仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

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読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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仏像半島展(後期展示)に行ってきました 2013-05-29-Wed

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千葉市美術館で開催中の「仏像半島―房総の美しき仏たち―」展の後期展示に行ってきました。
実は前期展示も合わせると、訪れるのは今回で3回目になります(笑)
(⇒前期展示の記事はこちら)
今回は比較的会場が空いていたため、大好きな東明寺(富津市)の薬師様をしばらく独り占め(?)することができました。

tomyojiyakushi.jpg (※仏像半島パンフレットより)

変換~Scan0001 (※千葉市美術館パンフレットより)

特別展で特に印象的だったのは、その横顔です。
これまではどこかおっとりしたお顔立ちだと感じていたのですが、横からの表情は意外なほどキリッとしておられ、そのギャップがとても新鮮でした。
お寺では前方からのみの拝観になるため、ほぼ360度全ての方向からお姿を拝することが出来る今回の展示は、またとない貴重な機会だと思います。

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そうそう、前期では勇気がなくてチャレンジできなかった勝覚寺(山武市)の四天王様の顔ハメにもチャレンジしました♪
顔ハメで顔を隠したら何が何だかよくわかりませんが…(汗)

それから前回にはなかった魅力的なコーナーが増設されていましたよ☆

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邪鬼を踏んで光背を背負い、四天王気分を味わえるコーナーです(笑)
こちらも勝覚寺の四天王様がモデル。
いやー、恥ずかしかったけど、チャレンジして良かった♪
写真を撮ってくださった美術館の方が爆笑なさっていましたが…(汗)

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ちゃんと光背の背負い方も紹介されていますので初心者でも簡単に背負えます(笑)

…と、様々な趣向を凝らした仏像半島展、会期は6月16日(日)まで。
個性あふれる房総の御仏たちに是非お会いしにきてくださいね☆

2013.5.19

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金剛寺(神奈川)・阿弥陀如来御開帳 2013-05-26-Sun

4月上旬、神奈川県厚木市にある金剛寺の御開帳へ行ってきました。

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小田急線の本厚木駅からバスに約20分ほど乗り、飯山観音前で下車。
ちょうど「あつぎ飯山桜まつり」の開催期間ということもあって、参道は灯篭で飾られ、華やかな雰囲気が漂っていました。

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橋を渡って真っ直ぐ行くと、坂東三十三観音霊場第6番札所である飯山観音へと辿り着きますが、今回はすぐに右へと曲がります。

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やがて山門が見えてきました。

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金剛寺の堂宇のようです。
周囲はひっそりとしているため、現在は使われていないのかもしれません。

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さらに進むと左手にコンクリート製の立派な収蔵庫が建っており、そちらで本尊の御開帳が行われていました。
中を覗いてみると…

ph_kongouji.jpg (⇒厚木市のHPより)

収蔵庫にいらっしゃったのは、優美な藤原期の阿弥陀様でした。
像高139.3cm、檜の寄木造です。
いわゆる定朝様の流れをくみながらも、お顔は四角く張って、眼差しは凛としており、単なる模倣にとどまらない仏師の個性を感じさせます。

ph_kongouji2.jpg (⇒厚木市のHPより)

近くにある本堂には鎌倉期の地蔵菩薩が安置されており、お堂の中を必死に覗いていると、地元のボランティアの方に声をかけていただきました。
「あなたどこから来たの?」
「千葉からです」
「えー!千葉から?仏像が好きなの?」
などなど、話は大いに盛り上がり…

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なんと私も休憩に混ぜていただくことに(笑)
皆様、その節は本当にお世話になりました♪

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金剛寺参拝の後、近くにある飯山観音へ。
 
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坂東三十三観音霊場の札所だけあって立派な本堂です。

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やがてどこからともなく音楽が響き渡ってきました。
見ると駐車場がさくら祭りの会場となっており、地元の子供たちが出し物を演じています。
あいにくの雨模様でしたが、年に一度の子供たちの晴れ舞台を、私もほっこり気分で眺めていました。

2013.4.6

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仙遊寺(愛媛)・藤原期の千手観音 2013-05-22-Wed

四国旅行の最終日は、愛媛県今治市の仙遊寺からスタートです。

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仙遊寺は飛鳥時代に天智天皇が創建したと伝えられる古刹で、現在は四国八十八箇所霊場の第五十八番札所として篤い信仰を集めています。
早朝にも関わらず、境内の駐車場は既に満車状態。
本堂付近はご朱印を受ける参拝者で賑わっていました。

拝観のお願いをして本堂の奥へと進むと…

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ほのかな光を受け、美しい千手観音様がぼうっとお姿を浮かび上がらせていました。
その作風などから藤原期の作と推定されています。

海から上がってきた竜女が一刀三礼しながら彫ってお寺に安置したのがこの観音像であると伝えられており、この不思議な伝説をもとに「作礼山」という山号が付けられました。
さらにこの像には竜宮から届けられたという言い伝えもあるのだとか。
いずれにしても海への信仰との深い繋がりを窺わせます。

