仏像ファン的古寺巡礼

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西光寺(茨城)・藤原期の薬師如来 2017-04-09-Sun

以前、常陸太田市文化財集中曝涼のことを何回かにわたって書いたにも関わらず、うっかり西光寺の記事をアップし忘れていました。
少し遅くなりましたが、その時のことを書こうと思います。

P1080616.jpg

西光寺はかつて真言宗の大寺でしたが、明治期に無住寺となり、さらには大正期の火災によって堂宇の多くが失われてしまいました。
幾多の災難を乗り越え、国指定重要文化財である薬師如来坐像、県指定文化財である仁王像などが現在まで伝えられています。

P1080622.jpg P1080619.jpg

仁王門には大きな目鼻立ちをなさった、個性的な仁王様たちがいらっしゃいました。
残念ながら腕の先などは失われていますが、気迫が体中に漲っています。
室町期の作と推定されており、像高はいずれも230cmほど。
阿形はケヤキ材、吽形はカツラ材で造られているそうです。
違う仏師が造ったからなのか、もしくは特別な御神木だったのか、あれこれ想像してみると興味は尽きません。

P1080632.jpg

そしてこちらが本尊のお薬師様。
像高143.7cm、飛天が配された見事な光背や台座を含めると、全体で290.7cmにもなるそうです。
いわゆる定朝様の流れを組む藤原仏で、非常に洗練された作風であるため、中央仏師の作である可能性が高いと思われます。

P1080637.jpg

体のあちこちに金箔が残っており、かつては全身が金色に輝いていたことがわかります。
光輝く尊像の周りを可愛らしい飛天たちが舞う様は、さぞ華やかであったに違いありません。

2015.10.17

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