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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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ちー

Author:ちー
読書と音楽、そして仏像をこよなく愛しています。

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常福寺(佐賀)・藤原期の薬師如来 2018-02-24-Sat

三岳寺を参拝した後は、同じく小城市にある常福寺へ。

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急こう配の細い坂道を上っていくと、瓦屋根のお堂が見えてきました。

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藤原期の薬師如来坐像は、現在こちらの収蔵庫に安置されています。
事前にお願いをして拝観させていただきました。

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像高は82.7cm。
頭と体幹部は桧の一材から彫られていますが、腕は寄木で、体部には内刳りが施されています。

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螺髪はきめ細かく彫りこまれ、お顔立ちも整っており、非常に洗練された作風です。
おそらくかつては全身が金色に輝いていたのでしょうが、今は木肌が露わになり、美しい木目がきっちりと合っているのがよくわかります。
いかにも藤原仏らしい、上品な雰囲気を漂わせた薬師様です。

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拝観を終えてお礼を申し上げると、お土産をいただけることに。

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なんとお寺の名前入りお菓子でした。
お寺の方にはとても親切にしていただき、素晴らしい参拝となりました。
改めて心より御礼申し上げます。

2017.2.4

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三岳寺(佐賀)・三体の鎌倉仏 2018-02-17-Sat

唐津市からレンタカーで40分ほど南下し、小城市の三岳寺へ。

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鎌倉期に大智和尚が創建したと伝わる古刹で、かつては三津寺と称していましたが、戦国大名・鍋島氏によって医王山三岳寺と改名され、現在に至っています。

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こちらのお寺には鎌倉後期の仏像が伝えられているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。

IMGP6577.jpg 薬師如来坐像

IMGP6619.jpg 大日如来坐像

IMGP6647.jpg 十一面観音坐像

三体ともに楠の寄木造で、目には玉眼がはめ込まれています。
いずれの仏様も、かつては全身が金色に輝いていたことでしょう。
三尊は構造や彫口がよく似ていることから、同じ仏師によって造像されたと考えられているようです。

IMGP6621.jpg

特に印象的だったのは、大日如来坐像に彫り込まれた、独特な衣文の表現でした。
衣の端が盛り上がり、うねうねと複雑な波模様を描いています。
記憶にある限りでは、このような衣文をこれまでに見たことがありません。
この近辺で活躍した仏師の作なのでしょうか。
だとしたら、これほど大きくて優れた像容の仏像を三体も造った力量は相当なものです。
あれこれ想像してみると興味は尽きませんでした。

2017.2.4

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立石観音(佐賀)・藤原期の磨崖仏 2018-02-12-Mon

鵜殿石仏を拝観した後は、同じ唐津市にある立石観音へ向かいました。
ところがカーナビが指し示す近くまでは辿り着いたものの、どうしても場所がわかりません。

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何度も車で行ったり来たりを繰り返し、やっとのことで入口を見つけて一安心。
そこからは歩いて石仏まで向かいました。

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竹林に囲まれた細い道を抜けると、少し場所が開け、そこに磨崖仏が彫られていました。

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写真の手前から薬師如来、阿弥陀如来、観世音菩薩。
いずれも藤原期頃の作と考えられており、この前に拝観した鵜殿石仏群よりも時代はずっと遡ります。
比較的良い状態で残されているのは、少し窪んだ岸壁に彫られているため、風雨を避けやすかったのかもしれません。

IMGP6524.jpg 薬師如来

IMGP6519.jpg 阿弥陀如来

IMGP6502.jpg 観世音菩薩

看板の説明によると、阿弥陀如来像と観世音菩薩像は同時期の作、薬師如来像はそれより少し後の時代の作と考えられているそうです。

2017.2.3

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鵜殿石仏(佐賀)・岸壁の石仏群 2018-02-04-Sun

九州旅行二日目は、まず最初に唐津市の鵜殿石仏へ。

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鵜殿石仏は現在、唐津市の「相知天徳の丘運動公園」内に位置しています。

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体育館そばの入口から5~6分歩いたところで、青い屋根の建物が見えてきました。

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中に入ってビックリ!
岸壁に毘沙門天、不動明王、如来像など、様々な仏像がびっしりと彫られていました。

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磨崖仏は単なる線刻ではなく、岩を深く削って造られており、横から見ると非常に厚みがあることがよくわかります。
ここには14世紀頃から19世紀頃にかけて彫られた、約60体もの磨崖仏があるそうです。

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一体誰が、何故このような仏像を彫ったのか。
はっきりしたことはわかっていないようですが、ここが仏教修行場として栄えた背景には、周辺の有力者であった相知一族の保護があったと考えられています。

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青い屋根のある仏像群の向かい側には、岸壁が少し窪んだ場所があり、洞穴のようになっていました。
もしかしたらここで加持祈祷や修行が行われていたのかもしれません。

IMGP6356.jpg 不動明王

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IMGP6379.jpg 如来像

岸壁や巨石のいたるところに、大小様々な仏像が彫られ、今もお供え物が置かれていました。
おそらくかつては像に彩色が施され、とても煌びやかな光景だったことでしょう。

2017.2.3


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