仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

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読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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宗像大社(福岡)・海の正倉院 2017-01-31-Tue

福岡旅行の二日目は、宗像市にある宗像大社を最初に参拝しました。

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私がこの神社を知ったのはわりと最近で、数年前に出光美術館で宗像大社国宝展が開催された時でした。
その社宝の素晴らしさに感嘆したのは勿論ですが、特に興味をひかれたのは、宗像大社というのが単一の神社の名称ではなく、沖ノ島の沖津宮、筑前大島の中津宮、宗像市田島の辺津宮の三社の総称だということ、そして中でも沖津宮は島そのものがご神体として信仰されており、一般人が参拝できるのは年に一度だということでした。
しかし沖ノ島は現代においても、厳重な女人禁制の島。
そこで今回は宗像市にある辺津宮を参拝することにしたのです。

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宗像の地は古くから中国大陸や朝鮮半島との貿易が盛んだった場所で、日本書紀にもその名が記載されているそうです。
祭神は天照大神の息から生まれたという宗像三女神で、三女神はそれぞれ沖津宮、中津宮、辺津宮にお祀りされています。

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宗像市にある辺津宮の祭神は市杵島姫神ですが、その拝殿の奥には第二宮、第三宮と呼ばれるお宮があり、そちらを参拝することで、それぞれの神社を詣でるのと同じご利益があるとされています。
境内は緑に溢れており、樹齢数百年はあろうかという大木がたくさん生えていました。

takamiya_p.jpg (⇒宗像大社HPより)

そして特におすすめしたいのが、境内の一画にある高宮祭場と呼ばれる聖地です。
この場所は宗像三女神の降臨地と伝えられており、現在もこの場所で神事が執り行われています。
参拝者のほとんどは拝殿を参拝して帰ってしまうため、このあたりは境内の中でもとりわけ静寂に包まれていました。

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参拝の後は宝物館へ。
こちらでは国宝に指定されている宗像大社の社宝を拝観することができます。
沖ノ島は奈良時代の貴重な宝飾品などが多数伝えられるため、別名・海の正倉院とも呼ばれているそうです。
非常に見応えのある展示内容ですので、参拝の際はぜひ足を運んでみてください。

2016.4.23

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和布刈神社(福岡)・関門海峡の鎮守 2017-01-29-Sun

小倉市内からJRに乗り、門司港へと向かいました。

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門司港は北九州最大の港で、山口県の下関港と合わせ、関門港として国際拠点港湾に指定されています。
明治から戦前にかけては外国貿易の拠点として発展した為、港周辺には歴史的建造物が建ち並んでおり、そのレトロな街並みが国内外の観光客から人気を集めてきました。

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古い建物の多くは、現在は飲食店などとして利用されており、中に入ることもできるようになっています。

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こちらは旧門司税関。
古い建物が並ぶ門司港のなかでも、その重厚な外観がひと際目を引きます。
内部にはギャラリーや喫茶店が入っていました。

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せっかく門司まで来たので、歩いて関門海峡を渡ってみることに。
海沿いに30分程歩いたところで、小さな神社を見つけました。
見ると和布刈(めかり)神社と書いてあります。
和布刈とはワカメを刈るという意味で、現在も関門海峡でワカメを刈り採って神前に供える神事が行われているそうです。

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沢山の船が往来する関門海峡のそばに建つこの神社は、古くから船乗りたちの篤い信仰を集めてきたのでしょう。

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参拝を終えて神社から5分ほど歩いたところで、関門海峡の歩行者入口へと辿り着きました。
エレベーターで地下まで下り、いよいよ海の底を渡っていきます。

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観光スポットとしてはもちろん、地元の生活路としても活用されているようで、ジョギングやウォーキングをしている方が沢山いらっしゃいました。

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おっと!
山口県と福岡県の境界線です。
少し緊張しながら足を踏み出し、いざ山口県へ!!

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海底を15分ほど歩いたところで、山口県側の出口へ。
エレベーターを上がると、車が行き交う幹線道路の向こうに、穏やかな海が広がっていました。

2016.4.22

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大興善寺(福岡)・南北朝期の仁王像 2017-01-21-Sat

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小倉駅からモノレールで競馬場前駅へ。
小倉競馬場や北九州市立大学のある大通りを歩いてゆきます。

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駅から15分ほど歩いたところで、大興善寺の仁王門が見えてきました。

082.jpg 阿形

中にいらっしゃったのは勇壮な仁王様たちです。
像高はいずれも245cm前後で寄木造。
南北朝期の作と推定されています。

061.jpg 吽形

均整のとれた見事な像容であるため、中央仏師の作である可能性が高いと思われます。
大きく捻った体から気迫が溢れ出てくるようです。

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大興善寺のご本尊は如意輪観音ですが、秘仏のため、残念ながらこの時は拝観できませんでした。
年に数日、御開帳があるようなので、機会があれば是非また参拝したいと思います。

2016.4.22

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宝典寺(福岡)・鎌倉期の阿弥陀如来 2017-01-15-Sun

去年の春、福岡県北部の寺社仏閣巡りをしてきました。
これからしばらくの間、その時の旅行記を書こうと思っていますが、非常に残念ことに、不注意でデジカメの写真を失ってしまったため、ブログにアップできるのがスマホで撮った写真のみになってしまいます。
できる限り文章で補いたいと思いますので、よろしければお付き合いくださいね。

