仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

プロフィール

ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

検索フォーム

QRコード

QR

西蓮寺(茨城)・室町期の薬師如来 2017-04-22-Sat

一年近く前のことになりますが、茨城県のお寺巡りをしてきました。

変換~IMGP2380

まず最初に参拝したのは行方市の西蓮寺。
782年に僧・最仙によって創建されたと伝えられる古刹です。
事前にお願いをして、ご本尊のお薬師様を拝観させていただきました。

変換~IMGP2435

像高150cmで室町期の作。
一木背刳造という技法で造られているそうです。

変換~IMGP2410

体躯はむっちりと張り、特に両腕や太腿にかなりのボリュームがあります。

変換~IMGP2441

長く弧を描く眉、切れ長の瞳に対し、小ぶりな鼻や口をなさっており、親しみのある、実に可愛らしい表情です。
お顔がやや大きめに造られているのは、当時平伏して礼拝したためと考えられています。

変換~IMGP2375

訪れた時はちょうど紫陽花が盛りで、美しい花々に見惚れていました。

2016.6.26

スポンサーサイト

CATEGORY : 茨城 Trackback 0 Comment 4 △Page Top

名月院(神奈川)・紫陽花の名所 2017-04-15-Sat

一年近く前のことになりますが、久しぶりに鎌倉の寺社仏閣巡りをしてきました。
訪れたのは6月中旬、一番のお目当ては紫陽花です。
10時頃に北鎌倉駅に着くと改札周辺は大勢の人たちで大混雑!
過去に北鎌倉へは何度も行ったことがありますが、こんなことは初めてでした。
もしかして皆さん、紫陽花を見に…?
不安が胸をよぎります。

002.jpg

不安は大的中!
名月院は沢山の人でぎゅうぎゅうでした。

IMGP2171.jpg

名月院は臨済宗建長寺派の古刹で、境内に美しい紫陽花が咲き誇ることから、別名・アジサイ寺として知られています。
紫陽花の名所が多い鎌倉でも、とりわけ人気のあるお寺です。
前回参拝した時は特に紫陽花の季節ではなかったため、その雰囲気の違いにビックリ。

IMGP2163.jpg

とにかく人!人!人!!
正直、落ち着いて紫陽花を眺めることができないくらいの混雑ぶりです。

IMGP2147.jpg

IMGP2183.jpg

それでもとりわけ鮮やかに輝く紫陽花を見つけると、やはり心がはずむのでした。

IMGP2174.jpg

ところで境内で面白い絵馬を見つけました。
馴染みのない言語ですが何語かしら?
一体どんな願いがこめられているのでしょうね。

2016.6.12

CATEGORY : 神奈川 Trackback 0 Comment 4 △Page Top

西光寺(茨城)・藤原期の薬師如来 2017-04-09-Sun

以前、常陸太田市文化財集中曝涼のことを何回かにわたって書いたにも関わらず、うっかり西光寺の記事をアップし忘れていました。
少し遅くなりましたが、その時のことを書こうと思います。

P1080616.jpg

西光寺はかつて真言宗の大寺でしたが、明治期に無住寺となり、さらには大正期の火災によって堂宇の多くが失われてしまいました。
幾多の災難を乗り越え、国指定重要文化財である薬師如来坐像、県指定文化財である仁王像などが現在まで伝えられています。

P1080622.jpg P1080619.jpg

仁王門には大きな目鼻立ちをなさった、個性的な仁王様たちがいらっしゃいました。
残念ながら腕の先などは失われていますが、気迫が体中に漲っています。
室町期の作と推定されており、像高はいずれも230cmほど。
阿形はケヤキ材、吽形はカツラ材で造られているそうです。
違う仏師が造ったからなのか、もしくは特別な御神木だったのか、あれこれ想像してみると興味は尽きません。

P1080632.jpg

そしてこちらが本尊のお薬師様。
像高143.7cm、飛天が配された見事な光背や台座を含めると、全体で290.7cmにもなるそうです。
いわゆる定朝様の流れを組む藤原仏で、非常に洗練された作風であるため、中央仏師の作である可能性が高いと思われます。

P1080637.jpg

体のあちこちに金箔が残っており、かつては全身が金色に輝いていたことがわかります。
光輝く尊像の周りを可愛らしい飛天たちが舞う様は、さぞ華やかであったに違いありません。

