仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2015年12月 ] 記事一覧

願興寺(岐阜)・薬師如来御開帳

今年の春、可児郡御嵩にある願興寺を参拝してきました。願興寺を参拝するのは数年ぶりになりますが、今回一番の目的は、本尊である薬師三尊の特別開帳です。前日宿泊した名古屋市内から名鉄に乗り、御嵩駅へ。駅の改札を出るとすぐ、正面に願興寺の山門が見えてきます。あいにくの雨模様でしたが、久しぶりの御開帳、しかも一日のみとあって、境内は多くの参拝者で賑わっていました。収蔵庫の前には既に長い長い行列ができており、...

法華寺(愛知)・藤原期の薬師如来

成願寺参拝の後は、再び稲沢市へ。法花寺町にある法華寺を参拝しました。奈良時代、聖武天皇の国分寺建立の詔により、各国に建立された国分寺と国分尼寺。寺伝によると法華寺はこの国分尼寺を前身とする古刹で、戦火などにより荒廃や再興を繰り返しながらも、千年以上もの間その法灯を守り伝えてきました。 (⇒稲沢市のHPはこちら)本尊は藤原期の薬師如来坐像で、像高146.4cm。桧の寄木造。穏やかなお顔立ちと、彫りの浅い流...

成願寺(愛知)・平安期の十一面観音

稲沢市を一度離れて再び名古屋市内へ。北区にある成願寺を参拝しました。階段を上ってビックリ!目の前に現れたのはガラス張りの仁王門です。 なかにはどっしりした体つきの仁王様たちがいらっしゃいました。これまでに数えきれないくらいのお寺を参拝してきましたが、これほどまでにモダンな仁王門を見たことがありません。門をくぐって中に入ると、同じくガラスが全面に張られた本堂が建っていました。寺伝によると成願寺は、こ...

尾張国分寺(愛知)・鎌倉期の釈迦如来

安楽寺から10分ほど歩いてゆくと、同じく稲沢市にある尾張国分寺が見えてきます。現在の国分寺は、明治19(1886)年に円興寺というお寺が改称した寺院で、かつての国分寺跡からは約900メートル北に位置しているそうです。円興寺は江戸時代に旧国分寺の本尊であった薬師如来像を招来し、お寺に安置したと伝えられています。寺宝の多くはこちらの立派な収蔵庫に安置されているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。中...

安楽寺(愛知)・藤原期の如来像

熱田神宮を参拝した後は、名古屋市の北西に位置する稲沢市へ。しばらく車を走らせていると、川沿いに満開の桜並木が見えてきました。稲沢市域は奈良時代に尾張国分寺や国分尼寺、国府が置かれた場所で、古くから尾張地方の政治や文化の中心として発展してきました。現在、稲沢市には重要文化財の仏像を安置する二つの安楽寺がありますが、今回私が参拝したのは、稲沢市船橋地区にある安楽寺です。拝観をお願いした時間より少し早く...

熱田神宮(愛知)・三種の神器 草薙剣

少し前のことになりますが、今年の春に愛知県と岐阜県を旅してきました。名古屋駅でレンタカーを借り、まず最初に参拝したのは、名古屋市熱田区の熱田神宮です。三種の神器のひとつ、草薙剣を祀る神社として知られており、日本屈指の格式の高さを誇ってきました。景行天皇の御代のこと。『日本書紀』や『古事記』に名高い日本武尊は、東国平定の際に伊勢国の倭姫命から草薙剣を授かり、数々の武功をあげたのち、その帰路で尾張に滞...

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