平成28年4月22日早朝。
空路で福岡空港へ降り立ち、そこからは高速バスで福岡第二の都市である北九州市へ向かいました。
到着したのは、北九州市で最も大きな繁華街のある小倉地区。
過去に福岡へは何度か旅行したことがあるのですが、小倉へ行くのは初めてです。
デパートや飲食店などが並ぶ駅前の大きな通りを抜け、しばらく歩いていくと、最初の目的地である宝典寺が見えてきました。
(⇒お寺のHPはこちら)
宝典寺は1604年に讃誉天龍上人が創建したという浄土宗の寺院で、鎌倉期の阿弥陀如来立像が伝えられています。

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こちらがその阿弥陀様。
像高はおおよそ1mほどでしょうか。
檜の寄木造で玉眼がはめ込まれています。
いわゆる安阿弥様の阿弥陀如来立像で、文永4(1267)年に快順という仏師によって造像されたという記録が残っているそうです。

(⇒宝典寺HPより)

整ったお顔立ち、バランスの良い体躯など、非常に洗練された像容を拝していると、仏師の並々ならぬ力量がよくわかります。
特に衣の流麗さは目を見張るものがあり、さらさらと衣の端が揺れる音が聞こえてくるようでした。
お寺の創建よりも古い尊像であることから、宝典寺が創建された時に畿内から招来された可能性が高いと考えられています。

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お寺のある小倉は、細川氏によって築城された小倉城の城下町として発展してきた町で、現在も九州第二の都市・北九州市の中心地として栄えています。

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この日は小倉市内で宿泊したため、夜に繁華街を散歩してみることに。
ちょうど金曜の夜ということもあり、街は多くの人たちで賑わっていました。

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しばらく川沿いを歩いていると、遠くに白いお城が見えてきました。
小倉城です。
夜間だったため、残念ながら中に入ることはできませんでしたが、ライトアップされて浮かび上がる姿は、まさに小倉の象徴と呼ぶに相応しい、厳かで堂々たるものでした。

2016.4.22

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旧崇元寺石門(沖縄)・琉球王朝の国廟 2017-01-09-Mon

沖縄旅行の最後に、那覇市街地を散策することにしました。

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モノレールの牧志駅から徒歩で10分ほど行くと、車の交通量も多い大通り沿いに、堅固な石門が見えてきす。
旧崇元寺の石門です。
崇元寺は第二次世界大戦時の沖縄戦で堂宇が徹底的に破壊されてしまいましたが、創建が1527年と伝わる臨済宗の古刹でした。
王府時代には歴代諸王の霊位を祀る国廟だったそうです。

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石門をくぐると、見事なガジュマルの大木が空いっぱいに枝を広げていました。
おそらく樹齢数百年はあるでしょう。
沖縄戦の壮絶な戦火をくぐり抜け、今なお力強く成長し続けていることに深い感動を覚えました。

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かつては壮麗なお堂が建ち並んでいたであろう境内は、今は公園と整備されており、石門とガジュマルの大木のみが往時の面影を伝えてくれます。

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しばらく公園内で休んだ後は、国際通りを通って県庁前駅まで歩いて行くことに。

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前回沖縄を旅したときは、まだモノレールが開通していなかったため、街中を通る線路を眺めていると、なんだか少し不思議な気分になりました。

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2016.1.16

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普天間宮(沖縄)・鍾乳洞の聖地 2017-01-02-Mon

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今帰仁村からレンタカーで宜野湾市へ。
市街地へ入ったところで一気に交通量が多くなり、かなりの渋滞に巻き込まれました。
驚きながら車窓から外を眺めると、通り沿いには欧米風の飲食店がびっしりと建ち並んでおり、ああ、普天間基地のある普天間にやってきたのだな、としみじみ実感しました。

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琉球八社の一つである普天間宮の創建は古く、現在社殿が立てられている敷地内の洞窟に琉球古神道神を祀ったことに始まりますが、文献等が残っていないため、その詳しい年代などはわかっていないようです。
尚金福王から尚泰久王(1450-60年)の時代に、熊野権現が合祀されたことにより、権現信仰や観音・霊石信仰と習合しながら、独自の発展を遂げてきました。

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受付でお願いをして、聖域である洞窟の拝観をさせていただきました。
鉄製のドアを開け、整備された通路を抜けると…

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一気に空間が開け、そこには神秘的な鍾乳洞の世界が広がっていました。
正面の奥まったところに祭壇が造られており、立ち入り禁止の看板が立てられているため、ここで神事が行われているようです。

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特に大きな鍾乳石には注連縄が飾られ、鍾乳石そのものが神聖な存在として信仰されていることがわかります。

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ふと視界に外からの光が差し込み、上方を仰ぐと、社殿の一部が見えました。
初詣で賑わう境内とは一変、洞内の空気はひんやりとして、まさに異世界です。

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参拝を終え、神社の近くを歩いていると、有刺鉄線の向こうに米軍施設が建ち並んでいました。
あの神聖な空間のすぐ近くでこうした施設が造られていることに、奇妙な感覚を覚えずにはいられませんでした。

2016.1.16

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あけましておめでとうございます! 2017-01-01-Sun

あけましておめでとうございます!
昨年は仕事の関係で、長年住んでいた千葉県から神奈川県へ引っ越したこともあり、例年と比べるとあまり寺社仏閣めぐりができませんでした。
今年は、唯一行ったことがない都道府県である北海道を旅することを第一目標に、できれば海外のお寺巡りもしてみたいと思っています。
ブログも地道に更新していきますので、よろしければお付き合いくださいね♪

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