お寺の方のお話によると、虫食いなどによる傷みがとてもひどかったため、近年になり補修され、写真のような美しいお姿になられたそうです。

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上品で柔和なお顔、むっちりとした量感ある体躯。
歴史ある四国八十八箇所霊場の札所に相応しい、素晴らしい仏様ですね。

2012.9.16

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仏像半島展に行ってきました 2013-05-14-Tue

千葉市美術館で開催中の「仏像半島―房総の美しき仏たち―」展に行ってきました。
(⇒展覧会HPはコチラ)

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公共の交通機関では巡りにくい房総半島の仏像が一堂に会したこの特別展は、房総仏に馴染みのない方々にも十分満足していただける内容だと思います。

個人的に衝撃を受けたのは、南房総市・小松寺の薬師如来立像です。(⇒お寺のHPはコチラ)
アーモンド形の瞳も個性的ですが、この薬師様の存在を特に際立たせているのが、板のように薄い体です。
異形の姿から放たれる神秘的なオーラ。
正面から見るとボリュームさえ感じるだけに、横から見た瞬間、あまりの体の薄さに「わっ!」と思わず声を上げてしまいそうになりました(笑)
何年も前からずっと気になっていたのですが、通常は秘仏のため、今回ついに拝観する機会を得て本当に感激しました。
前期のみ(5月19日まで)の展示になりますので、是非お会いしに行ってくださいね♪

その他にも、東明寺(富津市)の薬師如来立像、勝覚寺(山武市)の四天王立像、常灯寺(銚子市)の薬師如来坐像など、私も大好きな房総各地のスターたちが勢ぞろいしており、仏像ファンの心を熱くしてくれます。
何年もの間、ずっと房総のお寺を巡り続けてきましたが、これまで全く知らなかった仏像も多数紹介されていて、房総文化の懐の深さを再認識しました。

周囲に広がる青い海、緑あふれる山々。
房総の人々は大自然のあちこちに、神や仏の存在を感じ、畏れ敬ってきました。
私たちの故郷にも何百年も伝えられている文化があるということを、少しでも多くの方々に知っていただけますように。

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定福寺(高知)・笑うお地蔵様 2013-05-08-Wed

土佐国分寺参拝の後、レンタカーで北上し、四国の内陸部へと向かいました。

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山々の間を流れる清流。
あたりには靄がかかり、収穫の近づいた田畑の緑をしっとりと濡らしていました。

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こちらは大豊町の定福寺。
とても不思議なお地蔵様がいらっしゃることで有名なお寺です。
そのお地蔵様たちというのが…

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「お地蔵様ー!」

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「はーい♪」

何ということでしょう。
アイドルのようにニッコリと笑いながらこちらを向いてくださるではありませんか(笑)
庶民に絶大な人気を誇ってきた地蔵菩薩。
中でもこのお地蔵様たちの愛くるしさ、人懐っこさと言ったら…!

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それぞれのお地蔵様に個性があり、お姿を拝していると、思わず笑みがこぼれます。
この空間にいるだけで、ほっこりとした、幸せな気分になれるのです。

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拝観を終え、お堂の外へ。
優しい笑顔の余韻に浸りながら、川べりを歩いてゆきました。

2013.9.15

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土佐国分寺(高知)・土佐日記の舞台 2013-05-04-Sat

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皆さんが土佐という言葉を聞いて思い浮かぶもののひとつに、平安時代の日記文学の最高峰『土佐日記』があるのではないでしょうか。

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南国市の土佐国分寺周辺は古代から中世まで土佐国の中心として栄え、『土佐日記』の作者・紀貫之も国司として4年間当地に滞在したそうです。
お寺はたびたび兵火に遭い焼失しましたが、永禄元年(1558年)に長宗我部氏が金堂を再建、さらに明暦元年(1655年)に土佐藩2代藩主山内忠義が山門を寄進して再興しました。

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拝観の時間より少し早く着いたため、お寺の周辺を散策することに。

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遍路道を指し示す、小さな道しるべが立っていました。
その矢印の先を見上げると…

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田畑の間に伸びる長い長い一本道。
容赦なく降り注ぐ日差し、吹きつける風雨に耐え、何百年もの間、数えきれないほど沢山のお遍路さんたちがこの道をただひたむきに歩いてきた、その様子が胸に浮かんできて、圧倒されながらしばらくの間立ちつくしていました。

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拝観のお願いをした時間になり、本堂の中へと入れていただきました。
中にいらっしゃったのは、二体の薬師如来様たちでした。
(⇒土佐国分寺のHPはコチラ)

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拝観の後、お寺の方から道を教えていただき、土佐国司館跡へと向かいました。

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こちらが紀貫之邸跡です。
かつては国の中心として繁栄を極めていたであろうこの場所も、今は長閑な田園地帯となっており、長い時の流れを実感させてくれました。

2012.9.15

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