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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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大円寺(青森)・丈六の阿弥陀如来

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東北旅行の最後に参拝したのは、大鰐町の大円寺です。

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鮮やかな朱塗りの仁王門には、個性的な仁王様たちがいらっしゃいました。
生き生きした表情をなさっていますね。

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寺伝によると大円寺の創建は奈良時代に遡り、聖武天皇の国分寺建立に際し、大日如来を阿闍羅山の大安国寺に安置したことに始まります。
やがてその大安国寺は荒廃してしまい、鎌倉時代に本尊は高伯寺へと移されました。
ところが明治期に神仏分離令が発布されたため、弘前市から現在地にお寺が移転し、寺名も大円寺となったそうです。

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そしてこちらのお寺で特に有名なのが、地元の人々から「大日様」と呼ばれるご本尊。
国の重要文化財の指定を受けている彫刻は、この尊像を含めて青森県では二体のみで、名実ともに青森県屈指の優れた仏像として知られています。
面白いのは、この大日様は阿弥陀の上品上生の印を結んでいらっしゃるということ。
文化財の指定も阿弥陀如来坐像として登録されています。

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いわゆる定朝様の丈六阿弥陀の流れをくんでいますが、面相は写実的で、男性的な力強さがあることから、造像は鎌倉初期と推定されています。
一般的な寄木造はヒノキ材を用いていますが、この尊像はヒバ材を使用しているため、平泉近辺に来ていた都の仏師が大鰐の木材を用いて彫った可能性が高いそうです。
都の文化と東北の自然が融合して出来た、とても貴重な仏様ですね。

2016.10.9
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コメント

 

大鰐は温泉の町のイメージで、そこに立ち寄って温泉に入ったことがあります。鎌倉期の阿弥陀如来坐像がいらっしゃるお寺があるとは知らなかったです。重厚ながら優しげなお方に思えます。

前の記事での弘前のお話を拝読しましたが、長勝寺の素朴ながら重厚なお堂も阿弥陀如来像と薬師如来像、十一面観音像の珍しいタイプの阿弥陀三尊像も、興味を引きました。弘前城も訪ねたいですね。
  • 大ドラ 
  • URL 
  • 2017年09月24日 21時48分 
  • [編集]
  • [返信]

Re: タイトルなし 

大ドラ様

大鰐は温泉の町なんですね。
今回はお寺巡りだけだったので機会があればまた訪れたいです。
弘前は城下町らしい、立派な建物がたくさん残っている街でとても印象的でした。
  • ちー 
  • URL 
  • 2017年10月01日 23時10分 
  • [編集]
  • [返信]

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