宇都宮二荒山神社(栃木)・下野国の一宮

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レンタサイクルで宇都宮市街地を走っていると、大通り沿いに巨大な鳥居が見えてきました。
下野国一宮である、宇都宮二荒山神社です。

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鳥居をくぐると長い長い階段が続いています。
息を切らせて登り、ふと後ろを振り返ってみると…

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鳥居の向うに、パルコなどの商業施設が建ち並ぶ、どこか不思議な光景が広がっていました。
宇都宮は二荒山神社当社の門前町として発展してきた街なのです。

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祭神である豊城入彦命は武勇に秀でた神として知られることから、歴代の武将たちから篤い信仰を集め、源氏や徳川家からも寄進を受けたと言われています。
現在の社殿は明治10年(1877年)に再建されたものですが、神社の歴史、風格を感じさせる立派な建物でした。

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この日の旅程を全て終え、駅周辺でひと休み。
そう、宇都宮と言えば、この食べ物ですよね♪

2015.3.14
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一向寺(栃木)・汗かき阿弥陀

大谷寺参拝の後、バスで宇都宮駅へと戻り、駅近くでレンタサイクルを借りました。

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市街地を走り抜けると、やがて住宅街の多いエリアへ入ってゆきます。

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こちらは宇都宮市の一向寺。
鎌倉時代の御家人・宇都宮景綱によって創建されたと伝わる、宇都宮屈指の古刹です。

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こちらのお寺で特に有名なのが、汗かき阿弥陀と呼ばれる阿弥陀様。
普段はこちらの収蔵庫に安置されていますが、土日などのお休みの日だけ特別に公開されます。

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銅造で像高32.1cm。
1405年造立の銘が残っています。
もとは宇都宮氏の菩提寺であった長楽寺の本尊でしたが、明治期になって一向寺へと移されたそうです。
この阿弥陀様は、国家の危機の際には汗をかいて知らせるという不思議な伝承があり、そのことから「汗かき阿弥陀」と呼ばれて篤い信仰を集めてきました。

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特に印象的だったのは、体中にびっしりと刻まれた夥しい数の文字でした。
そこには発起人や願主、345人もの結縁者の名前が千文字以上にわたって刻まれているそうです。
多くの人々がこの阿弥陀様に極楽往生の願いをかけていたことがわかります。

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銅造ながらも螺髪はきめ細かく、お顔立ちも端正で、その優れた像容にとても驚きました。

2015.3.15

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大谷寺(栃木)・岸壁の千手観音

先日、かねてからの念願だった栃木県・宇都宮市のお寺巡りをしてきました。

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早朝の電車を乗り継ぎ、地元から3時間ほどかけてJR宇都宮駅へ。

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日本一の餃子の街だけあって、駅前には沢山の餃子店が軒を連ねていました。
宇都宮駅前からバスに乗り換え、大谷方面へと向かいます。

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30分ほどで大谷観音前のバス停に到着。
しばらく歩いて行くと、赤い仁王門が見えてきました。
坂東三十三箇所第19番札所・大谷寺です。
参拝受付を済ませ、中に足を踏み入れてみると…

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まるで建物が岩に飲み込まれているようです。
宇都宮市の大谷町付近は、建材として重用される大谷石の採石場として有名で、大谷寺の堂宇も大谷石の岸壁に張り付くようにして建てられています。
そしてこちらの御本尊は磨崖仏の千手観音立像。
中に入ってみると、お堂の奥は岩壁がむき出しになっており、そこに巨大な観音像が浮かび上がっていました。
像高389cm、藤原時代の作と推定されています。
現在はほとんど剥がれ落ちてしまっていますが、かつては全身が金箔で覆われていたそうです。

本尊の脇にある壁面には、阿弥陀三尊、釈迦三尊なども彫られていました。
それぞれ造像年代は少しずつ異なり、藤原時代から鎌倉時代にかけて徐々に彫られていったと考えられています。

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参拝を終えた後は、お寺の周りをぶらりと散策。
採石場跡に、大きな大きな大谷石の観音様がいらっしゃいました。
その名も大谷平和観音、像高はなんと26.93mもあります。
昭和23年(1948年)から6年かけて彫られたそうです。

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こちらは大谷石をくり抜いて彫られた車庫です。
その他にも、岸壁には民家の倉庫なども造られており、大谷石と共に歩んできたこの土地の人々の文化を感じました。

2015.3.14

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願成寺(福島)・国宝 白水阿弥陀堂

レンタカーでいわき市内を南下し、願成寺へと向かいました。

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願成寺は通称・白水阿弥陀堂として知られる古刹で、1160年(永暦元年)に、地元の有力者であった岩城則道の妻・徳姫により創建されました。

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こちらがその阿弥陀堂。
平安期の貴重な建築として名高く、福島県の建造物で唯一、国宝の指定を受けています。

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(※お寺パンフレットより)

阿弥陀堂には本尊の阿弥陀三尊、その両脇に二天像が安置されていました。
中尊の阿弥陀如来坐像は像高84.8cm、観音・勢至菩薩立像はいずれも100cmほど。
いわゆる定朝様の流れをくむ、優美な藤原彫刻です。

特に印象的だったのは、非常に細かい透かし彫りで造られた、御本尊の光背でした。
仄かな光を受けて、背後の壁に装飾的な影が映し出されており、その幻想的な美しさに目を奪われました。
長い年月により堂内の彩色はほとんど落ちていますが、堂内にあった復元図によると、かつてお堂は色鮮やかな絵で飾られていたようです。
そこに金色の御仏がおわす様は、さながら極楽浄土が現世にあらわれたような煌びやかさであったことでしょう。

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阿弥陀堂の周囲には浄土式庭園が広がっていました。
創建者である徳姫が奥州藤原氏の出身であったことから、毛越寺や無量光院といった、平泉近辺にある寺院の構造に影響を受けていると考えられています。
現在、広大な敷地は公園として開放されており(※阿弥陀堂拝観は有料)、ジョギングや犬の散歩をする地元の方々で賑わっていました。

2015.3.7

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