仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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神野寺(千葉)・トラ脱走騒動の古刹(2)

本堂を出ると、お堂の右奥に宝物館があるのに気がつきました。



せっかくここまで来たのだから、と入ってみることにしたのですが…。
その収蔵品の数々に絶句!

トラの毛皮(逃げたトラかどうかは不明)、野鳥やあらゆる動物の剥製(しかも剥製にまじってトラの置物が紛れ込んでたり)、さらには伝・左甚五郎作という白蛇の彫刻までが所狭しと並んでいたのです。

       

他にも、兵馬俑(確実にレプリカと思われますが、そのあたりについては全く触れられておらず)、唐三彩の人形(確実に土産ものと思われますが、やはり特にその旨は触れられておらず)など、ガラスケースの中に盛り沢山です。

タスマニアタイガー、完全に木彫りだわ…。

       

通常はガッカリするところなのかもしれませんが、私的にはトラ脱走事件を起こした当時のご住職の意気込みを体感できた気がして、何だか嬉しくなってしまいました(笑)。
形はどうであれ、トラが本当に好きだったんだろうなあ。
しかし、いくらなんでもこの展示品で入場料500円は高すぎるんじゃ…。

収蔵品を十二分に堪能したあと、県の天然記念物に指定されている桑の木があるという庭園に向かいました。
庭園の門は室町時代に建てられたもので、国の重要文化財とのこと。
このあたりは古刹の貫禄を感じますね。



「ワン!ワンワンッ!!」
庭に足を踏み入れた瞬間、どこからともなく真っ黒な犬が突然現れ、しきりに吼えてぐるぐると走り回り、部外者である私を牽制しだしたのです。
怖くて全く前へ進めません。

するとお寺の方がいらっしゃって、
「コラァー!あっちへ行け!あっちへ行けったら!さっ、今のうちに入って桑の木を見てきてください!」と走り回って犬を追い払ってくださったのですが、犬は隅の方でグルグルと唸っており、怖すぎて生きた心地がしませんでした(笑)。
あの黒犬はお寺の飼い犬だったのか、住み着いてしまった野良犬だったのか、未だに不明です。

命からがら庭園を抜け出し、本堂周辺を歩いていると、奥に飯縄権現を祀ったお堂がありました。
飯縄権現といえば、高尾山薬王院のご本尊としても知られている、修験道の神様。
この神野山でも山岳信仰が盛んだったことが窺い知れ、非常に興味深くなりました。

お腹いっぱいになりすぎるほど盛り沢山だった神野寺を離れ、同じ鹿野山にある仏母寺を訪れました。
境内からは九十九谷と呼ばれる、房総の丘陵地帯が一望できます。



お寺はマザー牧場と隣接しており、羊の群れが見えました。



最後に牧歌的な気分を味わい、鹿野山を後にしたのでした。

2010.5.3
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Comment

Unknown 

Hazuki様

たぶん当時の住職は、大真面目に展示品を並べてたんだと思うんですよね。
そこまで真剣だったら、これはもう認めるしかないかなって感じがします(笑)。
マザー牧場に遊びに行く機会があれば、ぜひ神野寺にも行ってみてください♪
  • posted by ちー 
  • URL 
  • 2010.05/15 22:12分 
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Unknown 

。・゚・(ノ∀`)・゚・。
大爆笑で読ませていただきました。
どうしてもトラを置きたかったのですね。
薬師如来と関係があるからなのでしょうか?
誰も近寄らなくなった理科室っぽい感じがします(笑)
門とのギャップがまたいい味出してますね。
  • posted by Hazuki 
  • URL 
  • 2010.05/14 22:58分 
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