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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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妙福寺(三重)・三体の如来像

三重旅行、旅の最後に妙福寺を参拝しました。



鈴鹿市徳居町の集落へと入り、昔ながらの趣ある街並みを進んでゆくと…



鮮やかな新緑に囲まれた山門が見えてきました。



妙福寺は奈良時代に行基菩薩によって創建されたと伝わる古刹で、最盛期には七堂伽藍を有するほどの大密教寺院として栄えました。
ところが戦国時代に堂宇のほとんどは焼失、寺地の一部に改めて村寺が建立され、現在に至っているそうです。



そして本堂には、戦国の戦火を田畑に埋められて逃れたという、数奇な運命を辿った仏様たちが今も守り伝えられています。



こちらは釈迦如来。
像高190cm、素地仕上げで藤原時代の作です。

そしてその釈迦如来を挟むようにして、二体の大日如来が安置されています。

 

いずれも像高は150cm前後で、藤原時代の作。
体の一部には彩色が残っており、かつての華やかなお姿を彷彿とさせます。

堂内に入り、まず圧倒されるのは、その仏様たちの大きさです。
そしてお姿をじっくり拝していると、いずれの像も優れた彫技で彫られており、かなりの力量を持った仏師の作であるということがよくわかります。
これらの仏様たちは、かつては堂山徳昌院というところで祀られていましたが、天正の兵乱の際、こちらのお寺に移されたのだそうです。



仏様を拝していると、次第にお堂の外から雨の音が聞こえてきました。
傘を持っていなかったため、しばらく堂内で様子を見ていたものの、雨脚は激しくなるばかり…。
意を決して少し離れた場所に停めてあるレンタカーまで走ろうとしたところ、なんとお寺の方が送ってくださることに!
その節は本当にお世話になりました

旅の最後にお寺の方のご親切に触れ、三重旅行はより一層印象深いものとなりました。

2012.4.30
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