仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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中国地方へ行ってきました 2014-09-26-Fri

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平成26年9月22日~25日の4日間、中国地方を旅行してきました。
旅程は下記の通りです。

*9月22日(鳥取県)
 大日寺→地蔵院→三佛寺

*9月23日(鳥取県&島根県)
 観音寺→巌倉寺→仏谷寺→美保神社

*9月24日(島根県)
 大寺薬師→出雲大社→安来清水寺→足立美術館

*9月25日(岡山県)
 五流尊瀧院→阿智神社→安養寺→真備町尾崎地区磨崖仏

少し先になってしまいそうですが必ずブログにアップしますので、よろしければご覧になってくださいね♪

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注蓮寺(山形)・即身仏の古刹 2014-09-20-Sat

1974年に芥川賞を受賞した森敦の「月山」は、山形県出羽地方の自然や文化、そこに住む人々の暮らしを幻想的な筆致で描いた小説として知られています。
この作品の主な舞台となっているのが、月山山麓に位置する注連寺という古刹です。

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「注蓮」とは神事に使う「注連縄(しめなわ)」のこと。
お寺周辺の集落が「七五三掛(しめかけ)」と呼ばれていることからもわかるように、かつて注蓮寺は出羽三山の別当寺として栄えた、神仏習合の寺でした。

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そしてこの注蓮寺で特に有名なのが、鉄門海上人の即身仏です。
即身仏とは衆生救済を願って修行を行い、穀物などを絶ったのちに、自らの肉体をミイラにして絶命した僧侶を指します。
全国的に非常に珍しいものの、山形県内には庄内地方を中心に8体もの即身仏が伝わっているため、出羽三山では特に篤い信仰を集めていたようです。
鉄海門上人の即身仏はお堂の左端に安置されており、参拝者は皆、その御前で深く頭を垂れて祈りを捧げていました。

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境内には七五三掛桜と呼ばれる樹齢数百年の桜の古木がありました。
お寺の方によると、この桜は最初に白い花を咲かせますが、やがて花弁を薄紅色に変えてゆく、非常に珍しい木なのだそうです。
なぜそうなるのか理由は全くわかっておらず、その美しさと不思議さから、春には多くの参拝者で賑わうのだとか。
私が訪れた日は、昼過ぎから降り続いていた雨を受け、鮮やかな緑の葉がさやさやと優しい音を立てていました。

2014.7.13

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月山神社(山形)・天空の社殿 2014-09-14-Sun

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東北を代表する霊峰・月山。
羽黒山、湯殿山と共に出羽三山のひとつとして信仰を集めてきたこの山は、冬には真っ白な雪化粧を纏い、春には色とりどりの高山植物を輝かせる、神の山です。
この月山の山頂に位置する月山神社を参拝してきました。

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月山の登山道はいくつかありますが、今回は鶴岡方面から車で8合目まで登り、そこから山頂を目指すコースを選びました。
8合目駐車場を朝7時頃に出発。
まもなくすると弥陀ヶ原と呼ばれる湿地帯が見えてきました。
明治期の神仏分離令までは、月山神社の本地仏は阿弥陀如来だと考えられていたため、この名前が付けられたようです。
神様が田植えをなさる場所とされていることから、「御田ヶ原」とも呼ばれています。

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高山植物が小さな花を咲かせています。
厳しい冬が過ぎ、暖かで、優しい季節が訪れたことを喜んでいるかのようです。

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しばらくすると残雪地帯へと辿り着きました。
横の方で山スキーをしている人もちらほら見えます。
私が行ったのは7月中旬でしたが、まだこれほどの残雪があることにとても驚きました。

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念のためアイゼンを装着し、雪の斜面を横切ります。

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9合目にいらしたお地蔵様たち。
ニット帽がよくお似合いです。
ちょうどこのあたりから雨が降り出し、次第に激しさを増してゆきました。

