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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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安国寺(宮城)・南北朝期の阿弥陀如来

登米市から車で約2時間移動し、大崎市の安国寺へ。

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その名が示す通り、安国寺は室町時代に足利尊氏の命によって創建されたお寺です。(※安国寺は足利尊氏・直義兄弟が国家安泰を祈願するために日本各地に設けた寺院)

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創建当初の伽藍は火災により焼失してしまいましたが、南北朝期の阿弥陀如来像が今も伝えられているため、事前にお願いをして拝観させていただきました。

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中尊の像高は69.7cm、檜の寄木造。煌びやかな漆箔が施され、眼には玉眼がはめ込まれています。

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涼しげな眼差し、張りのある若々しい体躯など、非常に洗練された像容です。

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誰が、いつ造像したのか、詳しいことはわかっていないようですが、その写実的な作風から、慶派の流れを組む仏師の作と推定されています。

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脇侍の観音・勢至菩薩の造像年代はわかりませんでしたが、どちらもほっそりとして美しく、中尊とバランスよく調和していました。

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三尊の横には、秋葉権現像が安置されていました。勇ましい面相で白い狐の上に乗っています。おそらく比較的近年の作ですが、秋葉権現像の彫刻はあまり見かけないため、思わぬ出会いに嬉しくなりました。

2018.9.21
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