋様

数年ぶりに宇治市の萬福寺を参拝しました。黄檗宗の大本山である萬福寺は、1661年に隠元によって開創されました。隠元は中国出身の禅僧で、江戸初期の禅宗界に多大な影響を与えた人物です。彼は禅の教えの他にも、様々な文化をもたらし、インゲン豆を日本に伝えた人物であるとも言われています。境内の建物や庭は明文化の影響を色濃く受けており、一般的な日本のお寺とは違った外観を見せてくれます。回廊の床や天井は、整然と並ぶ...

大善寺(京都)・お地蔵様の街

京都を旅して電車に乗っていると、「六地蔵」という駅名をよく耳にします。六地蔵駅は市営地下鉄、京阪、JRが乗り入れるターミナル駅で、私も過去に何度か乗り換え等で利用しました。六地蔵というからには、お地蔵様がお祀りされている寺があるに違いない。その駅名を聞くたび、いつも気になっていました。そして最近、六地蔵駅の由来が大善寺というお寺であることを偶然知り、そのお地蔵様に会いに行くことにしたのです。晴天の...

法性寺(京都)・千手観音特別公開

今回の旅の目的地を京都に決めたのは、数年来ずっと憧れ続けてきた仏像の特別公開が行われることを知ったからでした。京都市東山区の法性寺。929年に藤原忠平が建立した藤原家の氏寺であり、往時の寺領は現在の東福寺や泉湧寺、さらには東山にまで及ぶほど広大であったという古刹です。そしてこの法性寺の本尊こそが、国宝・千手観音立像。ここ数年、尊像の拝観は中止されていましたが、今回の京都春季非公開文化財特別公開で一般...

六道珍皇寺(京都)・冥界の入口

京都市東山区にある六道珍皇寺は、とある不思議な伝説が残されていることで有名なお寺です。その不思議な伝説というのは…平安の昔、夜な夜な六道珍皇寺の境内にある井戸の中へと消えてゆく男がいました。その男の名は小野篁。かの有名な小野妹子の子孫であり、自身も学者や歌人として活躍した才人でした。でも一体なぜ井戸へ?なんと彼は閻魔庁における第二の冥官で、境内の井戸を通じて、この世とあの世を自由自在に行き来してい...

大悲願寺(東京)・阿弥陀如来御開帳

毎年4月21、22日は、あきるの市にある大悲願寺の阿弥陀三尊が開帳される日。今年は御開帳日が土日にあたるということで、満を持して参拝してきました。大悲願寺へは武蔵増戸駅から徒歩で20分ほど。道すがら野菜の無人販売を発見!思わずほっこり気分になりますやがて現れた美しいチューリップ畑の先に…大悲願寺が見えてきました。真言宗豊山派の寺院で、本尊は大日如来。1191年の創建と伝えられ、江戸時代には幕府からの庇護を受け...

左サイドMenu

プロフィール

ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

最新記事

カレンダー

05 | 2012/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

右サイドメニュー

検索フォーム

QRコード

QR