仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

Archive [2017年05月 ] 記事一覧

珪素神宮(千葉)・不思議なお魚の神社

千葉県銚子市にとてもユニークな神社があると聞き、はるばる犬吠埼まで行ってきました。犬吠埼灯台から程近い、小高い丘を車でうねうねと登って行くと、やがて鬱蒼と茂る木々の間に赤い鳥居が見えてきました。車を停め、歩いて奥へと進むと…巨大なお魚が鳥居の上にっ!!なんと鳥居の笠木や貫が、サンマやイワシ、鯛になっているではありませんか。日本有数の漁獲高を誇る漁港がある、銚子ならではの神社と言えましょう。しかも瞳...

鹿島神宮(茨城)・常陸国の一宮

常陸国一宮として名高い、鹿島神宮を参拝しました。社伝によると鹿島神宮は神武天皇元年に創建された古社で、奈良時代の地誌にもその名が記載されているそうです。古くから朝廷の崇敬を受けましたが、祭神が武甕槌大神という武神であるため、中世以降は武家からも篤く信仰されました。鹿島神宮の名のとおり、神社では鹿が神の使いとして大切にされ、今も境内には鹿園があります。奈良の春日大社が創建される際、御祭神が鹿島の鹿た...

長勝寺(茨城)・鎌倉期の阿弥陀三尊

二本松寺を参拝した後は、同じ潮来市にある長勝寺へ。紫陽花の時期に御本尊の御開帳があることを知り、またとない機会なので参拝してきました。長勝寺は1185年に創建されたと伝わる臨済宗の古刹で、江戸時代に水戸徳川家によって再興され、繁栄を極めました。本堂は茅葺屋根の重厚な建物で、茨城県の文化財にも指定されています。中央の厨子には阿弥陀三尊、その両脇に毘沙門天立像と大迦葉立像が安置されていました。堂内は薄暗く...

「平成29年 新指定 国宝・重要文化財」展に行ってきました。

東京国立博物館で開催されていた「平成29年 新指定 国宝・重要文化財」展に行ってきました。通常は拝観できない秘仏なども公開されるため、毎年楽しみにしている企画展です。今回は大阪・金剛寺の三尊と東京・深大寺の銅造釈迦如来倚像が国宝指定されたことで話題となりました。 釈迦如来倚像 東京・深大寺蔵(⇒深大寺HPより)金剛寺の三尊はさすがに大きすぎるためか展示されていませんでしたが、深大寺のお釈迦様は彫刻コーナ...

「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」展に行ってきました。

奈良国立博物館で開催中の「快慶 日本人を魅了した仏のかたち」展に行ってきました。京都・醍醐寺 弥勒菩薩坐像 (⇒特別展HPより)会場に入り、まずいらっしゃったのは醍醐寺・弥勒菩薩坐像です。像高111.0cm、建久3年(1192)の作。快慶初期の傑作で、金泥塗りが用いられた最も古い仏像のひとつだそうです。お寺だと尊像まで少し距離があるため、今回間近に拝観して、その細部の美しさに驚きました。奈良・東大寺 僧形八幡神...

「木×仏像(きとぶつぞう) 飛鳥仏から円空へ 日本の木彫仏1000年」展に行ってきました

ゴールデンウィーク前半に、大阪市立美術館で開催されている「木×仏像(きとぶつぞう) 飛鳥仏から円空へ 日本の木彫仏1000年」展に行ってきました。その名の通り、木彫仏の変遷に焦点をあてた特別展で、仏教が伝来した飛鳥時代から江戸時代まで、多種多様な仏像が紹介されています。 菩薩立像 飛鳥時代(7世紀) 東京国立博物館 (⇒大阪市立美術館HPより)こちらは飛鳥時代(7世紀)の希少な木彫仏で、クスノキ材の一木造。恥...

二本松寺(茨城)・南北朝期の薬師三尊

西蓮寺参拝の後は、霞ヶ浦のほとりに位置する、潮来市の二本松寺へ。二本松寺は平安時代に慈覚大師が創建したと伝わる古刹で、最盛期には末寺25ヶ寺を統轄する大寺でした。今回この二本松寺の御本尊が特別開帳されると聞き、期待に胸を膨らませて茨城までやってきたのです。境内にはテントが張られ、地元の名産品や食べ物が売られており、沢山の参拝客で活気づいていました。 (⇒茨城県文化財HPより)本堂の中央に置かれた厨子の...

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