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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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高鍋大師(宮崎)・情熱の石仏群

宮崎県の高鍋町に不思議な石仏群があるということを知ったのは、おそらく6~7年前のことになります。
その名も高鍋大師。
是非この目で見てみたいと思い続けていたものの、かなり遠方にあるため、なかなかチャンスに恵まれませんでした。
今回の宮崎旅行で、ついに数年来の念願をかなえることができました。

IMGP3297.jpg

カーナビで目的地を目指すも、なかなか場所がわからず、高鍋の街を右往左往すること数十分。
実はネットで調べた住所が間違っていました…。
やっとの思いで入口を見つけ、車を停め、小高い丘を歩いて登って行きます。
階段の両脇には沢山の観音像が並んでいました。
驚くべきはこれらの石仏群が、岩岡保吉氏という一人の男性により、昭和初期から約50年かけて造られたということです。
その数はなんと約700体以上。
地元の方の協力もあったようですが、基本的には岩岡氏がこつこつと彫り続けていたようです。

IMGP3313.jpg

おおお!
頂上に巨大な石仏が見えてきました。

IMGP3320.jpg

丘の頂上は平たく整地され、そこへ円を描くように石仏が並べてありました。
小さいもので数十cm、大きなものだと5~6mくらいはありそうです。

IMGP3343.jpg

こちらはお地蔵様。
おそらく像高は3~4mくらいでしょうか。
なにやら左手に赤いものが…?

IMGP3338.jpg

なんと握っているのはサツマイモでした(笑)
しかも丁寧に説明も書いてあります。

IMGP3323.jpg

おや?
この三人組、どこかで見たことがあるような…?

Coqq6_GVIAEqs5c.jpg

近寄ってみると「みとこもん」と彫ってあり、水戸黄門ご一行の像であることが判明しました。

IMGP3372.jpg

こちらはご近所さんでしょうか。
素朴で親しみやすいですね。
仏像以外にも、歴史上の人物、岩岡氏の知人など、実にバラエティに富んだ像が安置されています。

IMGP3376.jpg

こちらは千手観音立像と思われますが、棒状の脇手が体から平行に並び、実にアバンギャルドな雰囲気を漂わせています。
とにかくどの像も個性的な魅力がたっぷり!
これだけの量と大きさの石仏群を、ほぼ一人で彫りあげたという、その途方もない情熱と行動力に胸を打たれます。
現在、石仏のある丘は公園として整備されており、散歩する地元の方もちらほらいらっしゃいました。
たとえ国宝や重要文化財ではなくとも、地元で愛され、大切にされていることがよく伝わってきます。

IMGP3415.jpg

もともと高鍋大師は、盗掘に遭った持田古墳群の霊を慰めるため、故岩岡保吉氏が八十八ヶ所札仏を刻んで安置したことに始まるのだそうです。
その古墳の周りをぐるりと回っていると…

IMGP3405.jpg

鬼の三人組がいました。

IMGP3412.jpg

そして金棒には「をにあらわれた」の文字が!
怖いはずの鬼たちが、岩岡氏の手にかかると、どこかユーモラスで優しい存在に感じられますね。

2016.7.28
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