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西方寺(奈良)・平安期の阿弥陀如来

関西旅行一日目の最後は、JR奈良駅から歩いて15分ほどのところにある西方寺を参拝しました。

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西方寺は奈良時代の創建と伝わる古刹で、かつては多聞山(現在の若草中学校の近く)に位置していましたが、室町時代に現在地へと移されました。

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事前にお願いをして、ご本尊の阿弥陀様を拝観させていただきました。

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像高87.6cm、平安後期の作。
上品上生の印を結び、瞼は閉じられ、静かに瞑想なさっているかのようです。
体つきやお顔立ちに藤原仏らしい優美さが漂っています。

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そして西方寺でもうひとつ有名なのが、こちらの祐全上人像です。
像高79cmで寄木造。
像内の墨書銘から、宿院仏師の源次、その子である源四郎・源五郎によって、室町時代に造像されたことが判明しています。
宿院仏師は16世紀頃に奈良を中心として活躍した仏師集団で、宿院というところに住んでいたことから、こう呼ばれているそうです。
彼らはもともと大工集団の出身で、仏師の下請けをしているうちに独立した、いわば俗人の仏師たちでした。
宿院仏師の肖像彫刻は少なく、この尊像は在銘の作として非常に貴重なのだそうです。

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境内には見事な巨木が生えており、上を仰ぐと、建物が木を避けるようにして建てられていました。

2017.1.6
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テーマ : 神社・仏閣巡り - ジャンル : 旅行

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