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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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峰定寺(京都)・大悲山の秘仏(2) 2011-01-20-Thu



大悲山峰定寺。
山号の大悲山は、寺が位置している山の地名にもなっています。
この「大悲」は、千手観音の別称「大悲観音」に由来しているそうです。
「大悲」は大いなる慈悲の心。
つまりこの名は、観音の大いなる慈悲の山、という意味を持っているのです。



木々の間を流れる清流。
優しげな光が差し込み、水面が輝いています。
大いなる慈悲の山と呼ぶにふさわしい、心が震えるほど美しい光景が広がっていました。



いよいよ寺務所で入山の手続きを行います。
注意事項をいくつか受けました。

・貴重品以外は全て預けなければならない。
・石段が急なため、寺の杖を使って登ること。
・途中にある梵鐘を3回撞いてから先に進むこと。
・本堂へ辿りついたら、履物を脱いで廊下だけを廻ること。

「いいですね」
そう念を押されたあと、貴重品を入れる紫の布袋を渡されました。



いよいよ入山。
緊張しながら仁王門をくぐります。

はるか彼方まで続く苔むした石段。
そこに広がる世界は静謐そのものでした。
都会の雑音とは程遠い、ささやかで心地よい音が聞こえてきます。

小川の水がさやさやと流れる音。
木々が風にゆらぐ音…。

ここ峰定寺は修験道の山岳寺院。
山を信仰し、自然に深い崇敬の念を抱いてきた、日本人の聖域なのです。
私も杖を握りしめ、杉林の間をただひたすら一歩一歩登って行きます。
石段は不揃いに並んでおり、注意して足を運ばないとバランスを崩してしまいそうでした。
やがて梵鐘のあるところへ辿り着いたため、寺務所で教えていただいた通り、3回ゆっくりと鐘を撞きました。
静寂の中で鐘の音が響きわたり、そしてその余韻が、木々の間にじんわりと染みこんでゆくようでした。

ふと前方を見上げると、堂々たる本堂が現れていました。

(つづく)

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