2015.10.17

CATEGORY : 茨城 Trackback 0 Comment 0 △Page Top

飛鳥寺(奈良)・飛鳥大仏 2017-04-08-Sat

奈良旅行の最後は、明日香村にある飛鳥寺へ。

IMGP2052.jpg

飛鳥寺は日本最古の仏教寺院のひとつで、仏教を保護した蘇我馬子によって推古4年(596)に創建されました。
朝鮮半島の百済から派遣された職人たちの協力のもと、当時最先端の技術で造立され、かつては塔や金堂が建ち並ぶ大寺だったそうです。
ところが鎌倉時代に伽藍の大半を焼失、現在の本堂は江戸時代に再建されました。

IMGP2053.jpg

こちらのご本尊は飛鳥大仏と呼ばれるお釈迦様。
初めてお会いした高校生の時から、ずっと大好きな仏様です。
銅造で、像高は275.2cm。
606年に鞍作鳥によって造られたという記述が残っており、造像年代がはっきりしている仏像としては日本最古なのだそうです。

IMGP2106.jpg

初めてこの飛鳥大仏にお会いした時のことを、私は今でもはっきり覚えています。
アーモンド形の大きな目に、すっきり通った高い鼻。
大きな体のあちこちが傷だらけでしたが、幾度も修理され、千年以上もの間大切に守られてきたことが伝わってきました。
高校生の時から長い年月が経ちましたが、お釈迦様は相変わらず堂々として、おおらかで、御姿を拝していると深い感慨を覚えずにはいられませんでした。

IMGP2038.jpg

参拝を終え、再びレンタサイクルに乗って駅へと向かう途中、ちょっと寄り道を。

251.jpg

こちらは亀石と呼ばれる巨大石です。
長さ3.6m、幅2.1m、高さは1.8mもあり、その名のとおり亀に似た彫刻が施されていますが、何の目的でここに安置されているのか、詳しいことはわかっていません。
現在はお土産屋さんが隣接し、沢山の観光客で賑わっていますが、昔は住宅や畑の中にぽつんと大きな亀がいるだけでした。
長い間ここで眠ってきた亀は、きっとこの変化を驚いているでしょうね。

2016.5.1

CATEGORY : 奈良 Trackback 0 Comment 4 △Page Top

ブログ7周年 2017-04-03-Mon

ブログを書き始めて、今日でちょうど7年になります。
始めた時は最低でも半年続けることが目標だったので、これだけ長い期間書き続けられたことに我ながら驚きを感じています。
なかなか思うように更新できませんが、10年を次の目標に頑張っていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

CATEGORY : 日記 Trackback 0 Comment 4 △Page Top

岡寺(奈良)・塑像の如意輪観音 2017-04-01-Sat

更に上り坂を登っていくと、ますます坂は急こう配になり、息を切らせながら自転車を押して歩きました。
やっとのことで岡寺の駐輪場へ辿り着き、ほっと一安心。

IMGP1955.jpg

岡寺は西国三十三所第7番札所として有名な古刹で、奈良時代に義淵僧正が建立したと伝えられています。
参拝したのがゴールデンウィーク中だったため、境内は沢山の人で賑わっていました。

220.jpg 216.jpg

仁王門は慶長17年(1612年)に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。
さすが西国札所だけあって、中にいらっしゃる仁王様も貫禄たっぷりです。

IMGP1960.jpg

岡寺のご本尊は、なんと像高4.6mもある如意輪観音様。
奈良時代の作で、日本最大の塑像なのだそうです。

nyoirin.jpg (⇒岡寺HPより)

まず目を奪われるのはその大きさですが、はっきりした目鼻立ち、引き締まった体躯に、他にはない存在感と個性を感じます。
唇に紅が塗られていることから、かつては全身に彩色が施されていたのかもしれません。
現在は結跏趺坐のお姿ですが、台座内部の調査結果から、造像当初は左足を踏み下げて坐る半跏像であったと考えられているそうです。
この観音様は日本・中国・インド三国の土を使って造られたと伝えられており、それまで本尊とされてきた金銅如意輪観音像が胎内に納められていましたが、現在その金銅像は京都国立博物館へ寄託されています。

IMGP1983.jpg

高台にある境内からは明日香村の風景が一望できました。

2016.5.1

CATEGORY : 奈良 Trackback 0 Comment 2 △Page Top

| ホーム |