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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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帯解寺(奈良)・鎌倉期の地蔵菩薩 2017-10-28-Sat

名張市の弥勒寺を参拝した後、再び奈良県内へ。
桜井駅でJR桜井線へ乗換え、帯解駅で下車しました。

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駅から歩くこと約5分。
腹帯地蔵として有名な、帯解寺が見えてきました。

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帯解寺は空海の師である勤操が創建したと伝えられている古刹で、安産祈願の寺として有名です。

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文徳天皇妃の藤原明子がこのお寺のお地蔵様に祈願をしたところ、まもなく懐妊し、後の清和天皇を安産なさったことから、勅命により帯解寺と名付けられたと伝えられています。

jizoubosatu02.jpg (⇒お寺のHPより)

現在本堂に安置されているご本尊がこちらのお地蔵様です。
像高182.6cmで寄木造、鎌倉期の作。
左手に宝珠、右手に錫杖を持ち、左足を踏み下げて岩の上に坐っておられます。
お腹に結び紐が飾られていることから、腹帯地蔵と呼ばれているそうです。
優しい表情ながら、鎌倉仏らしい力強さも漂わせています。
参拝したのが新年ということもあってか、境内は多くの参拝者で賑わっており、今なお地元の方々に篤く信仰されているのがよくわかりました。

2017.1.6

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弥勒寺(三重)・平安期の仏像群 2017-10-21-Sat

三重県名張市にある弥勒寺は、平安期の仏像が多数伝えられていることで有名なお寺です。

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お寺の近くまではバスも出ていますが、ちょうど良い時間の便がなかった為、往路は徒歩で行くことにしました。

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長閑な田園風景を眺めながら歩くこと約40分。
五色の垂幕に彩られた、立派なお堂が見えてきました。

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お堂の中央にいらっしゃったのは、本尊のお薬師様です。

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像高143cm、平安後期の作。
いかにも藤原仏らしい、穏やかで優美な表情をなさっています。

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その脇には役行者、天部、観音など、様々な仏像がずらりと安置されていました。
いずれも平安後期から鎌倉期頃の作と推定されている古仏です。

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個人的に一番印象的だったのは、こちらの十一面観音立像。
像高174cm、平安後期の作。
体の所々に色が残っており、かつては全身に彩色が施されていたことがわかります。
両腕に垂れる天衣がとても軽やかで、うっとりと見惚れてしまいました。

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その向かい側に安置されているのが、こちらの聖観音立像です。
像高180cm、平安後期の作。
十一面観音立像と衣の表現などが似ているため、同じ流れを組む仏師の作なのかもしれません。

弥勒寺は平安期に創建されたと伝わる古刹で、かつては七堂伽藍を有する大寺でしたが、堂宇の多くは時の流れとともに荒廃してしまいました。
現在、これらの仏像群は昭和54年に改築されたお堂に安置されていますが、いずれも非常に立派な仏像であるため、元々はそれぞれ別のお堂で祀られていたのかもしれません。

2017.1.6

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安産寺(奈良)・平安期の地蔵菩薩 2017-10-15-Sun

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奈良県と三重県との県境に位置する山間の地、宇陀市の三本松という集落に、かの有名な室生寺伝来とされる平安仏が守り伝えられています。

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近鉄大阪線の三本松駅から徒歩で10分ほど行くと、石垣の上に小さなお堂が見えてきました。
かねてからずっと拝観したいと思い続けていた仏像なので、期待で胸が高鳴ります。

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安産寺のご本尊は、子安地蔵と呼ばれる地蔵菩薩立像です。

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(※パンフレットより)

像高177.5cm、カヤの一木造。
造像年代は平安初期、九世紀頃と推定されています。
特に印象的だったのは美しい衣で、翻波の襞が流麗に刻まれ、ふっくらした肌を軽やかに覆っていました。
室生寺・釈迦如来像との類似点が指摘されているため、宇田川上流に位置する室生寺金堂から近世になって移された可能性が高いと考えられているそうです。

Scan0003.jpg 
(※パンフレットより)

参拝の際、地元のケーブルテレビ局が作成した村祭りの映像を見せていただきました。
そこで踊られていたのが子安地蔵音頭。
なんと地元の方によって作詞されたそうです。
お地蔵さまを大切に守ってきた集落の方々の気持ちが伝わってきますよね。

2017.1.6

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北町観音堂(東京)・商店街の観音堂 2017-10-07-Sat

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先日、練馬へ行く機会があったので、東武練馬駅の近くにある北町観音堂を参拝してきました。

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駅の改札を抜け、繁華街を歩いていくこと約5分。
年末の買い物で賑わう商店街の一画に小さなお堂が見えてきました。

DSC_0100.jpg DSC_0071.jpg 

仁王門にいらっしゃったのは、個性的な石の仁王様たちです。
阿形像の像高は115cm、吽形像は像高118cmで、1683年に造像された銘が残っており、練馬区の文化財に指定されています。

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仁王門をくぐった奥にある観音堂には、本尊の聖観音様が安置されていました。

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観音様は台座まで含めた高さが270cmもあり、これは練馬区の石仏では最大なのだとか。
1682年に造像され、区の文化財に指定されています。

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小さなお堂ながらも綺麗に整備され、今も地元の方たちによって大切に守られているということがよくわかります。
訪れたのは夕方だっため、通り沿いは多くの買い物客で賑わっており、あたりを行き交う人々の声が響いていました。

2016.12.29

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