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仏像ファン的古寺巡礼

仏像への愛を書き綴った、仏像ブログです。

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「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展に行ってきました

東京国立博物館で開催中の「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展に行ってきました。

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今期のトーハクは平成館の展示スペースを半分ずつ使い、「マルセル・デュシャンと日本美術」展と「京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ」展の二展同時開催でした。
今後はこのような展示が増えていくかもしれませんね。

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釈迦如来坐像
(⇒トーハクHPより)

大法恩寺は千本釈迦堂とも呼ばれる古刹で、私が京都で最も好きなお寺のひとつです。
過去に何度か参拝したことがありますが、本尊のお釈迦様は秘仏のため、今回の特別展で初めて拝観しました。
快慶の高弟であった行快によって造像され、13世紀の作。
キリリとした眼差し、張りのある体躯など、鎌倉仏らしい躍動感に満ちています。

10deshi.jpg
十大弟子立像
(⇒トーハクHPより)

そしてこちらが快慶工房で造像された十大弟子立像。
普段からお寺で公開されていますが、博物館で様々な角度から拝観できるのは貴重な機会でした。
顔つきや衣文の表現などが一体ずつ異なっており、それぞれに担当仏師がいたであろうことが推測できます。
十体のうち、目犍連像および優婆離像の像内に「巧匠法眼快慶」の銘があり、少なくともこの二体は快慶が造像にあたったと確定されているようです。

6kannon.jpg
六観音菩薩像
(⇒トーハクHPより)

私が大報恩寺で特に好きなのが、六観音菩薩像です。
運慶一門の仏師、肥後定慶が貞応3年(1224)に造像しました。
これらの観音像もおそらく工房で造像されたものですが、准胝観音(※写真の右から二番目)の像内に定慶自筆の銘があることから、少なくともこの像は彼が直接造像にあたったと考えられます。

肥後定慶は私が最も敬愛する仏師で、現存する仏像は全て拝観しています(オタク自慢)。
鞍馬寺(京都)の聖観音立像や、横蔵寺(岐阜) 金剛力士立像などが有名です。
男性的で力強い仏像が多い鎌倉期にあって、女性的で繊細な仏像を造り、独自の作風を確立しました。
私が肥後定慶を知ったのは、大昔、大報恩寺でこの六観音菩薩像を拝観したことがきっかけだったので、とりわけ強い思い入れがあります。

DSC_2729.jpg

今回の特別展でユニークだったのは、このうちの聖観音立像だけは写真撮影OKだったこと。
重文クラスの文化財を特別展で撮影できる機会は滅多にありません。

DSC_2731.jpg

ほっそりした体躯を覆う流麗な衣文は、美しい観音様の一瞬の動きを見事にとらえています。

DSC_2735.jpg

複数方向からのライトを受けた光背が、朱色の壁面に複雑な模様を描き、幻想的な雰囲気を作り出していました。
特別展は2018年12月9日(日)まで。
お時間のある方は是非足を運んでみてください。

2018.10.20
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コメント

NoTitle 

山梨の勝沼で大善寺のご開帳を訪ねた次の日に、トーハクの大報恩寺展に行きました。

ご本尊の釈迦如来さまは金泥が輝かしくて、秘仏ということもあってか保存状態が大変いいと感じました。古さを感じなかったですね。
肥後定慶作の六観音のうち、特に如意輪観音さまと馬頭観音さまに興味を惹かれました。大学生らしい女の子が十一面観音さまを見てうっとりしながらにんまりしていたのが天衣無縫で印象的でしたが、気持ちは解かりますね。
傅大士坐像および二童子立像は二童子の笑顔から、見ていて何となく朗らかな気持ちになるお像だと思いました。
一度千本釈迦堂そのもので仏様やお像のお姿を拝したいですね。

そういえば地元岐阜で揖斐にある両界山横蔵寺の仁王さまも肥後定慶の作ですね。仁王さまが門ではなく収蔵庫かお堂にいらっしゃるのは、横蔵寺のほか大分の真木大堂と滋賀の善水寺ですね。
  • 大ドラ 
  • URL 
  • 2018年10月28日 00時12分 
  • [編集]
  • [返信]

Re: NoTitle 

大ドラ様

肥後定慶の仏像は優美な雰囲気があるところが魅力ですよね。
横蔵寺の仁王様たちも、勇ましい姿でありながら、衣の表現などに定慶らしさを感じます。
ちなみに定慶作の仁王像は兵庫県の石龕寺にもあり、こちらは仁王門に安置されていますので、機会がありましたら是非お参りしてみてください。
  • ちー 
  • URL 
  • 2018年11月10日 01時10分 
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  • [返信]

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