仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

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読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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浄教寺(和歌山)・慶派の大日如来 2014-07-27-Sun

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歓喜寺参拝のあと、有田川の流れを眺めながら車を走らせること約10分。

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有田川町の浄教寺に辿り着きました。
浄教寺は文明4年(1472)に創建された浄土宗西山派の古刹ですが、お寺の創建より更に古い、鎌倉期の仏像が伝えられています。

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事前にお願いをして、収蔵庫に安置されている大日如来坐像を拝観させていただきました。

dainichi.jpg (⇒和歌山県立博物館HPより)

像高86.4cmの寄木造。
目には玉眼がはめられています。
その洗練された作風から、快慶ないし関連工房の手によるものと考えられているそうです。
かつて浄教寺の近隣にあった密教寺院・最勝寺から招来されました。

dainichiup.jpg (⇒和歌山県立博物館HPより)

眼差しは凛々しく、体躯は引き締まり、鎌倉仏らしい写実性に富んだ像です。

美しい尊像をうっとりと眺めがら、
「ハンサムな大日様ですねぇ」と私が申し上げると、
「うふふ。そうでしょう」とお寺の方も嬉しそうに答えてくださいました。

2014.1.18

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法音寺(和歌山)・二体の阿弥陀如来 2014-07-20-Sun

和歌山旅行の二日目は、有田川町の法音寺を最初に参拝しました。

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こちらは萱ぶき屋根の本堂です。
1457年建立と伝えられており、国の重要文化財に指定されています。

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堂内中央には藤原期の阿弥陀三尊が安置されていました。

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中尊の阿弥陀様は、像高84.7cmの寄木造。
いわゆる定朝様の優美な仏様で、上品上生の印を結び、体には漆箔が施されています。
かつては全身が金色に輝いていたのでしょう。

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そして堂内にはもう一体、阿弥陀様がいらっしゃいました。
珍しい中品下生の印を結んでいます。
像高68cmの一木造。
その重厚感ある像容から、本尊よりも古い時代に彫られたと考えられているようです。

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私が特に心を惹かれたのは、こちらの十一面観音様でした。
像高107cm、ヒノキの一木造。
藤原時代の作と推定されていますが、翻波式の衣文など、古様な表現も見られます。
ふっくらとしたお顔が可愛らしく、実に親しみやすい観音様です。


事前にお電話で拝観のお願いをしていましたが、道を間違えて大幅に時間が遅れてしまい、管理をなさっている地元の方には大変ご迷惑をおかけしました。
改めてお詫びをさせていただくとともに、ご親切に対応してくださったこと、そして素晴らしい仏縁に心から感謝申し上げます。

2014.1.17

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山形へ行ってきました 2014-07-16-Wed

7月12日~14日の三日間、約一年ぶりに山形県のお寺巡り&山登りをしてきました。

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旅程は下記の通りです。

*7月12日
慈恩寺→注連寺→正善院→出羽神社

*7月13日
月山神社

*7月14日(米沢市内)
昌伝庵→上杉神社→善光寺

少し先になってしまいそうですが、旅行記を必ずブログに書きますので、よろしければご覧になってくださいね♪

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道成寺(和歌山)・国宝 千手観音立像 2014-07-05-Sat

観音寺参拝の後、歌舞伎や能の舞台として知られる道成寺(日高川町)を訪ねました。

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和歌山駅から紀勢本線に乗って南下すること約一時間。
…のはずが、電車の乗り間違い(汗)などもあり、予定より大幅に遅れて道成寺駅へ到着しました。
参拝終了時刻が迫っていたため、大急ぎでお寺へと向かいます。

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やがて見えてきた仁王門の中には…

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少し顔が大きめの、個性的な仁王様がいらっしゃいました。

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道成寺は奈良時代に文武天皇の勅願によって建立されたと伝わる古刹です。
こちらは重要文化財の本堂で、南北朝時代に再建されました。
創建当初の詳しい文献などは残っていませんが、境内の発掘調査で出土した瓦の年代からも、8世紀初頭には寺院が存在したことは間違いないようです。

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そして道成寺と言えば、安珍・清姫伝説。
古くは平安時代の『大日本国法華験記』や『今昔物語集』に記載がみられるこの伝説は、能や歌舞伎の演目になったことで、広く庶民にも知られるようになりました。
僧・安珍に裏切られた清姫が激怒のあまり蛇に変化し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すという、激しくも切ない恋の物語です。

img_1300_02.jpg (⇒道成寺HPより)

長年の憧れだった本尊の国宝・千手観音立像は現在宝物館に安置されていました。
像高294cm。
これだけの大きさでありながら、なんとヒノキの一木造です。
写真では何度も見たことがあったものの、実際にお姿を拝した時には、そのあまりの迫力に息を飲みました。
やや厳しい眼差し、翻波の衣文などに古様な表現がみられることから、9~10世紀の作と推定されています。
千手観音の脇侍としては珍しく、両脇には日光・月光菩薩がおられ、三尊立ち並ぶ様はまさに圧巻です。
平日の夕方ということもあってか、しばらくすると宝物館内には誰もいなくなり、御仏たちの濃密な空間を一人だけで過ごすという、最高に贅沢な時間を味わいました。

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道成寺参拝の後は御坊駅へ向かい、そこから紀州鉄道に乗り換えました。
この紀州鉄道は日本で二番目に短い鉄道として知られており、なんと端から端まで乗っても乗車時間はわずか8分ほどしかありません。

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電車内にはカーテンがかかっており、車窓から海辺の街をゆっくり眺めながら、レトロな雰囲気に浸ったのでした。

2014.1.17

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