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登山開始から3時間ほど歩いたところで遂に登頂。
山頂にある月山神社をお参りしました。
社殿はきっちり組まれた石垣の上に建てられており、さながら天空に浮かぶ城のようでした。
2000m近い頂まで大量の石を運ぶという、古の人々の途方もない労苦を思うと胸が打たれます。

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休憩小屋は巡礼の装束を纏った方で賑わっており、今なお出羽信仰が根強い人気を誇っていることが実感できました。
雨がますます激しさを増してきたため、休憩もそこそこに下山を開始。
再び8合目駐車場へ戻ってきたのは13時30分過ぎでした。
悪天候と歩みの遅さもあり、上り3時間強、休憩をはさみ、下り3時間弱ほどの登山となりました。

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2014.7.13

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出羽神社(山形)・蜂子皇子像御開帳 2014-09-07-Sun

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約1年ぶりに羽黒山の出羽神社を参拝しました。(⇒前回の記事はこちら)

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今回一番のお目当ては、出羽神社境内にある蜂子神社の御開帳です。

推古天皇の御世のこと。
崇峻天皇の御子である蜂子皇子は、政治闘争に巻き込まれて宮中を逃れ、由良(現・鶴岡市)の浦へと辿りつきました。
そこに三本足の大きな鳥が飛んできて、皇子は羽黒山へと導かれます。
蜂子皇子は羽黒山で修行を積まれたのち、山頂に社を創建され、さらに月山、湯殿山を開かれたのでした。
これが出羽三山の由来であると伝えられています。

蜂子皇子像の御開帳は今回が初めてということで、多くの参拝者で賑わっていました。
10~15分ほど列に並んだところで、いよいよ建物の中へ。
中央には平安貴族のような装束をまとった、蜂子皇子の尊像が安置されていました。
はっきりとした造像年代は不明ですが、おそらく近世以降の作かと思われます。
美しい色彩がとても印象的でした。
かつてこの尊像は羽黒山麓の五重塔に安置されていましたが、のちに山上の開山堂に移され、さらには明治期の神仏分離令を受けて、神社へと分祠されることとなりました。

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参拝したのは7月中旬でしたが、敷地内には紫陽花が美しく咲き誇っており、参拝者の目を楽しませてくれました。
そして羽黒山で特に有名なのが…

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山麓にある国宝・五重塔です。
杉並木の間に悠然と建つその姿は、山岳信仰の古刹に相応しい、おおらかで力強い美しさに溢れています。

2014.7.12


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正善院黄金堂(山形)・黄金の三十三観音 2014-09-02-Tue

寒河江市から山形県を横断し、日本海に面する鶴岡市へ。

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羽黒山麓の正善院黄金堂を参拝しました。
かつて羽黒山には十大寺の堂宇が並んでいましたが、明治期の神仏分離令の後、そのほとんどが荒廃してしまいました。
正善院は現存する三ケ寺の一つとして、出羽信仰の法灯を今に守り伝えています。

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変換~P1120332 (※2013年参拝時の外観)

重要文化財の本堂は屋根の葺き替え工事が行われてましたが、お寺の方のご厚意で、本堂内部を拝観させていただけることに。
堂内には金色に輝く等身大の三十三観音がずらりと並んでおり、その絢爛豪華さに息を飲みました。
造像年代は不明ですが、どの像も丁寧に造られており、長い間大切に守られてきたことがよくわかります。
記憶にある限りでは、これまでに等身大の三十三観音像を拝したことが無いため、全国的にも非常に珍しいのではないかと思います。

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境内には「お竹大日堂」と呼ばれる小さなお堂がありました。
江戸時代に実在した、お竹さんという信心深い女性にちなんで建てられたそうです。
中を覗いてみると…

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美しい大日様がいらっしゃいました。
お竹さんに縁の深い仏様のためか、とても優しいお顔をしていらっしゃいます。

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そして境内の反対側にいらっしゃったのは閻魔さまたちです。
泣く子も黙る地獄の裁判官も、石像になると、なぜだか可愛らしい感じがしますよね。

2014.7.12

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