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全良寺(秋田)・銅の阿弥陀如来

東北旅行一日目の最後は、秋田市の全良寺へ。

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全良寺は秋田藩の家老・渋江氏の氏寺として栄えた臨済宗の古刹です。
こちらのお寺には珍しい銅製の阿弥陀如来像が伝えられているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。

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(『みちのくの仏像』より)

像高132cm、鎌倉期の作。
特に印象的なのは、下品下生の印を結んでいらっしゃるということ。
記憶にある限りでは、銅製でこの印を結ぶ阿弥陀如来像を他に拝したことがありません。
この尊像は木型原形をもとに全体を5個に分けて鋳造し、木彫の寄木造に近い工法で造られているそうです。
きめ細やかな螺髪に、流麗な衣文。
とても金属で造られているとは思えない繊細さです。
おそらく京都や奈良、鎌倉など、中央に近い場所で造られ、この地まで運んでこられたのでしょう。
2017年現在、秋田県の彫刻で唯一、国の重要文化財に指定されています。

お寺の方には色々と親切にしていただき、素晴らしい参拝となりました。
改めて心より御礼申し上げます。

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2016.10.8
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テーマ : 神社・仏閣巡り - ジャンル : 旅行

コメント

こんばんは(^^♪

優しいお顔の阿弥陀様ですね
銅製ということもあってか
木製のものとは、ちょっと違った
印象を受けます(素敵です

Re: タイトルなし

bonbonno様

銅製なのに、お顔の柔和さがとてもよく表現されていますよね。
これまでに色々な金属製の仏像を拝観してきましたが、屈指の繊細さだと思います。
とても感動しました。

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