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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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運慶展に行ってきました

東京国立博物館で開催されている運慶展に行ってきました。

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訪れた10月21日は台風が近づいていたこともあり、きっと空いているだろうと思っていたのですが、想像以上の賑わいでとても驚きました。

大日如来
大日如来坐像(奈良・円成寺)
(⇒特別展HPより)

会場に入ってすぐのところに安置されていたのは、奈良・円成寺の大日如来坐像です。
言わずと知れた運慶のデビュー作で、過去に何度か拝観したことがありますが、その若々しい美しさにはいつも圧倒されます。
一番最初に展示されているため、像の周りには何重にも人が並んでいて、近くで拝観できるまでにかなりの時間がかかりました。

浄楽寺 
阿弥陀如来坐像および両脇侍立像(神奈川・浄楽寺)
(⇒特別展HPより)

今回展示されている運慶作のほとんどは、過去にお寺で拝観したことがあり、尊像の前に立っていると、その時の思い出が蘇ってきました。
こちらの浄楽寺の阿弥陀三尊も、バスに揺られて御開帳へ出かけた、非常に思い出深い仏像です。
鎌倉幕府の御家人であった和田義盛とその夫人の発願により、運慶が造像しました。

毘沙門天
毘沙門天立像(静岡・願成就院)
(⇒特別展HPより)

こちらは国宝・毘沙門天立像です。
文治2年(1186)に北条時政の発願により、運慶が造像したという銘が像内から発見されました。

無著世親
無著菩薩立像・世親菩薩立像(奈良・興福寺)
(⇒特別展HPより)

そして私が運慶の仏像で一番好きなのが、無著・世親像です。
私がこの尊像を北円堂で初めて拝観したのは、もうかなり昔のことになりますが、その時の感動は今でもはっきりと覚えています。
堂々とした体躯、思慮深い眼差しに、単なる写実を超えた、高僧の高潔な人柄が溢れ出ているように感じました。

滝山寺
聖観音菩薩立像(愛知・瀧山寺)
(⇒特別展HPより)

今回展示されていた運慶作の仏像のなかで、唯一お寺で拝観したことがなかった像がこちらの聖観音菩薩立像です。
建久10年(1199)に亡くなった源頼朝の供養のため、頼朝の従兄弟にあたる僧・寛伝が造像を依頼しました。
運慶とその子・湛慶の共作とされています。
後補の彩色が鮮やかですが、不思議とあまり違和感はありませんでした。
脇侍の梵天・帝釈天も一緒に、いつか三尊をお寺で拝観したいものです。

運慶展は11月26日まで。
展示されている仏像の中には秘仏も含まれているため、非常に貴重な特別展だと思います。
ぜひ会場まで足を運んでみてください。

2017.10.21
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コメント

NoTitle 

僕もお寺そのもので、伊豆の願成就院の運慶仏のお姿も興福寺北円堂の無著菩薩立像と世親菩薩立像のお姿も拝しましたが、円成寺の阿弥陀如来坐像などは今後拝観したいですね。東海に住んでいながら、愛知の岡崎にある瀧山寺は訪ねたいと思いつつも、まだ訪ねていません。

東博の特別展で一挙に運慶仏のお姿を拝せられるのは、羨ましいです。

余談ですが、博物館の仏像関係の特別展というと、先月上旬に広島と出雲を訪ねた際は出雲に着くまで、出雲大社近くの古代歴史博物館で島根の仏像の特別展が先月20日から12月初めにかけてあることを知らず、旅行がその時期に合わなかったのが残念でした。
  • 大ドラ 
  • URL 
  • 2017年11月02日 22時13分 
  • [編集]
  • [返信]

Re: NoTitle 

大ドラ様

やはり仏像はお寺で拝観するのが一番好きですが、博物館の特別展だと仏像を横や後ろからも拝観できることが多いのが魅力だと思います。
それぞれに良さがありますよね。
運慶展はかつてない規模の特別展なので、もしご都合がついたら是非足を運んでみてください。
  • ちー 
  • URL 
  • 2017年11月10日 23時59分 
  • [編集]
  • [返信]

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