仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2013年11月 ] 記事一覧

智識寺(長野)・立木の十一面観音

島崎藤村の詩に歌われたことでも有名な千曲川。甲武信ヶ岳を源流とするこの川は、長野盆地を潤しながら北東へ流れ、新潟県に入ったところで信濃川へと名前を変えます。その全長は367kmにも及ぶという、日本最長の大河です。この千曲川の流れから程近い丘の中腹、千曲市の上山田というところに智識寺があります。その創建は天平時代にまで遡ると伝えられ、室町時代に入ると、地元の有力者・村上氏の帰依を受けて隆盛を極めました...

清水寺【松代】(長野)・三体の平安仏

長野市保科地区の清水寺を参拝したあと、もう一つの清水寺のある松代地区と向かいました。松代地区の清水寺は延暦22(803)年に寛空上人が開山したと伝えられている古刹で、往時は堂宇が建ち並ぶ大寺院であったといいます。18世紀初の火難により伽藍が悉く焼失してしまい、現在の地へと移転したそうです。こちらの収蔵庫に安置されているのが重要文化財の御仏たち。事前にお願いして拝観させていただきました。まず一際目をひいた...

清水寺【保科】(長野)・川のほとりの古仏

長野市には重要文化財の仏像が安置されていることで有名な、二つの「清水寺」があります。保科地区の清水寺と松代地区の清水寺。どちらも創建を平安時代にまで遡るという信州屈指の古刹です。この旅ではまず保科地区の清水寺を訪ねることにしました。保科地区の清水寺は、大同年間(806~810)に征夷大将軍・坂上田村麻呂によって建立されたと伝えられています。かつては堂塔伽藍を備えた大寺でしたが、大正5年に全焼し、現在では...

善光寺(長野)・牛にひかれて…

長野市といえば善光寺。ことわざ「牛に引かれて善光寺参り」で有名な、信州きっての古刹です。善光寺周辺は巨大な門前町として栄えており、塔頭、お土産屋さんなどが参道や横道に建ち並んでいます。まずは正面に巨大な仁王門が見えてきました。わわわ!中にはとてつもなく巨大な仁王様がいらっしゃいました。なんと像高4.8mもあるのだとか。かの有名な高村光雲と米原雲海の合作で、伝統的な日本彫刻に西洋の写実性が加わった、非...

安楽寺(長野)・日本最古の八角三重塔

信州旅行一日目、最後に上田市の安楽寺を参拝しました。お寺のある塩田平は鎌倉時代に塩田北条氏の所領だった為、数多くの寺社仏閣、文化遺産が残されており、そのことから「信州の鎌倉」とも呼ばれています。安楽寺の創建は天平時代にまで遡ると伝えられていますが、はっきりとした史料が確認できるのは、鎌倉時代に実質な開山である樵谷惟仙がお寺を再興してからだそうです。そしてこのお寺で特に有名なのが…こちらの国宝・八角...

中禅寺(長野)・鎌倉期の阿弥陀如来

すすきが揺れる野原を通り過ぎ、長野県上田市へ。上田は戦国時代に真田氏によって上田城が築かれた、信州きっての城下町です。中禅寺の創建は天長年間(824~34年)にまで遡り、空海が雨乞いの為に草庵を結んだのが始まりと伝えられています。お寺のある独鈷山周辺は塩田平の水源地として信仰の対象になっていたため、古くから山岳信仰とも関係が深かったのかもしれません。 仁王門には可愛らしい仁王様たちがいらっしゃいました...

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